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1歳6カ月の子どもの成長を知ろう!大好きな遊びや食事の変化も紹介

1歳6カ月の子どもの成長を知ろう!大好きな遊びや食事の変化も紹介

指先を使った細かな遊びも

この頃になると、指先を使った細かな遊びも少しずつできるようになります。今まではおもちゃを持つときに手の平全体で持っていたのが、指先だけで持つことができたり、小さなものを指先で掴むことができたりするようになる子も多いですよ。

また、積み木をいくつか積めるようになるのもこの時期です。積み木を並べる、積み木同士でカチカチと音を鳴らして遊ぶなどの遊び方をしていた子が、積み木を積んで遊ぶようになります。

積み木以外にも、サイコロなどの小さなものでも指先で持って積めるようになるなど、どんどん手先が器用になっていきますよ。子どもが手をたくさん使って遊べるように、小麦粘土や折り紙などを使って、もの作りを楽しむのもよいかもしれませんね。

おままごとの前段階になる真似っこ遊び

1歳6カ月頃になるとおもちゃで遊ぶだけでなく、真似っこ遊びをする子も増えてきます。ママがメイクをしている真似をして鏡を見て遊ぶ、料理をしている真似をしておもちゃで遊ぶなど、身近にいるママやパパの真似っこをして遊ぶので、見ていると面白いですよ。

この真似っこ遊びは、成長していくとおままごとやお店屋さんごっこなどをするようになります。「何が食べたい?」「いらっしゃいませ」など、コミュニケーションをとりながら遊べるようになる前段階といえるでしょう。

真似っこ遊びの幅が広がるように、「それはだれの真似かな?」「すごい。上手にできているね」など、子どもが真似っこをしたときはパパやママが話しかけるとよいですよ。

1歳半の子に与えたい食事の量や味付けは?

1日3食規則正しい時間に食事を

1歳を過ぎたあたりから、少しずつ離乳食完了期に入っていく子どもが多いです。この時期は子どもの気分によって食べないときがある、食べムラがあるなど、「用意した食事を食べてくれない」と悩むママも多いでしょう。

この時期の子どもに食べムラがあるのは普通のことなので、無理に食べさせるのではなく、1日3食を決まった時間に食事するように心がけることが大切ですよ。朝、昼、夜の食事の時間をきっちり決めることで自然と生活リズムが整います。

食事の時間が決まっていないと、お腹が空く時間にもバラつきがでてしまいます。また、朝ごはんを食べずに過ごすと脳が活発に動かないので、朝食からしっかり食べられるように習慣づけましょう。

摂取カロリーや1食分の食事量の目安

「子どもが1歳半になって、大人と同じようなメニューのものを食べられるようになったけど、どのくらいの量を与えるとよいのか分からない」というママも多いのではないでしょうか。とくに、たくさん食べる子だと、食べすぎて肥満にならないか心配になりますよね。

1~2歳頃の子どもの1日の摂取カロリーは、男の子の場合は950kcalくらい、女の子の場合は900kcalくらいです。1食分の食事の量は、主食(お米やパン、麺類など)は60~80g、お味噌汁はお茶碗半分くらい、主菜(肉や魚、卵、牛乳、乳製品、大豆製品など)は30g、副菜(野菜や果物、海藻など)は30gです。

食べムラなどで食事量が少ない子は、おやつでエネルギーを補うようにするとよいですよ。

離乳食は卒業間近だけど薄味は意識したい

離乳食を卒業する頃になると、パパやママと同じ食事を食べるようになる子もいますよね。大人と同じメニューを食べるときは、薄味のものを与えるようにしましょう。

この時期の子どもは味覚がとても敏感なので、離乳食では薄味にしていたのに普通食で味付けの濃いものを与えると、すぐに濃い味を覚えてしまいます。一度濃い味を覚えると薄味のものを食べなくなる子が多いので注意が必要ですよ。

「薄味のものだと全然食べてくれない」と悩むママも多いかもしれません。そのような方は、味付けを濃くするのではなく、だしをしっかり取ってみましょう。だしがしっかり取れていると、醤油やみりんなどの味付けが少なくても美味しく仕上がりますよ。

発達確認をする1歳半健診を受けよう

1歳半健診で確認することは?

1歳6カ月頃になると、1人歩きができるようになる、意味のある短い言葉を話す、スプーンなどの道具を使えるなど、子どものさまざまな成長が見られる時期ですよね。この時期には1歳半健診が住んでいる自治体でおこなわれるので、必ず受けるようにしましょう。

1歳半健診では、子どもの身体の成長(身長、頭囲、胸囲、体重)をチェックするだけでなく、大泉門(頭の上にある頭蓋骨のつなぎ目)が塞がっているかや胸やお腹の聴診、触診があります。また、歯茎や虫歯がないかなどの歯科検診も行ってくれますよ。身体の成長などで気になるところがあれば、この機会に相談することができます。

1歳半健診では身体の成長のほかにも、専門のスタッフの方から心の発達のチェックもあります。

発達に問題ないかチェックする時期

1歳半という時期は身体の成長のスピードが子どもによって違うように、心の発達のスピードに違いが出てくる時期でもあります。1歳半健診を受けることによって、パパやママが気づかなかった発達障害の可能性に気づくこともありますよ。

健診では積み木を3個以上積める、専門のスタッフの方が指さしたものの名前をいう、絵を見ながら「これは何?」と聞かれたものの名前をいうなど、遊びのなかから子どもの心の発達を見極めていきます。また、お家での様子(「ママ」など身近にいる人の名前をいうか、あやすと笑うかなど)から発達のスピードが分かることもあるでしょう。

心の成長は健診を受けないと見つけられないこともあるので、必ず健診を受けましょう。

事前に子どもの成長を改めて確認しておこう

1歳半健診を受ける前に、子どもの毎日の様子や成長などをパパやママが確認しておくことが大切です。1歳半健診でも行われる積み木や指差し、ものの名前をいうなどは、お家でもできるので事前に遊びながらチェックするとよいですよ。

1歳半健診では初めて会うスタッフの方がチェックするため、「子どもが人見知りをして大泣きし、何もできないまま終わってしまった」という方も多いです。そのような場合、普段のお家での様子などをしっかり伝えることも発達のスピードを確認するのに重要になるので、子どもがどこまでできるようになっているのかを確認しましょう。

健診でチェックされる項目ができないこともあるかもしれませんが、あくまでも目安として確認するものなので焦る必要はありませんよ。
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