寝るときに動く赤ちゃんを守る!安全で快適な睡眠環境を整えよう
赤ちゃんの成長は目まぐるしく寝ている間も盛んに手足を動かしたり、布団やベッドの端まで移動していたりして驚く経験もあるのではないでしょうか。そんなとき気になるのが、転落や窒息などの事故や寝冷えなどです。今回は夜寝るときに赤ちゃんが動く理由と安全で快適な睡眠環境を整える方法をお伝えします。
目次
- 赤ちゃんが寝るときに手や足が動く理由
- 睡眠サイクルで浅い眠りの時間が長い
- 部屋の温度やお布団が暑くて寝苦しい
- 脳が体の動かし方を学習している
- 寝るときに動く赤ちゃんへの対処法
- 顔の近くにタオルや毛布を置かない
- 寝冷え予防にスリーパーを使おう
- 夜泣きの原因に!起こさずにそっと見守って
- 動く赤ちゃんが安全に寝るための対策
- ベッドインベッドの活用で転落を防止しよう
- 旅行のときには折り畳みベビーベッドが安心
- 成長に合わせてベビーベッドの高さを調整
- 動く赤ちゃんが快適に寝られる環境作りを
- エアコンを利用して室温や湿度を調整する
- 夜寝るときは照明を暗くして静かな部屋に
- 動いてもけがをしないようにベビーガードを
- まとめ
- ママたちのできるを増やすコミュニティteo’s(テオズ)無料会員を30名募集!
赤ちゃんが寝るときに手や足が動く理由
睡眠サイクルで浅い眠りの時間が長い
しかしこれは赤ちゃんが成長している証。生まれたばかりのころは寝てばかりだった赤ちゃんも、生後3カ月ごろから起きているときと寝ているときの区別がつきはじめ、次第に睡眠のリズムができはじめます。
深い眠りに移行する前の浅い眠りの段階を一般にレム睡眠といいますが、このときに眠っているにもかかわらず体を動かす現象が見られることがあるのです。浅い眠りの時間が長い赤ちゃんにはよく見られる現象ですので、心配する必要はありませんよ。
部屋の温度やお布団が暑くて寝苦しい
とくに赤ちゃんは、大人よりも体温が高くて汗をかきやすいもの。それに加えて寝ているときは、成長ホルモンが分泌される影響により体の表面温度が上がりやすくなるため、よけいに暑さを感じてしまうようです。「寝相の悪い赤ちゃんが風邪をひいてしまわないように」と、つい部屋の温度を高くしたり布団の枚数を増やしたりしたくなるのが親心ですが、暑がりな赤ちゃんにはその環境が暑すぎる場合が多々あります。
赤ちゃんが暑がって寝苦しさを感じないように、寝床の環境にも工夫を加えるとよいでしょう。
脳が体の動かし方を学習している
長時間寝ている赤ちゃんがバタバタと手足を動かしたり寝返りをうったりとアクロバティックに動くのにはいくつか理由がありますが、その一つとして「赤ちゃんが日中に起きたことを寝ながら復習している」ことが挙げられます。
寝ているときに脳に記憶させることで生活するための知識や行動を身につけていくのですが、そのときに手足が動いてしまうことがあるそうです。赤ちゃんが寝ている最中に動くことは自然なことですので、それを前提とした対処をしていくとよいですよ。
寝るときに動く赤ちゃんへの対処法
顔の近くにタオルや毛布を置かない
とくに月齢の低い赤ちゃんの場合、顔の近くにタオルや毛布などを置いておくと、ふとした拍子に顔を覆ってしまうことがあります。SIDS(乳幼児突然死症候群)の要因ともなりかねませんので、顔にかかった毛布を自力ではがすことのできない赤ちゃんのそばにはケット類を置かないようにしましょう。
ほかにも寝返りをした赤ちゃんが窒息してしまうようなフカフカの布団には寝かせない、赤ちゃんのまわりに誤飲につながるものを置かない、などの配慮も大切ですよ。
寝冷え予防にスリーパーを使おう
そこでおすすめしたいのが、ベストのように着せられるスリーパー。丈が長いためお腹がはだける心配がありませんし、赤ちゃんが汗をかきやすい手足が覆われていないため、快適に寝てくれることでしょう。前開きのデザインを選べば夜中のおむつ替えもしやすいですよ。
薄手のガーゼ素材のものから保温性の高い冬用の素材のものまでさまざまな種類のものがありますので、季節やお住まいの地域の環境に合わせたものを用意してみてくださいね。
夜泣きの原因に!起こさずにそっと見守って
しかしこれは、浅い眠りについている赤ちゃんの寝言や寝返りだけである可能性もありますので注意が必要です。とくに生後半年以降の赤ちゃんの場合には、まとまって寝る夜に動いてしまうことがよくあります。
浅い眠りの際に動くたびに電気をつけたり授乳をしたりして起こしてばかりいては、睡眠不足になりよけいに夜泣きをしてしまうという悪循環にもなりかねません。赤ちゃんが多少泣いたとしても、まずは起こさずに様子を見るようにしてくださいね。