乳児の虫刺されどうすればいい?虫刺されの症状や対処法・予防策
新生児期を過ぎると、少しずつお散歩を始める赤ちゃん。特に夏場は虫刺されが気になるところですよね。大人でもかゆいのにあんなに小さな赤ちゃんが刺されてしまったら、ママはどうしたらいいのでしょうか。そして、赤ちゃんが虫に刺されないためにできることが、きっとあるはずです。
赤ちゃんの虫刺されの原因や症状
赤ちゃんは虫に刺されやすい
蚊が好む理由には、体温と湿度が関係すると言われています。赤ちゃんが大人よりも体温が高めなので、体温が大人よりも高く汗をよくかく赤ちゃんは狙われやすいんです。
また、蚊には二酸化炭素を見つける力があるそうです。体の大きな大人の方が二酸化炭素をたくさん出しているように思いますが、呼吸数が多いために赤ちゃんが狙われることが多くなってしまうんだとか。
赤ちゃんだけに限りませんが、蚊は色の濃さを認識できるそうですので黒や茶色など暗い色は狙われやすくなります。
赤ちゃんの虫刺されの症状
かゆくなるのは、アレルギー反応が起きているからだそうです。蚊などの血を吸う虫は、刺す時に痛みが分からないように麻痺させる成分も注入しているといいます。なので、刺されたことに気づきにくいんですね。他の虫に刺された場合は、痛みがあることが多いようです。
また、刺された場所の腫れがひどくなると、固いしこりのようになってしまいます。こちらは、元からアレルギー体質だと固いしこりになりやすいそうです。
病気につながることもある
日本脳炎は予防接種によってリスクを減らすことはできますが、初回接種は3歳からが標準的な接種スケジュールとなっていますので赤ちゃんには注意が必要です。
他にも、「とびひ」と言われている皮膚の感染症になってしまう場合もあります。かゆみを我慢することができない赤ちゃんが、虫さされを引っ掻いてしまい、その傷から黄色ブドウ球菌が体内に入ってしまうと、虫に刺された場所以外にも炎症が広がっていってしまいます。
保育園など集団生活をしている赤ちゃんは登園ができなくなる所が多いので気を付けましょう。
虫に刺された時の対処法や薬の使い方
虫刺されの基本的な対処法
他には、冷やすことで腫れやかゆみの症状を抑える効果があるそうです。
先ほどもお伝えしましたが、掻きむしることでとびひになってしまう可能性があります。それを防ぐために、低月齢でしたらミトンをしておくと傷ができにくくなります。
使用できる月齢になっていたら、市販の虫刺され用の塗り薬や、貼るタイプもあります。ママ友は貼るタイプをよく使用していました。掻きむしることもなくなりますし、好きなキャラクターのものを貼ってあげると喜んでいました。
薬を使っても大丈夫?病院へ行く必要は?
月齢が低いほど、病院を受診した方が安心です。たかが虫刺され…と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、嘔吐や呼吸が苦しそうな症状がでた時は、アナフィラキシーショックの可能性もあるそうです。他にも、腫れが強かったり刺された箇所が多かったり、治らない時などはお医者さんに相談してみてください。
かかりつけの小児科を受診するのがよいと思いますが、時期によってはインフルエンザや胃腸炎などが流行っていることもありますので、小児科を避け、皮膚科を受診するのもよいでしょう。
蚊・ハチ・ムカデ・ダニに刺されたとき
ハチに刺された場合、毒による症状と毒によってアレルギーを引き起こす症状とがあるそうです。針を取り除く必要があり、アレルギー反応があるかもしれませんので、すぐに病院を受診する必要があります。
症状の出方が少し違いますが、ムカデに噛まれた時もハチに刺された場合と同様に対処する必要があります。
ダニの中でもマダニに気を付けてください。マダニを手で払ってしまうと、口だけが皮膚に残ってしまい、手術が必要になる場合もあるそうです。吸血後には感染症の危険があるそうなので、やはり早めに病院を受診することをおすすめします。
赤ちゃんを虫に刺されないための予防策
赤ちゃんを刺されにくくする
なるべく肌を出さないようにしてあげることも大切です。夏場のお散歩などは、直射日光を避ける意味でも長袖を着せたり、ブランケットをかけたりするだけでもいいと思います。
また日本に多くいる蚊は、夕方に近づくにつれて活発に動き出すと言われていますので、お散歩の時間を午前中にしてみてはいかがでしょうか。蚊や虫が多くいる、水たまりや茂みも避けたいですね。
乳児の間はベビーカーに乗っていることが多く、活発に動くことも少ないのでママが気を付けてあげてくださいね。