幼児と犬との散歩中の関わり方!触れ合うときのメリットと注意点
犬と一緒に子育てをすることには多くのメリットがあると聞くので飼ってみたいけれど、子どもが小さい間の犬の散歩はちゃんとできるかな?と悩んでいるママもいると思います。今回は、犬を飼いながら子育てをするメリットや子ども連れでのお散歩の方法、犬と触れ合うときの注意点についてまとめてみました。
犬と子どもが一緒に暮らすメリット
子どもの情緒面への影響
生き物を育てることで、命をいつくしむ優しさをはぐくむことができますが、生き物の中でも犬は特に人間と信頼関係を築きやすい生き物です。
お互いの気持ちを察することができるようになれば、言葉は通じなくても子どもにとっても癒しの存在になってくれるでしょう。ときに保護者として、ときには友だちとして犬はいつも子どものそばにいてくれます。
情操教育をするために、犬と一緒に子育てをするメリットは想像以上に大きいものなのです。
子どもの身体への影響
犬を飼うと定期的に散歩で外に出る必要がありますので、生活が規則正しくなるとともに、呼吸器が外気にさらされて鍛えられるという効果があります。したがって、犬を飼っているお家の赤ちゃんにはぜんそくや鼻炎などの呼吸器系の疾患が少ないといわれています。
また、犬を飼うことで腸内細菌が増え、結果的に免疫力強化につながるということもいわれています。
犬がいると抜け毛などが気になるものですが、その分こまめにお掃除をすることでかえって室内が清潔に保たれるという効果も期待することができます。
家族みんなが幸せな気持ちに
犬は家族がみんな仲よしでいてほしい!と思う生き物なので、家族の誰かがけんかしようものなら一生けんめい止めようとします。家庭内がぴりぴりしているようなときでも、犬のあたたかさに触れたり、そのしぐさに癒されたりして気持ちがなごむこともあります。
実は、やわらかくてあたたかい犬の体に触れることで、幸せホルモンと呼ばれている「オキシトシン」が分泌されるといわれています。オキシトシンが分泌されると、幸福感が高まり、ストレスが減るといわれているので、犬がいると家族みんなが幸せな気持ちになるということも納得できますよね。
子どもと犬と楽しく散歩できる方法
歩けないうちはベビーカーで一緒に散歩
赤ちゃんがまだ歩けないうちは、赤ちゃんをベビーカーに乗せてお散歩すると安全です。赤ちゃんを抱っこしたままだと、犬のトイレのお世話などで赤ちゃんから手を離さなければならない場面も出てくるので、ベビーカーで待っていてもらうのが一番安心でしょう。
ベビーカーから手を放すときには、坂道などでベビーカーが動いてしまうと危ないので、かならずストッパーをかけるようにしましょう。犬用リードにフックがついているタイプのものなら、ベビーカーにフックを装着してリードをいっしょに固定することもできます。
歩けないうちは抱っこひもで一緒に散歩
そんなときには抱っこひもで赤ちゃんを抱っこしながら犬の散歩にチャレンジしてみましょう!これならいざというとき両手がフリーになるので、リードを持ちながら散歩をしていても安心です。赤ちゃんとママの距離が近いので赤ちゃんも安心しますし、自転車などが通ったときにもすばやく避けることができます。
ただ、トイレのお世話などでかがみこんだときに下を向きすぎると、赤ちゃんが抱っこひもからぬけやすくなるので、下を向くときには注意しましょう。また、常にママと密着している姿勢なので、温度調節には気を付けてあげてくださいね。
歩き出したらリードを2本使う手もあり
それでも、散歩は子どもと犬両方の健康にもよいですし、お互いの信頼関係を育むことができるので、ぜひいっしょにお出かけしたいものです。
そこで、簡単にできる工夫が「リードを2本使って散歩をする」方法です。特に、イヤイヤ期の子どもはなんでも自分でしたい!といってきかないことが多いので、犬のリードも自分が持ちたい!といいだすと聞きません。
そんなとき、リードを2本つけてママと一つずつ持てば、子どもも犬とお散歩できて満足することができます。お散歩中に注意がそれることもないので、ママは安心ですね。
子どもを犬に関わらせるときの注意点
散歩中の犬を触らせてもらうときは声かけを
でも、いきなり散歩中の犬に手を出して触ろうとするのはやめましょう。犬も急に見知らぬ子どもに触られたら驚いてしまいますし、飼い主さんもあまりよい印象は持ちませんよね。まず飼い主さんに「触ってもよいですか?」と一言声をかけるようにしましょう。
声をかければ犬を触る場合の注意点(いきなり上から触ったら驚いてしまうので、一度手のにおいをかがせてから触ると驚かないなど)も聞くことができ、安心して犬と触れ合うことができると思いますよ。