ママ友に自己主張するには?波風を立てない意見の伝え方と注意点
ママ友との関係に波風を立てると子どもに影響がおよぶことが心配で、我慢して相手のママに合わせている場合もあるかもしれません。けれどもあまり我慢していると疲れてしまうので、上手にママ友に自己主張したいですね。ここではママ友に自己主張するときの適切な方法や、わがままと自己主張の違いなどについてご紹介します。
ママ友に自己主張するメリットとデメリット
ママ友に自分のことを理解してもらえる
けれども適切な形で自己主張できれば、相手に自分のことを理解してもらえます。するとお互いに我慢が少ないスムーズな関係が築きやすいです。
たとえば「うちは小学校に上がるまでは習い事はしない方針」と伝えておけば、ママ友から無理に習い事に誘われることはなくなるでしょう。ママ友も好意で誘っているのに微妙な反応をされて困惑することもなく、習い事以外で楽しく過ごすことができます。
ママ友の意見に振り回されずにすむ
また、よい意味でママ友に「あの人はああいう人」と諦めてもらえる場合が多いです。たとえばときにはランチ会を断るという「自己主張」ができれば、ママ友たちも「毎回は来ない人」と認識して、無理に誘わなくなります。
考え方が合わないママ友とつき合う頻度が減っても、挨拶などの礼儀を忘れなければ子どもへの影響は少ない場合がほとんどですし、子どもは少し大きくなればママ友関係とは別に気の合う子同士で遊ぶようになります。ママも気の合うママ友と出会えるかもしれませんね。
うまく伝えないとトラブルの元になる
たとえば仲良くなったママ友に母乳育児を押しつけるなどです。押しつけるつもりはなくても母乳育児のメリットを力説するあまり、ミルクで育てているママ友を知らぬ間に否定している場合もあります。
先輩風をふかしていると思われることもあるでしょう。たとえば1~2歳上の子のママが「そんなに過保護だと子どもが自立できないよ」と断定するのは、上から目線で相手にとって気分のよいものではないかもしれません。
人には本人にしか分からない事情があります。自己主張するときはそれを忘れないようにしたいですね。
ママ友に自己主張するときの伝え方
ママ友からの誘いを断るときは理由を伝える
差し支えのない範囲で本当の理由を伝えましょう。相手は思ったより理由にこだわることは少ないですよ。
伝えたくない理由なら「今回は難しい」とシンプルに断りますが、「今回は残念だけど、また誘って!」と残念な気持ちを伝えると次につなげられます。
頼まれごとを断るときは「ごめんなさい。それは難しいです」などと、申し訳ない気持ちを添えてできないと伝えましょう。代案として自分にできそうなことを申し出るのもよいですね。
頼みごとをする際は相手の立場も考慮する
「もしできれば」のように「無理はしてほしくない」という意図の言葉を最初につけると、相手にプレッシャーを与えにくいです。最初から「明日の朝空いてる?」と予定がないことを確認してから頼みごとをすると、断りにくいと感じる人がいるので注意しましょう。
一方的に頼みごとばかりするのはフェアとはいえません。相手が頼みごとをしにくいタイプであれば、こちらから「よかったら今度は私が子どもを預かるよ」などと申し出たり、大変そうなときに相談に乗ったりできるとよいですね。
ママ友に意見するときは否定から入らない
そんなときに意見するとしても否定から入るのは避け、「うちは厳しく叱る方かも」などとやんわりと自分のやり方を話した方がよいでしょう。相手のママにはイヤイヤ期など叱らない事情があるかもしれません。否定から入らなければ、相手のママの事情や考え方を聞くことができて視野が広がる場合があります。
自分の考えを押し殺して相手のママの意見に合わせてばかりいると、表面的な関係になりがちです。相手のママを否定することなく自分の主張もできると、信頼関係が深まりますよ。
自己主張のし過ぎには注意しよう!
自己主張がわがままになるのはNG
それに対して、ママ友の意見を聞かずに自分の意見ばかりを通そうとするのはわがままです。相手を大切にする気持ちを忘れてしまうと自己主張はわがままになり、自分の意見も尊重されなくなったり周りから人が離れていったりするでしょう。
ママ友に自分の教育方針などを押しつけるのも、相手を尊重していないといえます。相手のためと思ってやっていることでも、それは自己満足で相手には迷惑になっているかもしれません。