赤ちゃんの縦抱きはいつから?縦抱きのメリットや注意すること
赤ちゃんをいつも同じ体勢で抱っこしていると肩こりや腰痛など、ママの身体に負担がかかったり、赤ちゃんが嫌がって泣いたりすることもあり「どうすればいいの?」と悩んでいる方も多いでしょう。ここでは、赤ちゃんを縦に抱っこしてもよい月齢や、注意点などをご紹介します。
縦抱きをしてもよい時期とやり方は?
首がすわる前からしても大丈夫
「首がすわるまでは、横に抱っこするやり方しかできないんじゃないの」と思っている方は多いですが、新生児のころからでも、赤ちゃんを縦に抱っこすることができます。おっぱいやミルクのあとに赤ちゃんにげっぷをさせるときも、縦向きのほうがげっぷが出やすくてよいですよね。
抱っこが不安な方は、出産入院中に助産師さんや先輩ママに教えてもらっておくとよいでしょう。
首と身体全体を支えるように抱いてみよう
縦抱っこの場合は、片方の手を赤ちゃんの頭に、もう片方を赤ちゃんのお尻の下で支えるようにするのがポイントです。赤ちゃんの身体は筋肉が発達しておらず不安定なので、横に抱っこするときよりもしっかり手で支えることが大切ですね。
不安な場合は、慣れるまでソファやイスに座って抱っこをする練習をするとよいでしょう。慣れてくるとスムーズに抱っこできるようになるので、焦らなくて大丈夫ですよ。
抱っこのときに注意すること
・首がすわっていないときに縦に長時間抱っこしたままだと、赤ちゃんの身体に負担がかかるので注意する
・抱き上げるときは手だけでなく、ママの身体から迎えに行くと抱っこしやすい
・赤ちゃんの首がガクンとならないように、ベッドに寝かせるときは赤ちゃんの頭をママの手のひらでしっかり支える
毎日の抱っこはママの身体にも負担がかかるので、やりやすい方法を工夫するとよいですよ。
赤ちゃんを縦抱きにするメリットは多い
目線の違いから機嫌がよくなる
抱っこの姿勢を変えると、赤ちゃんの見る景色が変わりますよね。月齢が低い赤ちゃんはまだ視力が弱く、はっきりと景色を見ることは難しいです。しかし、様々なことを敏感に察知するため、いつもと違う抱っこをしてもらうとご機嫌になる赤ちゃんもたくさんいますよ。
いつもぼんやりと見ている景色や感触が違うことで「いつもと違って楽しい」「ママの感触が違う」など、色々な発見をしているのかもしれませんね。
ママとのスキンシップになる
赤ちゃんは「お腹が空いたよ」「うんちが出たよ」など、様々な欲求をママに泣いて訴えますが「ママに抱っこをしてほしい」と泣くことも多いですよね。赤ちゃんを縦に抱っこすると、赤ちゃんとママとの距離が縮まり身体が密着するので、スキンシップになってよいですよ。
言葉で「大好きだよ」と伝えることも大切ですが、スキンシップは言葉のいらない最大の愛情表現です。赤ちゃんとスキンシップをたくさんとって信頼関係を深めてくださいね。
縦抱きで授乳時の負担軽減
横向きの赤ちゃんをおっぱいが飲みやすいように支えると、ママはどうしても猫背になりがちです。毎回同じ体勢で授乳をすると肩こりや腰痛の原因にもなるので、たまには縦抱きでおっぱいを与えてみましょう。
縦抱きだと、背筋を伸ばしたままでも赤ちゃんにおっぱいを吸ってもらえますよね。ママの手だけでなく太ももを使って赤ちゃんを支えられるので、負担が軽くなりますよ。