冬のカサカサ肌には化粧水を上手につかおう!親子でできる乾燥対策
一年のうちでも冬は特に乾燥が気になる季節です。カサカサする肌には化粧水でのケアが欠かせませんね。今回の記事では、保湿を重視した化粧水の選び方やママが子どもと一緒にできる乾燥対策もあわせてご紹介していきます。適切なスキンケアで乾燥の季節を乗り切りましょう。
冬になると乾燥がひどくなるのはなぜ?
冬の肌は水分不足でデリケートな状態
さらに、体温を維持しようと皮膚表面の血管が収縮するので、血流が低下します。肌の細胞は、本来は血液によって運ばれる栄養から皮膚の健康を保っていますが、流れる血液の量が少なくなるということはそうした栄養素の量も減ってしまうというわけです。
結果的に皮膚の健康維持に欠かせない、水分を保つ働きのある細胞間脂質「セラミド」や、水分の蒸発を防ぐ「皮脂」などが十分でなくなるため、皮膚のバリア機能も低下してしまいます。
バリア機能が低下した肌はとてもデリケートで外部刺激に弱い状態になり、さらに乾燥が進むという悪循環に陥ってしまいます。
エアコンを使うと湿度が低下する
どれくらい空気が乾燥するかの例をあげると、室温5℃の部屋をエアコンで22℃にまで暖めたとしたら、60%あった湿度が21%にまで下がってしまうのです。湿度が低下することで、肌が乾燥するだけでなく風邪やインフルエンザなどのウイルスが活発になります。
子どもの体調にまで影響が出てしまうので、湿度はしっかり管理したいですね。室内の適正な湿度は40~70%とされています。エアコンを使用する際には、加湿器なども併用するようにして湿度を適正に保つようにしましょう。
冬の乾燥は子どもの肌にもダメージを与える
肌が乾燥すると、肌のバリア機能が低下して外部刺激に弱くなり、かゆみを引き起こす場合もあります。子どもはかゆみを感じると我慢できずに掻きむしってしまうことが多いため、皮膚が傷つきやすいです。
傷ができると余計にかゆみを感じやすくなり、さらに掻く…という悪循環に陥ってしまいます。室内の湿度調整とともに、お風呂上がりの保湿スキンケアなどにも気を遣いながら、親子で冬の乾燥を乗り切りたいですね。
乾燥肌対策にはしっかりとした保湿が大事
産後の肌トラブルは化粧水の成分に注意する
手軽に肌を保湿できるアイテムといえば化粧水がありますが、産後は肌のバリア機能も低下するため敏感肌になるママも多いので、化粧水は慎重に選ぶようにしましょう。中でも「エタノール」や「ブチルパラベン」は肌に刺激を与えやすいので避けたい成分です。
また、産後の化粧水はできるだけ肌に不要な刺激を与えないように、無添加にこだわっているものを選びたいですね。低刺激で美容成分がたっぷりなものもよいでしょう。ただし、一部の美白成分も肌に刺激を与えやすいので、美白よりも保湿を重視した化粧水がおすすめです。
冬のお手入れに取り入れたい化粧水の成分
「セラミド」の中でも「植物性セラミド」や「合成セラミド」が配合された化粧水は保湿力が高いのに、比較的リーズナブルなのでおすすめです。価格はやや上がりますが「ヒト型セラミド」は人の肌との親和性が高いため、より高い保湿効果が期待できます。
肌のターンオーバーを整えて、肌をすこやかな状態に保つ「グリセリン」も乾燥対策の手助けをしてくれます。乾燥によって乱れたターンオーバーを正常に整えれば、肌本来のバリア機能が高まり乾燥肌の改善につながります。
大事なのは潤いを肌に閉じこめること
乾燥対策に効果的な成分の入った化粧水で肌に潤いを与えたら、次はその潤いをしっかりと肌に閉じ込めましょう。そのとき役立つのが「ワセリン」です。角質層の水分が蒸発するのを防ぐ役割をします。化粧水でたっぷり保湿したら、その水分をワセリンでキープしましょう。
ワセリンの原料は100%石油由来なので、界面活性剤など肌に刺激となる成分が含まれていません。そのため、肌に余計な負担をかけることなく、小さな子どもや敏感肌の人でも安心して使うことができますよ。
子どもとお風呂でできるスキンケアを紹介
正しい洗い方と入浴法で乾燥対策
そのため、お湯の温度は少しぬるめに感じる37~39℃がおすすめです。特に子どもは血行がよく代謝が高いためのぼせやすくなります。長湯は避けるようにしましょう。
体を洗うときにもコツがあります。汚れを落とそうと力を入れて擦ると、摩擦によって肌がダメージを受けて乾燥の原因となります。たっぷりの泡で、優しくなでるように洗うのがポイントです。場合によっては、石けんを使わずお湯だけで洗っても十分汚れは落ちますよ。