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幼児期はどのくらい寝るの?睡眠の影響と寝かしつけのポイント

幼児期はどのくらい寝るの?睡眠の影響と寝かしつけのポイント

お風呂以外の眠くない原因は?

子どもの寝つきがよくないとき、お風呂以外にも色々な原因が考えられます。たとえば、「昼寝が長くなってしまった」「日中や寝る直前に興奮してしまった」といったことです。

昼寝の時間は遅くなるほど、夜の寝つきに影響してきます。また、成長とともにお昼寝は不要になってくるので、昼寝が原因で寝つきがよくないときは15~30分単位で昼寝時間を短くして様子をみましょう。

日中に遠出した場合や遊園地や人混みなど刺激の多い場所に出かけた場合は、興奮が冷めずに寝つきが悪くなることもありますし、寝る前に激しい遊びをしたり、テレビを見たりすると興奮してしまって寝つけなくなります。寝る前はテレビを消して、絵本を読み聞かせるなどのリラックスタイムを設けましょう。

布団に入ってからの寝かしつけポイント

布団に入ったら部屋の電気は暗めにしましょう。部屋を暗くすることで「遊びの時間はおしまい」ということを子どもに示します。

一定のリズムで背中やお腹をトントンとしてあげるのも、眠りを促すのに効果的ですよ。一定のリズムは子どもに安心感を与えてリラックスさせることができます。子どもによっては、トントンとするよりスリスリとなでられる方が落ち着く場合もあるようです。

また足を温めてあげる方法も効果的だといわれています。大人も足が冷えているとなかなか眠れませんが、それは子どもも同じです。優しく触れることはスキンシップ効果もありますよ。

ほかには、眉間や耳の裏をなでるなど、好きなポイントは子どもによって違うので、色々試して我が子のポイントを探してみてくださいね。

スムーズな寝かしつけには入眠儀式が効果的

眠りのスイッチを入れる「入眠儀式」とは

子どもがなかなか眠ってくれない、寝かしつけがうまくいかないと悩んでいるママは、入眠儀式で悩みが解消されるかもしれません。

入眠儀式とは毎日寝かしつけるときに同じ行動を繰り返すことで、眠る前の習慣を作り、「これをしたら眠るのだ」と子どもに意識づけることです。

これにより一種の条件反射のように、脳が無意識のうちに眠る準備を進めてくれるため、子どもがスムーズに寝つきやすいといわれています。

入眠儀式はできる限り毎日、同じ時間に同じ場所で同じ行動をとるように心がけてください。始めて数日は効果が見られず、疑心暗鬼になることもあるかもしれませんが、まずは1週間、ルーティーンを守った寝かしつけを続けてみましょう。

入眠儀式を始める前に知っておきたいこと

入眠儀式は一度決めると変更することが難しいものです。後になって後悔しないためにも、スタートする前に入眠儀式の注意点を知っておきましょう。

まず入眠儀式にかける時間は、赤ちゃんで数分、幼児の場合は10~30分以内に終わるものにすることです。長すぎたり複雑すぎたりする入眠儀式は、子どもがリラックスできず、眠りの妨げになることさえあります。

そして特定の人しか実行できない入眠儀式はやめておくのがベター。例えば入眠儀式に添い乳を取り入れてしまうと、ママ以外の人では寝かしつけができなくなり、ママにかかる負担が大きくなってしまいます。

入眠儀式の内容は、誰にでも実行でき、なおかつ寝かしつけが必要な3~4歳まで続けられるものを選ぶようにしてくださいね。

取り入れやすい入眠儀式の方法

ではどんな入眠儀式を選ぶとよいのでしょうか。ここでは簡単で取り入れやすい入眠儀式の方法をお伝えします。

まずはポピュラーな「読み聞かせ」です。薄暗くした部屋で絵本を読んであげましょう。このとき抑揚をつけすぎると子どもが興奮してしまいますので、寝かしつけのときはいつもより感情を控えめにしてくださいね。

次は「おやすみツアー」です。子どもを抱っこして、家電やおもちゃなどにおやすみの挨拶をして回ります。挨拶が済んだ部屋は電気を消しながら進み、寝室がゴールです。最後にママとおやすみの挨拶をして布団に入ります。

ほかにも「決まった音楽をかける」「今日あった出来事を話す」「子どもの体をマッサージする」など入眠儀式の方法はたくさんあります。ママが続けやすいものを選んで試してみてくださいね。

まとめ

1日を元気に活動するためには、十分な睡眠をとることが大切です。毎日早起きをして朝日をたっぷりと浴び、夜は早めに決まった時間に布団に入るようにしたいですね。年齢によって必要とされる睡眠時間は違うので、目安の時間を参考にできるだけそれに近づけるようにしましょう。

成長期の子どもにとって睡眠不足には深刻なリスクがあります。子どもの寝つきがよくないときは、生活習慣を振り返ってみましょう。寝かしつけのポイントも参考にしてくださいね。
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