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子どもが叩いてくるときの対処法。理由を知って根気強く見守ろう

子どもが叩いてくるときの対処法。理由を知って根気強く見守ろう

我が子が言葉ではなく、思わず叩いてきて困る!このような悩みを抱えているママは多いようです。叩いてくる子どもには、どのように接すればよいのでしょうか。そこで、今回は子どもが手を上げてしまう理由を年齢別に説明するとともに、子どもが親や友だちを叩いたときの対処法についてご紹介します。

【年齢別】子どもが人を叩いてしまう理由

感情が芽生え始め、動作で表す0~1歳

子どもがママやお友だちを叩いてしまうという行為をよく見かけます。実は、子どもが人を叩く行為には、年齢によって意味することが違うようです。

生後間もないころの赤ちゃんの感情はシンプルで、「快」と「不快」が中心です。生後6~8カ月ごろまでには喜びや悲しみ、怒り、好き嫌いなどの感情が芽生えてくるといわれています。

1歳前後になると手足を使って自分の気持ちを表現できるようになっていきます。気にくわないことがあると近くの物を投げる行動やママに八つ当たりするようになるのも、このころです。

このような行動をするのは、まだ自分の気持ちを言葉で上手に伝えることができないからです。コミュニケーションの一つとして考えた方がよいでしょう。

イヤイヤ期で癇癪を起こしやすい2~3歳

自我が芽生え、言葉でコミュニケーションがとれるようになってくると、自分の意志をママに伝えようとします。このころからママに対して拒否的な態度が目立つようになるようです。これが「イヤイヤ期」と呼ばれ、2歳前後から始まります。

2~3歳にもなれば言葉でのコミュニケーションはとれるようになりますが、まだ相手に伝えることは上手ではありません。その結果、不快と感じたときに癇癪を起こして物を投げたり叩いたりといった行動として現れます。

癇癪を起こしているときの子どもは、自分でも感情のコントロールができずにいることが多いようです。イヤイヤ期の子どもが叩いてきたら、今困っているというサインであると考えた方がよさそうですね。

大きくなっても叩く場合はSOSの可能性も

3歳を過ぎるころになると言葉を使ってのコミュニケーション力が発達し、叩くことなく自分の思いを相手に伝えられるようになっていきます。もし幼稚園に行く年ごろになっても叩くことが続くようであれば、言葉の問題以外に原因があるかもしれません。

この時期によくあるケースが、頑張りすぎることによるストレスで「叩く」という行動に出てしまうことです。保育園や幼稚園ではよい子でいようとする意識が強い子は、辛いことがあっても我慢しがちになります。その結果、ある日突然手を上げるという行動になってしまうようです。

子どもがある程度成長した後でも叩く場合、強いストレスや不安感などをママやパパにSOSとして発信している可能性があるので、注意して見守りましょう。

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子どもが親や友だちを叩いたときの対応法

感情的にならずに子どもの様子を見守る

子どもがママやお友だちを叩いたときに強く叱りすぎると、行動がさらにエスカレートすることがあります。

もしママをぶってくるようであれば、優しく手を上げてはいけないことを伝え、しばらく子どもの様子を見守りましょう。それでも行動が収まらないときには、その場を離れて子どもが落ち着くまで待った方がよいようです。

ほとんどの子どもは、少し時間が経つと落ち着いてきます。手を上げた理由は、子どもの気持ちが落ち着いてから聞くようにしましょう。

また、我が子がお友だちをよく叩いてしまうようであれば、遊ぶときにそばで見守ることが大切です。我が子を観察していれば手が出そうなときがわかるので、直前に優しく手を握ると叩くことが少なくなっていくことがあります。

毅然とした態度で叩いてはいけないと伝える

子どもがママやお友だちを叩くときには、何かしらの理由があるかもしれません。それでも、どのような理由があっても叩いてはいけないことをしっかり伝えましょう。

小さな子どもであれば、何がいけないことなのかがよくわからなくて当たり前です。判断の基準は自分だけにあり、相手の立場で考えることは十分にはできません。

もし子どもが手を上げてしまったときには、毅然とした態度で接してください。毅然とした態度とは、ママの感情をそのままぶつけることではありません。子どもと目を合わせ、優しい口調ではっきりと「叩いてはいけません」と伝えましょう。

このとき、「手を上げる子なんて、ママは大嫌い!」といった子どもを突き放すような冷たい言い方はよくありません。

痛みを知ってほしいと思っても叩くのはNG

我が子がママやお友だちに手を上げてしまったとき、同じ痛みを味わわせようと叩き返すママがいます。叩かれたときの痛みがわかれば、子どもは手を上げないようになるだろうという願いから出た行動です。

しかし、この方法は効果がないのでやめましょう。子どもには自分が手を上げてしまったことよりママに叩かれたという事実の方が強く残って、ママのメッセージである「人に手を上げてはいけない」ということが伝わらなくなってしまいます。

いけないことをしたときにママにぶたれた経験のある子どもは、お友だちのいけない行動に対して手を上げてしまうことがあるようですよ。そして何より気がかりなことは、始めは冷静であっても、やがては感情的に叩いてしまう恐れがあることです。

叩いてしまう子どもと接するときのコツ

感情を表す言葉や行動を学んでもらう

自分の感情を言葉で上手に伝えることが十分にできない子どもは、言葉の代わりに手を上げてしまいます。もし子どもが周りの人に手を上げてしまったときには、ママが子どもに成り代わって言葉や行動にするとよいでしょう。

自分が伝えたかったことをママが言葉や行動にしてくれれば、子どもは安心して叩かなくなるかもしれません。このような経験を積み重ねていくことで、子どもの表現力が少しずつ育っていくのです。

たとえばお友だちにおもちゃを取られてしまったときに手を上げてしまったら、ママが「私も使いたいから返してくれるかな?」とお友だちに伝えましょう。叩く以外の解決法をママが示すことで、子どもは手を上げること以外の伝え方を学んでいくのです。
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