兼業主婦が感じる孤独とは。仕事や育児の孤独を解消するポイント
兼業主婦は仕事と家事に追われ、とにかく時間がありません。ママ友ができづらく、前は同じように働いていた同僚とも距離ができたようで、孤独を感じてしまいます。また、子どもとゆっくり過ごすことも難しく、悩む兼業主婦もいるでしょう。今回は兼業主婦が感じる孤独や解消法についてまとめてみました。
兼業主婦が働く上で感じる孤独感
専業主婦と時間が合わずママ友ができづらい
夜にLINE等でやり取りしているママ友グループもありますが、兼業主婦が一息つくころは疲れてそれどころではないでしょう。育児の悩みを話したり、園の情報交換をしたりできるママ友が欲しくても、専業主婦とは時間が合わずつき合うことが難しい環境です。
兼業主婦にとって園の行事は、ほかのママたちと交流するチャンスです。なるべく出席し、できれば週末にできる買い出しや家でできる内職仕事などを引き受けましょう。同じ係のママたちとのやり取りが増え、顔を合わせたときに話しやすくなりますよ。
子どもの発熱など急な休みは肩身が狭い
自分の仕事を誰かがカバーする場合もあり、上司や同僚に嫌味を言われてしまうことも。自分のための休みではないことを分かってもらえず悲しい思いをしても、子どものために休みを取らないわけにはいきません。職場で自然に振舞えなくなり、孤独を感じる兼業主婦もいるようです。
実家が遠く近くに頼れる人がいない場合は、ベビーシッターや病児保育を提供する施設に登録している家庭もあります。お金はかかるけれども肩身の狭い思いをしなくて済むと割り切って、必要なときに利用しているようです。
時短勤務での負い目と物足りなさ
しかし、フルタイムなら時間内に終わる仕事も時短勤務では終わらず、結局残業や仕事を家に持ち帰るママもいます。また、みんなが忙しく働いているときに、先に仕事をあがることに負い目を感じるなど、制度を活用しきれていない現状もあるようです。
さらに、時短勤務時間以外に行われる会議には出席できない、大事なプロジェクトには参加させてもらえないなど、仕事に対する限界やもの足りなさを感じます。今まで一緒に働いていた同僚と同じように働けず焦ってしまう場合もあります。
兼業主婦ならではの子育てでの孤独感
子どものそばにいる時間の少なさ
子どものそばにいる時間が少ない、手の込んだ料理を作ってあげられないなど、普段から申し訳なさを感じているママはそのような言葉にとても傷つきます。
ママと離れたくない子どもを保育施設に預けるときの罪悪感、いつもそばで成長を見られないことへの寂しさなどから、働くことに対して気持ちが揺らぐママもいます。
しかし一生懸命働くママを見ながら育つのは、大切なことでもありますよ。あまり落ち込まず、子どもと一緒にいられるときは充実した時間を過ごせるとよいですね。
仕事も育児も休みのないつらさ
基本的に育児に休日というものはなく、そこに仕事が加わるとママの負担は大きいものになります。仕事と育児を両立させるには休日も使って効率よくこなしていくしかありません。
やっと仕事が終わったと思ったらすぐに子どもを迎えに行き、子どもが寝るまでほぼ動きっぱなしの状態です。やっときた休日は、子どものお世話と平日に溜まった家事を一気にこなし、ゆっくりする時間もないでしょう。
兼業主婦は体を休める時間が取れず疲労が溜まり、イライラするなど心身ともにつらい環境といえるでしょう。
同じように働くパパは手伝ってくれない
パパに手伝ってもらえず必死で仕事と育児をしていると「なんで私1人でこんなに頑張っているのだろう?」と孤独を感じるときもあります。また「子どもが泣いているよ」というようなパパの何気ない一言に、カチンとくるときもあるでしょう。
しかし、手伝いたい気持ちはあるのに夕方の忙しい時間に帰宅できず、申し訳なく思っているパパもいるはずです。帰ってからパパが手を差し伸べやすいように、ママはイライラをパパにぶつけないほうがよいかもしれませんよ。
兼業主婦の孤独感を少しでも解消するには
パパに悩みを聞いてもらう
話をするときはいきなりまくしたてたりせず「疲れているところごめんね。子どもが寝たら話を聞いてもらえるかな」と落ち着いてお願いします。また、悩みを話すうちに感情的な口調にならないよう注意してくださいね。
パパから協力を得るためには、まずはママの悩みを理解してもらうことが大切です。プライドの高い男性も多いので、優しい口調でお願いしましょう。パパに悩みを聞いてもらったら、感謝の気持ちを伝えることを忘れないでくださいね。