黄昏泣きの原因を知りたい!特徴と大泣きしている赤ちゃんのなだめ方
日が暮れ始めたと思ったら赤ちゃんが突然大声で泣き始めてママはあたふた…。夕方になると赤ちゃんが突然泣く黄昏(たそがれ)泣きに困っているママも多いと思います。黄昏泣きはどうして起こるのでしょうか?ただ赤ちゃんが泣くのと何が違うのでしょうか?黄昏泣きの定義と特徴、黄昏泣きをなだめる方法を紹介します。
黄昏泣きってなに?黄昏泣きの定義と特徴
夕方に赤ちゃんが突然泣き出す現象
世界中の赤ちゃんに共通して起こっている現象のようで、コリックとも呼ばれています。人種や育っている環境に関係なく起きる現象ですから、世界中のママやパパが困っている現象ともいえますね。
原因はいくつか考えられていますが、はっきりした原因は解明されていません。おむつが汚れているわけでもなく、お腹がすいているわけでもなく、理由がわからずに泣き始めるのですから、対応に困りますよね。
原因も定義もはっきりとしていないのに、多くの赤ちゃんにみられる現象なんて不思議ですね。
1週間に3日以上激しく大声で泣き続ける
夕方になって突然大泣きしたから黄昏泣きだとすぐに判断してしまうのは危険なことかもしれません。熱や体調不良で泣いている場合もありますから、どのような様子なのか赤ちゃんの状態をみることは大切です。
泣き方が激しいから短気な性格ではないかと心配することもあるかもしれませんが、性格と黄昏泣きとは関連性がないようです。一時的な、ある一定期間の現象ということですね。
生後2~6カ月頃に起こることが多い
早い子では生後6週間頃から始まり、長い子で生後7カ月頃まで続く子もいます。おおよその子は、生後2~3カ月からはじまり、生後5~6カ月頃にはおさまってくることがほとんどでしょう。
始まってから3~4カ月ほど経つと、泣く時間は1日に1~2時間程度に減るといわれています。始まったら大変ですが、必ず終わるものでもあります。
始まったとしてもいつかは終わると思って乗り越えましょう。成長の過程で起こることですから、成長の証でもあると思えば少し前向きに捉えられますね。
ママには分かりにくい黄昏泣きの原因
乳糖を消化吸収できずお腹が痛い
赤ちゃんは消化器官が未熟な状態で生まれてきますから、飲んでいる母乳やミルクに含まれている乳糖という成分がうまく消化吸収ができなくてお腹が痛くて泣いているという考えです。乳糖がうまく消化できないと下痢気味の便になってしまうのです。
成長とともに消化器官も発達してきますので、乳糖をうまく消化吸収できるようになったらお腹も痛くなりませんし、泣かなくなるというわけです。お腹が痛いのであれば大泣きするのも納得がいきますよね。
消化器官が未発達でお腹にガスが溜まり不快
それに加えて、まだ母乳やミルクの飲み方もうまくありませんから、母乳やミルクと一緒に空気も飲み込んでしまうことも多いようです。泣くときに空気をたくさん飲みこんでしまうこともあるようですから、飲み込んだ空気がガスになり、ガスが溜まり不快になるのです。
大人でもガスが溜まるとお腹が張って気持ち悪いですよね。赤ちゃんもお腹にガスが溜まると不快になり、いきむことや泣くことがあります。消化器官が発達して、ガスが溜まりにくくなったら泣かなくなるでしょう。
昼間の光や音などの刺激により疲れた
赤ちゃんのように小さい体で環境に慣れるのも大変でしょうから、日中に色々な刺激を受けて夕方になると疲れてしまうのかもしれませんね。夕方という時間は理由なく寂しいような、疲れをちょうど感じるような時間帯なのかもしれません。
この日中の刺激を受けた疲れがちょうど夕方に出るので、大泣きやぐずるといった反応するという黄昏泣きの原因の考え方もあるのです。体力もついてきて、疲れにくくなる頃に黄昏泣きは無くなるのかもしれませんね。
赤ちゃんの黄昏泣きをなだめる方法
お腹の苦しさを緩和するマッサージ
簡単なものであれば、下腹部をやさしく「の」の字を書くようになでるマッサージがあります。お腹の中のガスを出やすくするマッサージですから、ガスが出て苦しさが和らぐかもしれません。
もっと丁寧にするのであれば、足の付け根から足首にかけてやさしくなで、足の指を一つずつ回し爪をおさえて足の裏も刺激します。肩、首、腕、手にかけてマッサージをして、最後はうつ伏せにして背中にハートを書くようにマッサージしてみましょう。