幼児期のマナー教育は必要?幼児期から教えたい生活習慣マナー
わが子には最低限のマナーを守れる子に育ってほしい、と思うのが親心ですよね。マナーは幼児期から教えることで身につけることができます。とはいえ、「いつから始めたらいいの?どうやって教えたらいいの?早いうちからがいいのかな?」などの疑問にお答えすべく、今回は幼児期のマナー教育についてお話しします。
幼児期のマナー教育の必要性とメリット
マナーを通して思いやりの心を育てる
マナーには誰かに迷惑をかけないように、相手が気持ちよく過ごせているかなど、相手を思いやる心が隠れています。マナーの形を子どもに教えて習慣付けさせるのはとてもよいことですが、どうしてそれをするのかの意味を合わせて教えることで、ほかの人を思いやれる優しさも教えることができます。
将来気配りができ、円滑に人間関係を築ける大人になるために、マナーをしっかりと教えていくことはとても重要なことなのではないでしょうか。
マナーで社会に出ていく基礎を作る
親が子どもにマナーを身につけさせることは、将来自立して社会に出ていくための自信をつけてあげることにつながるのです。マナーを教えるのに幼すぎるということはありません。将来立派な大人になってもらうためにも、今日から実践してみませんか。
マナーを守って周囲から愛される子どもに
幼い子どもがルール違反やマナー違反をした場合、大人と比べると周囲からは温かな目で見てもらえます。けれどもその温かな目は年齢を経るごとに冷ややかな目に変わっていきます。パパやママ以外の人からお叱りを受けるかもしれません。すると子どもはかなりのショックを受け、落ち込んでしまいます。
教えることは根気のいる作業です。けれども一度覚えたマナーは子どもにとって一生の財産となります。
幼児期から習慣づけたい基本のマナー
気持ちよくあいさつ!あいさつのマナー
あいさつを自然と身につけるためにには、まずはパパやママが見本になりましょう。それを毎日繰り返します。そして子どもがあいさつできた時はしっかりとほめてあげましょう。
遊びに取り入れながら教えることもできます。例えばお店屋さんごっこです。「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」などと、楽しみながら教えていきましょう。
マナーの基本の「あいさつ」を生活習慣の中に取り入れましょう。
子どもの成長に合わせた食事マナー
食事のときのあいさつ「いただきます」「ごちそうさま」をしっかりすることも大切なマナーです。それから口の中に物を入れたままお話ししないこと、口の中に入れる量やよく噛んで食べるということも一緒に教えてあげましょう。
お箸やスプーン、フォークといった道具を使って食べることができるよう、食事のメニューにも気を配るようにするといいですね。まだ使えないようならば、手づかみで食べられるように工夫してあげましょう。
トイレトレーニングと一緒にトイレマナー
1.まずはドアは閉めること。
2.便器の蓋は開けて便座は下ろす(男の子のおしっこは、便座を上げて)。
3.トイレットペーパーの量はおしっことうんちの場合で違ってきますので、家にいるときに何度も体験させましょう。
4.水に流し、ふたを閉める(大・小のレバーの違いも教えておきましょう)。
5.手を洗い、トイレ用のスリッパはきれいに揃える。
6.電気を消す
次の人が気持ちよくトイレを使えるように、トイレマナーを守れるようにしたいですね。
楽しくおでかけしたい!でかけるときのマナー
電車やバスに乗るときのマナー
公共交通機関を利用する際は、大きな声で話さない、はしゃがない、席を立ったり歩いたりしない、席を占領しない、携帯電話の通話はやめる、携帯ゲーム類の音量をオフにする、リュックサックは前に持つ、飲食は控える、窓から手や顔を出さない、電車から降りる人が先で乗る人が後などのルールをしっかり守りましょう。
大人でも大きな声で電話をしている人がいたり、音量をオンのまま乗っている人がいます。子どもが自分はルールを守っているのに、大人は守らなくてもよいのだと思われないよう、私たち大人も気を付けたいですね。