戌の日は安産祈願のお参りに行こう!参拝時の服装や準備する持ち物
妊娠して初めて「戌の日」について耳にしたというママも珍しくないことでしょう。そこで今回は、妊娠したら知っておきたい「戌の日」についてと、お参りに行く場所と準備するもの、お参りするときの服装などについてお話しします。ぜひ参考にしてみてくださいね。
妊娠したら知っておきたい「戌の日」とは?
戌の日は安産祈願をする日
戌の日は安産祈願をする日を指します。「戌」と聞くと十二支を連想するママも多いと思いますが、十二支は年だけでなく日にも振り当てられています。つまり12日に1回、戌の日があるのです。
安産の象徴である犬にあやかって、ママが無事に出産できますようにという願いを込めて戌の日にお参りに行くのです。昔は難産で命を落とすママや子どもも少なくありませんでした。
そこでママと赤ちゃんが無事に出産を乗り切ることができるようにと、神様にお祈りを始めたのが習慣化されたといわれています。
戌の日は帯祝いとも呼ばれる
正式なものは、白い木綿製の帯と紅白の絹の帯がワンセットになっているのですが、最近では簡略化され、白い木綿製の帯だけを巻くのが主流となっています。
帯といっても実際は細長いだけの白い布なので、「使いにくそう」と感じるママもいることでしょう。しかし一度巻き方を覚えてしまえば、お腹のサイズに関係なく使うことができ、保温効果もあるので便利ですよ。
せっかくの機会なので、帯の使い方をマスターして愛用してみましょう。
妊娠がわかったら戌の日のチェックを
自分で計算するのが面倒な場合は、妊娠出産アプリや妊娠情報サイトなどで出産予定日を入れると自動的に計算してくれますよ。妊娠5カ月目がいつからか始まるのかがわかったら、その日以降の最初の戌の日を見つけてみてくださいね。戌の日は「戌の日 2019」というように検索すると、ネットですぐにわかります。
妊娠の5カ月目の最初の戌の日がわかったら、カレンダーにチェックしておきましょう。その日にお参りに行くのが難しい場合は、その前後の日でパパと一緒に行ける日を検討してみてくださいね。
戌の日にお参りに行く場所と準備するもの
安産祈願のお参りをする場所の選び方
しかし必ずしもすべての神社やお寺で安産祈願を行っているわけでないので、注意してくださいね。気になっている神社やお寺がある場合は、そこで安産祈願の祈祷を行っているかどうか事前に調べるようにしましょう。ついでに予約が必須なのかについても調べておくと安心です。
妊娠5カ月目というと一応安定期に入りますが、ママはあまり無理しないことが重要です。ママの体調に不安がある場合は、当日キャンセルをする可能性もあるので、予約なしで当日祈祷してくれる場所を見つけるのもよいでしょう。あまり遠出をせず、できるだけ近場を探すのも一案です。
祈祷をするときは初穂料や腹帯の準備を
神社やお寺のサイトには金額が明記されていない場合もあるため、気になる場合は直接電話で聞いてみるのがよいでしょう。一般的には2,000~10,000円の範囲で納めることが多いので、お金を用意しておいてくださいね。
祈祷を受ける際、腹帯を巻いた状態で参拝するのが昔の習慣でしたが、最近は神社やお寺によっては持参した腹帯に祈祷をしてもらったり、祈祷後に神社から腹帯が贈られたりすることもあります。
腹帯を持参した方がよいのか、巻いていった方がよいのかなど、直接問い合わせて確認しておくと迷わずに済みますよ。
念のため母子手帳や保険証も持参する
妊娠5カ月とはいえ、体質によってはまだお腹の膨らみが目立ちにくいママもいることでしょう。周りの人に自分が妊婦であることを知らせるためにも、バッグにマタニティマークをつけておくと安心ですよ。電車やバスなどではできるだけ優先席に座るようにしましょう。
妊娠中はなにが起こるかわかりません。安産祈願のときに限らず、常に母子手帳や保険証を持って外出する習慣を身につけておきたいですね。
戌の日にお参りに行くときの服装は?
ママは季節にあわせて楽に過ごせる服を選ぶ
動きにくいスーツなどを選んでしまうと、祈祷の間、具合が悪くなってしまう恐れがあります。お腹周りの苦しくないゆったりとしたものを選びたいですね。
神様に失礼にならないよう、カジュアルすぎる服や露出の多い服は避けるように心掛けましょう。フォーマルにも使えそうなシンプルなワンピースがおすすめです。ノースリーブは露出が多いので袖ありを選んでくださいね。
暑い季節には素足でサンダルを履くママも多いと思います。しかし、お参りに行くときはサンダルは避け、ストッキングや靴下を着用した上でローヒールのパンプスを履くようにしましょう。