マタニティでも海へ行きたい!気を付けなければいけないこととは
妊娠中でも「海に行って楽しみたい」という、アクティブなプレママさんもいますよね。しかし、妊娠中に海にお出かけしても、赤ちゃんやママに影響はないのでしょうか。ここでは、妊娠中に海に行くときに気を付けておきたいことや、持って行くと便利なものなどをご紹介します。
妊娠中に注意しなければいけないことは?
海ではさまざまな感染症に注意が必要
しかし、目では確認できませんが、海のなかにはさまざまな病原体や微生物が潜んでいます。プールのように消毒されているきれいな水ではないので、暑いからと気軽に海に入らないように注意が必要ですよ。
妊娠中はホルモンバランスが乱れるだけでなく、ママの抵抗力が弱くなっています。妊娠中に感染症にかかるとママと赤ちゃんの命に危険が及ぶことがあるため、なるべくリスクを避けられるように行動しましょう。
お腹や腰回りを冷やさないようにする
血液循環が悪くなると、血行不良によって子宮が収縮する可能性が高くなります。妊娠中に子宮が収縮すると流産や早産に繋がる危険性があるため、妊娠中はお腹や腰回りを冷やさないようにしましょう。
妊娠中に海に入って体が濡れた場合は、そのまま過ごさずに早めに水着を脱ぐことをおすすめします。濡れたままの水着を着用していると時間が経つにつれて体が冷えてしまうので、血流が悪くなってしまいます。体が濡れた場合はすぐに着替えて、お腹回りをバスタオルなどで温めるのもよいですよ。
妊娠中は足がつりやすくなるので注意
足だけしか海に入っていない状態でも、海水にずっと足を浸けていると体が冷えてきますよね。体が冷えると筋肉が緊張状態になり、足がつったり、こむら返りになったりしやすくなりますよ。
「妊娠してからも足をつった経験がない」という方は安心しているかもしれませんが、普段と違う環境に行くと急に足がつることもあります。海で急に足がつると転倒する危険性があるため、足を浸けるだけでも短時間で出るようにしましょう。
どうしても海に入りたいという場合には?
海へ行くのは日差しが弱い朝や夕方の時間に
日中の日差しが強い時間帯は、妊娠していない方でも立っているのが辛く感じることがありますよね。妊娠中は体力の消耗が早く疲れやすいので、強い日差しのなかで過ごすと体調不良になることがあります。
抵抗力が弱い妊娠時は、熱中症や日射病にもなりやすいので、日差しが強い時間帯はなるべく涼しい場所で過ごすようにしましょう。朝や夕方でも炎天下の場所に長時間いると体調が悪くなる可能性があるので、「15分ごとに休憩する」などと時間を決めて楽しむようにするとよいですよ。
お腹を圧迫しないマタニティ水着を用意する
マタニティ用の水着は、お腹を冷やさないようにビキニタイプではないものが多いです。お腹まで生地があっても圧迫しないように工夫されているため、お腹を冷やすことなく海で過ごせるでしょう。
長時間お腹を圧迫してしまうと、子宮が収縮する可能性があります。子宮が収縮すると流産や早産になる危険性があるため、赤ちゃんのためにも海に行きたい場合は、マタニティ用の水着を着用することが大切ですよ。マタニティ用の水着を着ても、無理はしないように過ごしてくださいね。
妊娠中には足だけ浸かるのがおすすめ
妊娠中に体を海水に浸けてしまうと、ママの膣内から病気に感染するリスクがあります。海水に入らないだけで防げる病気は多いので、赤ちゃんのためにも足だけで我慢することが重要ですよ。
また、海水浴場にはシャワー室があるところも多いですよね。シャワー室でもさまざまな病気に感染する危険性があるため、妊娠中は使用を控えましょう。ペットボトルに水を入れておくと、海水に浸かったあとに足を洗えてよいですよ。
妊娠中に海に行くときあると便利なグッズは
ビーチパラソルや簡易テントで日焼け予防を
浜辺での日焼け予防には、ビーチパラソルや簡易テントなどを活用するとよいですよ。妊娠中の体はさまざまな変化を起こしているため、普段よりも体調不良になりやすい状態です。自分は元気だと思っていても、無理をすると熱中症や日射病を起こす危険性があるので、できるだけ直射日光を浴びないように過ごしましょう。
体調が少しでもおかしいと感じたら、涼しい場所に移動して休息を取りましょう。暑いときは、首や脇の下を保冷剤で冷やすと効果的ですよ。