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自宅育児のメリットとデメリット。在宅育児手当や具体的な方法

自宅育児のメリットとデメリット。在宅育児手当や具体的な方法

自宅育児や自宅保育とはなんでしょうか?家で子どもを育てること?「それなら私もしているわ」と思われるでしょう。でも自宅育児・自宅保育と聞いてもその意味をはっきりと説明するのは難しいですよね。この聞いたことがあるような、でもはっきり説明できないような言葉について探っていきましょう。

自宅育児とは?メリットとデメリット

自宅で育児する「自宅保育」の定義を知ろう

近年では、多くの方が普通に行っている幼稚園や保育園に預けるという行動は、「集団保育」に定義されます。これの対義語が「自宅保育」です。

では自宅保育とはなにかというと、幼稚園や保育園に通わせず、両親・兄弟姉妹・親族などの小集団の中で生活し、人間形成や教育、しつけなどを行っていくことを指します。

幼稚園、保育園もなく、核家族ではなかった時代に行われていた子どもの育て方です。近年は核家族が増えたため、両親共働きの場合は家庭という小集団で保育することができないので、自宅保育は少なくなっています。

核家族時代に実施しようとしてもママまたはパパと子どもとの1対1となり、幼稚園に通う年齢の子の体力に振り回されることも多いようです。

自宅育児にはこんなメリットがある

自宅育児にどんなメリットがあるのでしょうか?幼稚園や保育園に通わせている方にはピンとこないでしょう。

まず思い浮かぶのは、1日中子どもと一緒にいてあげられるので、愛情もそばでずっと注げるという点です。そして、幼稚園や保育園の費用がかからないことですね。また、友達関係、ママ友関係の影響を受けないこともあげられます。

当初は、幼稚園へ預けることも考えていたけれど、自分が目指す教育理念に合った幼稚園が見つからなかった、または周りの影響で通わせていたけれど、方針が合わなかったため、新しい園を探さず自宅育児に切り替えた方もいるかもしれません。合わない園に無理に通わせるより、自分の理念で育てることができるのがメリットかもしれませんね。

逆に自宅育児のデメリットとは?

デメリットは、小学校入学までの多くを吸収する時期に、友だちを作ったり、集団生活での決まりを学んだりすることができないことでしょう。

日中遊ぼうとしても同年代の子どもたちは幼稚園や保育園へ行っているので、年下の子か大人しか周りにいない状態になります。入学後、初めて同年代と関わることになり、自分からの友だち作りを経験しなければなりません。人見知りが強い子にとっては、初めて会うクラスメートばかりなので、不安な気持ちを抱えたまま入学することになるようです。

入学後も病気に対する免疫ができていないので、初めての集団生活の中で病気にかかることが多いようです。また、幼稚園等に通っていないというだけで変わっていると見られることもあります。

自宅育児のポイントと在宅育児手当について

子どもの伝えたい気持ちを大切にする

子どもは、よく「これなに?」「なんで?」と聞いてきますよね。知りたいことを聞こうと一生懸命話すけれど、言葉にする力が弱いのでうまく伝えられなかったり、話したいことがたくさんあるけれど、上手く言葉にできなくて気持ちだけ急いて機関銃のように話したりする子もいます。また、言葉が出なくて泣いたり、暴力に訴えたりすることもあります。

子どもにたくさんの言葉や人の気持ち・思いやりの心を教えることは、幼稚園に行かず、友達がいなくても親から子へ伝えることができます。膝の上で絵本を読み聞かせして、言葉や気持ちの動きなどを教えることは、有意義ではないでしょうか。

子どもが話したいことがあるときには、親は耳を傾けて一生懸命聞いてあげてくださいね。

正解はない!自分の選択に自信を持とう

「赤ちゃんのときから保育園に通わせるなんてかわいそう。せめて3歳までは手元で育てては?」という言葉を耳にすることはありませんか?両親共働きで赤ちゃんのころから保育園に行っている子は本当にかわいそうでしょうか?そうとは限りませんよね。

それと同じで、自宅育児が幼稚園や保育園より悪いということはありません。要は、どんな環境、人間関係を整えてあげられるかではないでしょうか。幼稚園・保育園に行かずとも、たくさんの人と関わらせてあげられる環境と、子どもが興味をもつもの・または興味を広げるための手助けをどれだけ与えられるかが重要なのです。

幼稚園は、園児全般に対しての興味になりますが、自宅育児は我が子に特化した興味に集中することもできますね。

海外で導入されている在宅育児手当とは?

州によってルールは違うようですが、ドイツでは在宅育児手当があるようです。これは、3歳未満という制限があるそうです。しかし、これには移民問題や女性の社会復帰の妨げになるなど賛否両論のようです。

ノルウェーでは、2歳までの在宅育児手当が給付されていましたが、こちらも移民、女性の就労参加への批判が出て、廃止案が出されているようです。それと同時に園の無償化が提案されています。

フィンランドでは、自宅での3歳未満の育児に対して在宅保育手当が給付されます。保育者は、両親だけでなく祖父母であっても適用されます。

スウェーデンでは、かつては在宅育児手当が存在していましたが、女性の就労と保育所整備を優先するために廃止されたようです。
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