5歳児向け積み木の遊び方や選び方!年齢に合うおすすめ積み木も紹介
長い歴史のある積み木は、集中力や想像力など多くの能力を育てるおもちゃです。我が子には、ふさわしい積み木を用意してあげたいですよね。そこで、今回は、積み木の魅力や子どもへの効果や遊び方、選び方を解説します。あわせて、5歳児におすすめの積み木もご紹介します。
長い歴史のある積み木遊びの魅力を知ろう
200年もの歴史がある積み木
教育玩具としての積み木の歴史は古く、約200年もの長きにわたります。1838年にフレーベルが遊具として考案したのが始まりだといわれています。
フレーベルは、世界最初の幼稚園を創設したドイツの教育家です。ほかにもモンテッソーリやシュタイナーなど多くの教育家による幼児教育の理論がありますが、いずれも積み木の教育効果に注目しています。
日本においても、積み木は明治9年に幼稚園が開設されて以来、教育現場で教育玩具として採用されてきています。
長い間愛され続けるには理由がある
一つ目の理由は、天然の木でできているということです。積み木には天然木の温もりがあり、心地よい手触りは安心感をもたらします。また、木の香りは安らぎを与えてくれます。中にはプラスチック製のものもありますが、積み木といえばやはり木製ですよね。
二つ目の理由は、遊び方が無限であるということです。積み木で大きな建物を作って、怪獣ごっこができます。また、野菜や果物に見立てたり、バスや電車などの乗り物として遊んだりすることも可能です。
三つ目の理由は、積み木は何人でも遊べるということです。特に決まった遊びのルールがないので、大勢でもお互いに声をかけ合いながら遊ぶことができます。
積み木遊びの子どもへの効果は?
まず、手先を器用にしてくれます。積み木を積み上げるには角を合わせたり重心を揃えたりするなどの繊細な作業が必要です。
次に、想像力が養われます。積み木は色々なものに見立てて遊ぶことができるため、イマジネーションが無限に膨らみます。
さらに、集中力が育つのも積み木遊びの効果です。積み木を使って夢中で遊ぶ経験は、その後の学習や運動での取り組みに生かされていくことでしょう。
また、兄弟や友だちと一緒に積み木遊びをすれば、協調性も育まれていきます。共同作業により、コミュニケーションの大切さや譲らなければいけないことを学ぶことができます。
積み木の選び方と5歳児向けの遊び方
積み木の色は白木がおすすめ
色付きの積み木は、色の種類や数がどうしても限られます。そのため、作りたいものに対して、色の種類や数が足りなくなることはよくあることです。
その点、無着色の白木の積み木であれば色の心配はありません。白木の積み木の色は、子どもにはイメージした色に見えるといわれています。
白木の積み木は、あるときは赤色として消防車に変身します。また、黄色いバナナにだって見立てることができるでしょう。
子どもの想像力を豊かにするためにも、白木の積み木がおすすめです。
積み木選びの大切なポイントは基尺と面取り
基尺とは、積み木の基本となるサイズのことをいいます。一般的には積み木セットの中で一番小さな立方体の1辺の長さが「基尺」です。
よい積み木はこの基尺がしっかりしていて、どの積み木の縦と横、高さも基尺の倍数になっています。そのため、どのような積み方をしてもずれが生じて崩れてしまう心配がありません。
また、積み木を選ぶときには面取りの無いものがおすすめです。積みやすく、一体感が出るからです。面取りのある積み木の方が安全ではありますが、遊びの中で危険なことを学ぶのも大切なことです。
友だちと協力して大きなものを作る
友だちと話しながら想像の翼を広げ、共同作業で大きな作品を作り上げる喜びは、1人遊びでは味わうことのできない満足感があります。
友だちと協力して積み木遊びをするときには、コミュニケーションが必要になってきます。自分の考えを伝えたり、友だちの意見に従ったりすることが求められてくるのです。
このような友だちとのコミュニケーションの中で、新たな遊び方を発見することもあります。友だちとの積み木遊びは、想像力やコミュニケーションの能力を育て、社会性が育まれていくのです。
5歳児が楽しく遊べる積み木3選
創造力は無限大「カプラブロック」
カプラブロックの形や大きさは、三次元の黄金比率でできています。1(厚さ):3(幅):15(高さ)の比率であれば作りたいものが自由に表現できて、子どもの想像力を無限大に広げることができそうです。
細長くて薄い形は子どもが持ちやすく、素材も品質の高いフランス海岸松を使っています。また、優れた加工技術で作られているので、高さ15m以上も積み上げることができるそうですよ。
カプラブロックはフランス政府が推薦する積み木で、日本でも幼稚園や保育園などでも使われています。