会社への妊娠報告と初診はいつごろ?妊娠中の過ごし方も知っておこう
「もしかして妊娠した?」という場合に会社に勤めていると、病院を受診するタイミングや職場への報告の時期などが気になりますね。この記事では、妊娠の可能性がある方や妊娠が確定したママに向けて、初診のタイミングや会社へ報告するベストな時期、あわせて妊娠初期に意識しておきたいことをご紹介していきます。
もしかして妊娠?まずは検査して確認しよう
妊娠初期の主な体のサイン
妊娠の初期にみられる主な体のサインとしては次のようなものがあります。
・生理の遅れや着床出血、子宮の痙攣
・体温の上昇、ほてり
・動悸
・胸やけや便秘
・頭痛、めまい、鼻づまり
・肌荒れ
・嗜好の変化や気持ちの浮き沈み
これ以外にも妊娠のサインとして現れる症状はありますが、ほとんどが妊娠によるホルモンバランスの変化が引き起こすものです。風邪などの病気に似た症状もあるものの、自分の生理周期から考えて生理が遅れているなら、妊娠による症状の可能性が高いかもしれません。
妊娠検査薬の使い方と注意点
検査を実施するタイミングが早過ぎると、ホルモン濃度が薄く正しい判定ができないので、検査は生理予定日の約1週間後まで待って行うようにしましょう。
正しい結果を得るため、検査薬に尿が十分にいきわたるよう机の上など水平な場所に置き、決められた判定時間を待つことも大切なポイントです。また、ホルモンの量がもっとも濃いとされる朝一番の尿で検査すると、正確に判定しやすくなるでしょう。
病院への初診のタイミングや診察内容
妊娠5~6週目は胎芽の確認ができるころですが、心拍の確認ができるのは妊娠6~7週目です。したがって、初診のタイミングは妊娠6~7週目ごろがよいでしょう。
なお、病院で妊娠検査をする際は、問診・尿検査・血圧測定・超音波の検査を行うのが一般的です。超音波は経腟、もしくは経腹ですが、どちらにしても子宮の状態を調べるために膣内に器具を入れる内診が行われるので、診察を受けやすいようにスカートをはいていくのがおすすめです。
職場へはいつごろ報告すればよいの?
上司に報告するベストなタイミング
妊娠初期は体調が安定せず、体調不良による欠勤や妊婦健診などで遅刻や早退が増える場合もあり、仕事をする上でどうしても周囲のサポートが必要となってくるでしょう。そのため、できるだけ早い段階で直属の上司には妊娠の報告をしておきたいですね。
上司に報告するベストなタイミングとして、先輩ママの8割が選んだ時期は「妊娠3カ月目(妊娠8~11週)」です。一般的に安定期に入る少し前ではありますが、早いうちに報告することで妊娠による体調不良や遅刻、早退などへの理解を得やすくなるでしょう。
今後の予定をしっかり相談する
いつまで働けそうなのか、産休前の引継ぎをどうするかといった今後の予定をしっかりと相談しましょう。また、産後に復帰するつもりがあるか、その場合の産休育休の期間、あわせて職場に復帰した後の働き方なども考えておくとよいですね。
職場における自身の役割や立場が重要であるほど、全体の調整も必要になるため、冷静に相談したいものです。必ずしもすべてが思いどおりにいくとは限りませんが、上司への報告の前に、夫婦で今後の働き方について話をまとめておくと、上司ともスムーズに話ができるでしょう。
親しい同僚にも報告しておこう
もしかしたら、日ごろ親しくしている同僚の中に、人知れず不妊で悩んでいる人や「わざわざ妊娠の報告なんて必要ないのに」と内心では思っている人がいるかもしれません。
妊娠した喜びからつい浮かれて、頭の中がお花畑状態のまま周囲に妊娠の報告をすると、中には不快に感じる人がいる可能性があるのです。報告したことにより、今後の仕事がやりにくくなってしまうというのは避けたいですね。
そのため、妊娠の事実を淡々と伝え、迷惑をかける可能性について先に謝っておくと、わだかまりなく受け入れられるでしょう。
妊娠に気づいたら意識しておきたいこと
赤ちゃんの成長に必要な葉酸を摂る
そのため、いずれ赤ちゃんが欲しいと考えている女性は、妊娠を計画したそのときから積極的に葉酸を摂取することが大切です。18歳以上の女性の場合には、葉酸の摂取推奨量は1日240μgとされていますが、妊娠したらさらに240μg、合計で480μgが必要となります。
もちろん、葉酸は妊娠中期以降にも大切な栄養素です。さらに産後も母乳を通じて赤ちゃんに葉酸を届けるため、積極的に摂取し続けましょう。