ママの職場復帰はいつがベスト?保育園入所のタイミングなども解説
産休・育休中のママの中には、復職の時期を迷っているママもいると思います。いつまで育児休業給付金は支給されるのか?保育園に入りやすいのはいつか?など、復職時期を検討するに当たって気になることはたくさんありますよね。ここでは、職場復帰のタイミングについて紹介します。
目次
- 産後の職場復帰はいつごろから可能?
- 労働基準法では産後6週間から復帰が可能
- 産後の回復は個人差があるので無理は禁物
- 復帰の3カ月前を目安に職場に連絡を取ろう
- 育休からの職場復帰のベストタイミングは?
- 多くのママは子どもが1歳になるころに復帰
- 幼稚園入園後の職場復帰もおすすめ
- 職場に合わせて繁忙期を外した復帰の調整を
- 職場復帰にともなう保育園入所の時期は?
- 0歳からだと入所できる可能性も高い
- 入所しやすいのは年度初めの4月
- 入所前には慣らし保育をしておこう
- 早めに入所希望の保育園について調べよう
- まずは役所で条件や空き状況確認を
- 保育園見学で雰囲気をチェックしよう
- 忙しいママは保活コンシェルジュが便利
- まとめ
産後の職場復帰はいつごろから可能?
労働基準法では産後6週間から復帰が可能
産後6週で復職をする場合、産後の身体の回復が復職可能であることを示す医師の診断書が必要になります。この時期に復職を検討している場合は、手続き内容についてよく確認をするようにしましょう。
また、労働基準法は自営業の場合には適用されません。そのため、法律による制限はなく、復職の時期は産後の体調次第でいつでも可能ということになります。
産後の回復は個人差があるので無理は禁物
最初の数週間は悪露が出るなど、目に見える症状もありますが、それがなくなるとついつい無理をしてしまうママも多いようです。しかし、産褥期に無理をすると回復が遅れるなど、ママの身体に負担をかけてしまうことになるので注意が必要です。
産後の回復には個人差があるので、産後1カ月半を過ぎてもまだ不調を感じることもあります。産後早い時期の復職を希望する場合は体調と相談し、決して無理をしないようにしましょう。
復帰の3カ月前を目安に職場に連絡を取ろう
まずは、復職に向けた状況を共有することです。産休を取得するに当たって、復職の予定時期を共有していることと思います。子どもの預け先の確保や、産後の体調など、復職に向けての状況を共有し、復職の時期を決めていきましょう。
もう一点は、休業中の会社や職場の環境や業務状況について情報収集をすることです。休業中に、会社の方針や職場の状況について大きく変わることは少なくありません。復職したときにスムーズにキャッチアップができるように、上司や同僚から定期的に情報収集をしておくと安心ですよ。
育休からの職場復帰のベストタイミングは?
多くのママは子どもが1歳になるころに復帰
ただし、1年を超える場合であっても、保育園が見つからない場合などは1年6カ月まで育休を延長することが可能です。会社によっては、就業規則で2年または3年の育休取得が認められている場合もあります。
しかし、育児休業給付金が支給されるのは最長で1年6カ月です。1年以降は給付金の金額が減り、それ以降は給付金の支給がなく収入がなくなってしまいます。そのため、1歳前後の保育園に入園できるタイミングでの復職、という選択をするママが多いようです。
幼稚園入園後の職場復帰もおすすめ
幼稚園というと、専業主婦の家庭やパート勤務のママが多いというイメージが強いかもしれません。しかし、最近では延長保育を実施している幼稚園も増えており、夕方まで預かってくれる幼稚園もあります。働くママでも幼稚園によっては子どもを通わせることが可能です。
幼稚園入園のタイミングでの復職の場合、幼少期の3年間を子どもと一緒に過ごすことができるというメリットに加え、ある程度身体が丈夫になってから集団生活が始まるので、子どもが風邪を引くなどの理由で仕事を休む回数も少なく済むかもしれません。
職場に合わせて繁忙期を外した復帰の調整を
ママとしても、入園後は慣らし保育があり、数時間でお迎えに行かなくてはならないという事情もあります。慣らし保育終了のタイミングでの復職を選択するママが多いです。自治体によって、いつまでに復職しなくてはいけないというリミットもあるので、忘れずに確認しておきましょう。
職場の事情としても、4月は繁忙のために受け入れの準備ができないから少し落ち着いてから復職して欲しい、などの希望があるかもしれません。復職にあたっては、職場と相談して双方にとって都合のよいタイミングで復職しましょう。
職場復帰にともなう保育園入所の時期は?
0歳からだと入所できる可能性も高い
保育園に入れることのできる月齢は、最短でママの産休明けからですが、生後6カ月以降であったり、1歳児以降だったりと園によって受入可能な月齢は異なります。人数だけで見ると、0歳児クラスの定員が一番少ないため、0歳児クラスは入りにくいのでは?と思うママもいるかもしれませんね。
しかし、例えば0歳児クラスの定員が10名で1歳児クラスの定員が15名の場合、1歳児クラスの15名のうちの10名は0歳児クラスからの進級の児童になります。そのため、実際には保育園は0歳児クラスが一番入所しやすいといわれています。