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なぜ子どもは大声を出す?奇声の理由と対応、発達障害との関連

なぜ子どもは大声を出す?奇声の理由と対応、発達障害との関連

子どもの奇声は発達障害の可能性もある?

奇声がみられることもある発達障害

3歳ごろまでの乳幼児の奇声はよくあることです。個人差がありますが、それは5歳くらいまでには治まるといわれます。もし4~5歳でも奇声が治まらないときは、専門家に相談してもよいかもしれません。

言葉が遅くてうまく表現できなかったり、興奮すると衝動的に奇声をあげてしまったり、想像力が乏しいために人目を気にせず、急に大声を発して気分転換したりすることがある場合、発達障害であることが考えられます。また、音に敏感で大きい音にパニックになる、声の大きさの調整が分からないなども、発達障害の症状の場合があります。

ママが育てにくさを感じるときは、まずは自治体で行っている発達相談を受けてみましょう。子どもへの対応のしかたや、必要に応じて専門の病院を教えてくれますよ。

「奇声をあげるから発達障害」ではない

発達障害には「かんしゃく」「こだわりが強い」「衝動性が高い」などの特徴があります。これらの特徴から奇声をあげる子もいますが、発達障害でも大人しい子もいます。

2歳くらいになると自我が強くなり、周りのことが分かってきてかんしゃくを起こす子がいます。また、大人の気を引きたくて、突然奇声をあげる子もいます。

成長にも個人差があり、障害なのか成長過程なのか分かりにくい時期もありますので、奇声をあげるからといって発達障害とはいい切れないのです。

けれども言葉の遅れやコミュニケーションなどでママが違和感を感じたら、早めに専門機関などで受診や相談をした方がよいでしょう。親目線では気づけない専門家のアドバイスで、子どもの発達を促せることが多いからです。

気になるなら発達チェックリストを確認

ウェブサイトにある子どもの発達障害チェックリストを確認すると、発達障害の傾向を知るおおよその目安になります。発達障害には主に自閉症スペクトラム障害、注意欠陥多動性障害(ADHD)があり、幼児期にさまざまな特徴が見られます。

しかしリストに該当箇所が多いからといって、障害と診断されるとは限りません。自己判断せずに専門機関などで相談や受診をしましょう。該当箇所が少なくても、ママがなにかおかしいと感じるときは発達相談を受けることをおすすめします。

診断の有無に関わらず、もし必要であれば「療育」という遊びながら発達を促す教室を紹介してもらえることがあるからです。小さな頃から療育を受ければ、もし発達障害があってもその特徴が目立たなくなる可能性があります。

まとめ

ママは子どもの様子を観察して、できるだけ子どもが大声をあげる原因を見つけられるとよいですね。大声の対策には、繰り返し理由をわかりやすく説明して「外出先では大声を出さない」というルールを決めることが大切です。

どうしても守れない場合は、楽しいお出かけができなかったという体験も、ときには必要かもしれません。ほとんどは成長とともになくなる大声です。

しかし万が一発達障害の場合は、早めに専門家を交えて家庭や療育で子どもに適切な対応を取れるとよいですね。幼児期の療育は効果が表れやすいそうですよ。
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