
3歳児の遊び方がどんどん乱暴に!ママの対応やしつけの方法も伝授
子どもが3歳になると身体が大きくなり、体力もついてきますので、遊び方もダイナミックになってきます。子どもで加減もわからず遊びに夢中になって乱暴になってしまい、ママが心配になることはありませんか?3歳児の遊び方が乱暴になる理由と、ママの対応やどのようにしつけをしていけばよいのかをご紹介します。
よいこと悪いことの判断がつきにくい年齢

気に食わないことがあったら手が出てしまう
例えば、友だちが遊んでいるおもちゃで遊びたくなったとします。そのときに何と言ってよいのかわからず、おもちゃを引っ張ったり、友だちを叩いてしまったりしておもちゃを取ってしまうのです。自分の遊びたい気持ちが先だって、手が出てしまうのでしょう。
自分の思いどおりにならなくてイライラして、気に食わなくて手が出てしまうこともあるようです。3歳はまだよいことと悪いことの判断がつきにくい年齢ですから、悪いこととは思わずに自己表現の一つとして手が出てしまうのですね。
遊びが楽しすぎてやりすぎることも
友だちと一緒に追いかけっこをしていたらつい押してしまったり、友だちと戦隊ものごっこをしていて本気になって友だちをキックしてしまったりするかもしれません。そのときは遊ぶことに夢中になって悪気なく乱暴な言動をしてしまうのでしょう。
3歳という年齢では、自分が好きなことや楽しいことに夢中になり、ほかのことがみえなくなることは多いのです。乱暴な言動も遊びの延長としているだけですから、夢中で遊ぶことは大事にしたいですね。
力加減の調節ができない時期
3歳ですからまだ弱いものの、思いっきりの力でしたら友だちに怪我をさせてしまう力はあります。遊びの中や兄弟喧嘩をする中で、どのくらいの力なら人に痛い思いをさせてしまうのかなど力の加減を学んでいくのです。
これはママが叩いて教えるわけにはいきませんから、友だちや兄弟と体験をしながらでないとわかりませんね。自分では力加減が調節できない時期ですから、本人は悪気なく遊んでいるつもりで力が入りすぎて乱暴に見えてしまうこともあるでしょう。
乱暴な行動や言葉がでる原因は?

乱暴することで欲求を満たしている場合も
子どもが乱暴な言動をするときは、不安やイライラを抱えている場合が多いようです。イライラや不安な気持ちを、乱暴な言動をすることで発散しているのかもしれません。
子どもが不安を抱えておらず、イライラしていなければ、乱暴な言動で表現せずに大泣きしたり、黙り込んでしまうなどの表現の仕方になるかもしれませんね。一度乱暴な言動をして自分の好きなようになったら、また乱暴な言動をして自分の欲求を満たそうとすることもあるでしょう。
大人の会話から自然と乱暴な言葉を覚える
子どもが言葉を覚えるのに影響を受けるのは、テレビが約81.4%、ママが72.3%、パパが67,8%という結果があります。周りの大人の影響が大きいことがよくわかりますね。
ママが子どもにやさしい口調で話しかけていれば、子どももやさしい口調になるでしょうし、乱暴な言葉を使っていたら子どもも乱暴な言葉を言うようになるでしょう。子どもに乱暴な言葉を覚えさせたくなければ、ママやパパも言葉遣いに注意が必要ですね。
同時に、子どもに見せるテレビ番組も気をつけましょう。3歳という何でも吸収する時期だからこそ注意したいですね。
戦隊もののヒーローに憧れている子も多い
戦隊もののヒーローはかっこよく見えるでしょうから、真似をして自分もかっこよくなりたいのですね。戦隊ものには必ず戦うシーンがありますから、子どもも友だちと戦い合って遊ぶでしょう。
戦隊ものには「だまれ」「やっつけてやる」などというセリフも多いですから、子どもも真似をして乱暴な言葉を言いながら遊びますよね。戦隊ものを見るときは、子どもと「乱暴なことをしたり言ったりしない」と約束しておくと、子どももわかってしないようになってくれるでしょう。