子どもとお絵描きを楽しもう。 必要な準備と紙に描く以外の方法まで
「子どもとの遊びにお絵描きを取り入れたいけれど、いつからできるのだろう」「部屋や服が汚れずにお絵描きできる方法はあるのかな」など、お絵描きに関する疑問があるママもいますよね。お絵描きにはたくさんのメリットがありますので、準備を整えて親子で楽しく取り組みましょう。
色に興味を持ったらお絵描きを始めてみよう
お絵描きデビューの目安は1歳前後
一般的にお絵描きデビューの時期は、生後9~12カ月ごろが多いそうです。5~6カ月ごろになるとしっかりとおもちゃを持つことができるかと思いますが、お絵描きができるほど強く握ることは難しいでしょう。
身体の成長とともに握力がつき始め、1歳前後になるとしっかりとクレヨンやペンを握ることができるようになります。自分でしっかりと握れるようになってから、お絵描きデビューする子どもが多いです。
お絵描きにはたくさんのメリットがある
また細かい部分を色分けしたり、狙いを定めた場所に絵を描いたりする必要がありますので、指先を動かす練習ができるでしょう。お絵描きを通じて指の動かし方を学ぶことで、脳の発達にも役立つかもしれません。
ほかにも色や形を認識する感覚が身についたり、集中力がアップしたりなど、お絵描きには様々なメリットがありますよ。洋服や部屋が汚れてしまうこともあるかと思いますが、子どもと一緒にお絵描きを楽しんでみてはいかがでしょうか。
描かれるもので成長も感じることができる
子どもの成長とともに、なぐり描きだった絵にも変化が訪れます。2歳ごろになると、子ども自身の好みが出始めます。様々な色を使って描いたり、お気に入りの一色を使って塗りつぶしたりなど個性が出ます。
3~4歳になると丸や三角などの形が描けるようになり、自分の描いたものに名前をつける子どももいます。頭から手足が生えた人間を描くのもこの時期が多いですね。
子どもとお絵描きを楽しむための準備
お絵描きグッズは安全なものを選ぼう
例えば1歳の子どもだと色鉛筆では細すぎて上手に握れなかったり、誤った使い方をして体に刺さったりして怪我をする可能性もありますよね。子どもの年齢に合っていないと、怪我やすぐに飽きてしまうケースがありますので注意が必要です。
肌が弱い子どもや口におもちゃを入れたがる子どもの場合は、安全な素材でできているものを選ぶとよいですよ。植物由来やミツロウなどの素材でできているものであれば、万が一口にいれたとしても害が少ないと考えられるでしょう。
思いっきり描ける場所を作ろう
どんな工夫をしているのか実際にママに聞いたところ「ビニールシートを敷いてその上でお絵描きをさせている」「大きな模造紙を用意して思いっきり描けるようにする」「紙以外には描かないとルールを決める」などの意見が挙げられました。
後片づけや掃除を楽にするためには、大きな紙をたくさん用意したり、お絵描きのスペースを決めたりすることが大切だといえるでしょう。
苦手な場合は楽しみながら取り組めるものを
苦手な子どもの場合は自分の思いどおりに絵が描けず、お絵描きを苦手と感じているかもしれません。無理に描かせようとすると、かえってお絵描きが嫌いになってしまいますので注意しましょう。
例えばゾウの絵を描くときは鼻や耳など特徴を考えて、それぞれの部分を分けて描くことが多いですよね。お絵描きが苦手な子どもの場合は、どこから描けばよいのか分からないのかもしれません。まずは線や丸、三角などを描いて、それらを組み合わせて描く練習をしましょう。楽しみながら行うことがポイントですよ。
紙にお絵描きだけじゃない!色々な楽しみ方
描かなくても塗ることを楽しむ
そんなときは、絵を描かなくても塗って楽しめるお絵描きグッズがおすすめです。塗り絵シートと水を入れて使うペンのセットであれば、乾くと色が消えるので繰り返し遊ぶことができますよ。これなら絵を描くことが苦手な子どもであっても、色を塗って楽しく遊ぶことができるでしょう。
またあらかじめ塗るものが描かれている塗り絵の本もおすすめです。ざっくりとした大きなデザインで描かれていますので、小さな子どもでも飽きずに塗り絵ができますよ。