赤ちゃんの縦抱きはいつから?縦抱きのメリットや注意すること
抱っこで寝かしつけるときのコツ
時間を決めて歩いてみる
まずは、5分、10分と時間を決めて、抱っこしながら歩いてみる方法です。これは「輸送反応」を利用した方法で、哺乳類の赤ちゃんには備わっているといわれています。
実際に人間の赤ちゃんを対象にした実験でも、赤ちゃんを抱っこした状態で数分歩くと、赤ちゃんの心拍数が下がり、落ち着くことがわかっています。泣いている赤ちゃんを落ち着かせる即効性もあり、寝かしつけにも効果的な方法です。
生後8カ月ごろまでであれば、特に効果が出やすいようですよ。
入眠後30分はなるべく抱っこしたままで
赤ちゃんの睡眠サイクルは1時間前後といわれています。つまり、深い眠りに入るまで1時間くらいかかるので、浅い眠りの間はちょっとしたことで起きてしまうようです。
そのときの疲れ具合や赤ちゃんによっても、睡眠のサイクルに違いはありますが、最低でも入眠後30分ぐらいは抱っこしたままの方がよいようです。赤ちゃんの腕の力が抜けたら、深い睡眠に入ったサインといえます。それまでは、なるべく抱っこを続けるようにしてください。
おろすときは姿勢を崩さないように
そもそも赤ちゃんは肌で感じる温もりや感触から得る情報が中心になります。よって、今まで感じていたママの温もりや感触が突然なくなるとびっくりして目覚めてしまうこともあるようです。また、姿勢の変化にも敏感に反応してしまうようですよ。
そのため、なるべく抱っこしているときの姿勢を保ったままおろすようにしてください。さらに、首の下にママの腕を入れたり、トントンをしばらく続けたりすると、赤ちゃんも安心して眠れますよ。
赤ちゃんが嫌がるときの理由と対処法
泣いたり暴れてしまう理由
抱っこの姿勢が気に入らないときも、赤ちゃんが泣く可能性があります。生まれたときから「この抱っこがいい」と好みがある赤ちゃんだと、いつもと違う姿勢になったときに泣くのでしょう。
ほかにも、暑い寒い、おっぱいがほしい、おむつが汚れているなどの不快感から泣いていることも考えられます。赤ちゃんの気持ちに寄り添って、不機嫌な理由を探してみてくださいね。
赤ちゃんが落ち着けるように対処しよう
赤ちゃんの心が落ち着くように「大丈夫だよ。ママがいるからね」「抱っこしているからね。安心してね」など、優しく声掛けをすることが大切です。ママの優しい声を聞くと、泣いている赤ちゃんも少しずつ気持ちが落ち着いてくるでしょう。
ママが不安や焦りを感じると、赤ちゃんまで不安になります。赤ちゃんのために、リラックスしてふれあうとよいですよ。
嫌がるときには無理をせずに
無理やり同じ姿勢で抱っこしたままだと、赤ちゃんはストレスを感じてしまいますよね。嫌な気持ちをママに伝えようと、暴れたり大泣きしたりして抵抗するかもしれません。
赤ちゃんにも好みがあるので、無理に抱っこの姿勢を変えようとせず、赤ちゃんの気持ちに寄り添いながら育児をしましょう。赤ちゃんだけでなく、ママ自身も縦抱っこするのが不安な場合は、無理せずにゆっくり慣れていくとよいですよ。
まとめ
助産師さんにコツを教えてもらいながら、少しずつ色々な抱き方に慣れていきましょう。赤ちゃんによってママとのふれあい方の好みは様々なので、様子を見ながら赤ちゃんとふれあってくださいね。