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兄弟喧嘩への適切な対応とは?ママはいつも中立な立場を心がけよう

兄弟喧嘩への適切な対応とは?ママはいつも中立な立場を心がけよう

兄弟喧嘩が起きると「幼稚園や小学校で喧嘩っ早い子にならないかな」と心配になるママもいますよね。そもそも兄弟喧嘩は日常的なものであり、適切な対応をすることでよい効果をもたらす場合もあります。ここでは兄弟喧嘩のもつ作用や適切な対応、普段から気をつけたいことについてご紹介します。

メリットもある!兄弟喧嘩のもつ作用とは

そもそも兄弟喧嘩は日常的に起こるもの

下の子が赤ちゃんのころは上の子も優しく接していたのに、下の子が大きくなるにつれて兄弟喧嘩が増えることもありますよね。喧嘩の原因もママにとっては些細なことが多く「よく飽きもせず同じようなことで喧嘩できるものね」とあきれるママもいるでしょう。

また毎日のように兄弟喧嘩をしていると、子どもたちの発達に悪い影響が出ないか不安になるママもいますよね。そもそも兄弟喧嘩とは日常的に起こるものなので、必要以上に心配しなくてもよいでしょう。

兄弟喧嘩の内容について先輩ママに聞くと「おもちゃやお菓子の取り合い」「ルールを守らない」「順番が先か後か」「どちらかが勝手に自分のもので遊んでいた」などがあり、ママから見れば微笑ましい理由も多いですね。

自分の立ち振る舞いについて学ぶ機会になる

決して「兄弟喧嘩=絶対にしてはいけないこと」ではありません。兄弟喧嘩には友だちとの喧嘩とは違うメリットがあり、兄弟喧嘩を通じて自分の立ち振る舞いについて学ぶことができるでしょう。

子どもは成長とともにママやパパの手を離れて、少しずつ社会に慣れていきます。赤ちゃんのころの人間関係はママと自分だけの狭いものですが、児童館などで友だちができたり、保育園や幼稚園に入園したりして社会性を学ぶ機会が増えていきますよね。

兄弟がいる子の場合、初めて経験する社会は兄弟です。いつでも自分に優しく接してくれるママとは異なり、本音でぶつかり合うこともあるでしょう。兄弟喧嘩をすることで自分の立ち振る舞いを学び、家庭内で社会性を身につけることができますよ。

相手の様々な感情に触れることができる

ママからすればくだらないものに感じるかもしれませんが、兄弟喧嘩には大切な役割があります。兄弟喧嘩のメリットの一つには「相手の様々な感情に触れることができる」ということが挙げられますよ。

子どもは大人とは異なり、自分の感情をストレートに表現しますよね。つまりお互いの本音を言い合っている状態であり、わざと相手が嫌がることをしたり、どのように言えば相手が怒るのかを考えたりするでしょう。

反対に相手が嫌がるからこのようなことは言わないでおこうと考えたり、仲良くしたいときにはどうすればよいのかなどを考えたりすることもできますよね。そのため怒ったり泣いたり喜んだりなど、小さなころから様々な感情に触れられるのではないでしょうか。

兄弟喧嘩が起きたときの適切な親の対応とは

喧嘩をしたときの禁止事項を決めておく

兄弟喧嘩が始まったからといって、必ずしも止めなければならないわけではありません。だからといって放ったらかしにし続けていると、子ども同士ではだんだん歯止めがきかなくなり、大きな怪我をしてしまう危険性もありますよね。

大きな怪我を避けるためには、あらかじめ禁止事項を決めておくとよいでしょう。喧嘩中や兄弟のどちらか一方に伝えるのではなく、お互いが冷静でいるときに伝えるように気をつけてくださいね。

実際に先輩ママに聞くと「物を投げたり、おもちゃで叩いたりしない」「髪の毛を引っ張ったり、腕を噛んだりしない」「相手が謝っているのに、喧嘩し続けない」「1対2など一方に有利な状況で戦わない」などの意見が挙げられました。

子どもの言い分を尊重して親が解決をしない

自分たちでは喧嘩の終止符を打てないと分かった場合、子どもたちはママに助けを求めてくるでしょう。子どもたちが「どちらが悪いかを判断してほしい」と言ってきたとしたら、ママはどのように答えればよいのでしょうか。

どちらか一方に肩入れしたくなる気持ちも分かりますが、兄弟がよりよい関係でいるためにも、できるだけ中立でいるようにしましょう。ママが無理やり解決させるのではなく、できるだけ本人たちが納得し自分たちで解決できるお手伝いをしてくださいね。

間違っても「普段からお姉ちゃんは意地悪ばかりしているから、今回もお姉ちゃんが悪いよね」「おもちゃを壊した弟が悪い子だね」など、どちらか片方のことを悪く言わないように注意しましょう。

一方的に上の子だけを頭ごなしに叱らない

同じママから生まれた兄弟であっても、性格や容姿がまったく異なることもありますよね。どちらかとは性格的に相性がよくても、もう一方にはママ自身も手を焼いていることもあるでしょう。

また上の子がしっかりもので下の子がおっとりしていたり、兄弟の年齢差があったりする場合は、どうしても上の子ばかりを叱ってしまうことはありませんか。上の子は年齢が上だからという理不尽な理由で叱られがちなので、ママも叱りすぎないように気をつけてくださいね。

一方的に上の子だけを責めていると、上の子の自尊心が傷つきます。反対に下の子は「ママは自分が何をしても怒らない」と勘違いをし、兄弟の関係が悪くなってしまうケースも珍しくはありません。

兄弟喧嘩を減らすために心がけてほしいこと

親は前向きな言葉や表現をするようにする

兄弟喧嘩を減らす秘訣の一つは「前向きな言葉や表現を心がける」ことです。いざ喧嘩が始まってから気をつけるのではなく、できるだけ普段の生活から取り入れるとよいでしょう。毎日繰り返すことで、ママも子どもたちも自然と習慣化するかもしれません。

小さな子どもはママや家族と過ごす時間が長く、それぞれの家庭によって環境が異なりますよね。子どもを取り巻く環境は今後の成長に大きな影響を与えますので、できるだけ前向きな言葉や表現を心がけましょう。

普段から「兄弟で一緒に遊ぶと楽しいね」「2人が仲良くしている所を見ると、ママも嬉しくなっちゃうな」など前向きな言葉をかけましょう。子どもたちが「仲良くするのはいいことなんだ」と認識するきっかけになるかもしれませんよ。
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