シングルマザーでも楽しく生きる!子どもと一緒に充実した毎日を
3組に1組の夫婦が離婚するといわれている現代では、シングルマザーの数が増えています。シングルマザーの生活は大変なことも多いですが、笑顔でがんばるママも多いですね。ここではシングルマザーのための公的支援について知り、体験談を参考にしながらシングルマザーが楽しく生きる方法を見てみます。
目次
- 日本のシングルマザー率ってどのくらい?
- 日本の母子家庭は1,000,000人以上
- 未婚のシングルマザーが年々上昇中
- シングルファザーは母子家庭の1/5
- シングルマザーがなぜ増えている?
- 様々な理由で離婚する夫婦が増えた
- 経済的にパパと同等レベルを稼ぐママも多い
- 母子家庭に向けた支援制度などが充実
- 増えるシングルマザーの貧困問題!
- ひとり親の貧困率は全体の約5割
- 小さい子どもがいると働き口が少ない
- 養育費をもらっているママは半分程度
- 金銭的に苦しいときに生活を支える公的支援
- 生活の支えになる児童扶養手当
- 家賃の一部を補助する住宅手当制度
- 経済的自立を目指すための給付金も
- 医療費や交通費、水道代も助成されるの?
- 電車賃やバス代も免除される地域も多い
- ママも子どもも医療費の負担が少なくなる
- 自治体によっては水道代が助成される地域も
- ママと子どもの生活で困ったことは?
- 仕事も育児も全てひとりで行う必要がある
- 病気や入院したときに頼れる人がいない
- 子どもがパパの存在を気にかける
- シングルマザーは幸せ!こんなメリットも
- お金や子育てに関して自由が増えた
- パパのための家事がなくなり負担激減
- 母子で生きることでより絆が深まった
- シングルマザーの人生を子どもと楽しもう
- 離婚したことに後悔しないで
- 子どもとたくさん笑って過ごそう
- 子育てを終えたら第二の人生という楽しみも
- まとめ
日本のシングルマザー率ってどのくらい?
日本の母子家庭は1,000,000人以上
2016年度の調査結果を見ると、母子世帯数は123.2万世帯です。前回2011年は123.8万世帯でしたので5年前と比べると数は減少しています。しかし、2016年度は熊本地震の影響により熊本県では調査を実施していませんので、正確な数とはいえないかもしれません。
いずれにしても2003年から常に母子世帯数は100万人を超えており、20年前と比べると1.5倍です。2016年の日本の総人口は約1億2693万人ですから、単純に計算するとほぼ100人に1人がシングルマザーということになります。
未婚のシングルマザーが年々上昇中
注目したいのは、未婚のシングルマザーとして生きる選択をする若い世代が増えていることです。世界的に見てもこの傾向はあり、「子どもができたら結婚する」「結婚していないのに子どもを産むのはよくない」という考え方がなくなってきていることが分かりますね。
社会全体で選択の自由、多様化が認められるようになり、親子や家庭のありかたも変化してきたといえるのではないでしょうか。
シングルファザーは母子家庭の1/5
平均年間収入をみると、2016年度は母子世帯で243万円、父子世帯で420万円、2011年度は母子世帯で223万円、父子世帯で380万円です。父子世帯の方が2倍ほど多くの収入を得ています。
母子世帯の母親のうち約4割がパートやアルバイトで生計を立てているのに対し、父子世帯の父親は7割近くが正規の職員や従業員です。このようなことから収入の差が生まれていると考えられます。
シングルマザーがなぜ増えている?
様々な理由で離婚する夫婦が増えた
ある離婚したママは「家庭内別居状態だったけど離婚する気はなかった。でも、多額の借金が分かり夫を信頼できなくなった」と言います。夫婦間のコミュニケーションがなくなったところに追い打ちをかけるように金銭問題が重なり離婚したというケースです。
「ペチャペチャ音を鳴らしてご飯を食べる」「汚れた服を自分で洗濯機に入れない」など些細とも思える日常の不快な出来事が、積もり積もって夫婦の溝を大きくします。離婚には様々な理由があり、100組いれば100種類の離婚理由があるといえるでしょう。
経済的にパパと同等レベルを稼ぐママも多い
子どもを育てながら仕事を続けてキャリアを重ね、パパと同等のレベルの収入を得ているママもいます。なかにはママの方が年収が多いという家庭もありますよね。
ママが経済的に自立していることが、シングルマザーが増えている背景にあります。夫婦によっては「お互いの給料がいくらなのかを知らない」「貯金はそれぞれが自分でしている」ということもあります。「金銭的にパパに頼らなくてもよい」という夫婦関係が、離婚のハードルを下げているのです。
母子家庭に向けた支援制度などが充実
シングルマザーには経済的な支援だけではなく、精神的な支援も必要です。子育ての相談にのってくれたり、シングルマザーの交流会や親子のイベントを開催したりするボランティア団体も各地にできました。
以前と比べてシングルマザーを支援しようという動きが社会にあることも、シングルマザーの不安を和らげています。
増えるシングルマザーの貧困問題!
ひとり親の貧困率は全体の約5割
また貧困の度合いを表す方法として、生活に必要な物を購入できる最低限の収入を表す指標である「貧困線」というものがあります。貧困線以下の収入では一家の生活を支えることが難しいことを意味します。
厚生労働省の国民生活基礎調査では、2016年度の日本におけるひとり親世帯の貧困線は122万円で、この122万円を下回る収入しか得られていない世帯は全体の50.8%となっています。2012年度は54.6%でしたので改善はしているのですが、依然として半数以上が貧困状態なのです。