幼児期の読書がもたらす効果。 読書を好きになってもらうために
賢い子は本好きなことが多いですよね。本を読めば多くの知識が身につき、知っている言葉も増えるので、子どもの学習能力の基礎になるといえそうです。そこで、子どもが読書で得られる読書の効果と、本好きになるために親ができることをお伝えしていきます。小さいうちから親子で読書を楽しむことができたらいいですね。
目次
- 幼児期の読書がもたらす効果が凄い
- 幼児期の読書は自己肯定感が高い人格を作る
- 学習の土台となる読解力が高くなる
- 想像力が豊かになり同時に思考力も育つ
- 【先輩ママに聞きました】幼児期の読書について、どのように子どもに読書を促していきましたか?
- 「読み聞かせをする」と回答したママの体験談
- 「親が本に親しむ習慣をつける」と回答したママの体験談
- 「その他」と回答したママの体験談
- 読書好きの子どもにするために必要なこと
- 本棚を置いて本に触れさせる環境を作る
- 調べる習慣を身につける
- 図書館に行く習慣を身につける
- 年齢別!本を選ぶときのポイント
- 2・3歳は日常生活が反映されている絵本を
- 4歳は短い物語絵本をたくさん読もう
- 5歳は長い童話に挑戦してみよう
- 子どもを読書好きにするためのコツとは
- 幼児期からの読み聞かせで国語力をつける
- 親子で読書する習慣を身につける
- よい感想文を読ませてモチベーションUP
- まとめ
幼児期の読書がもたらす効果が凄い
幼児期の読書は自己肯定感が高い人格を作る
そして将来、困難を乗り越える強さが身につきやすくなります。なぜ、読書で自己肯定感が得られるのでしょうか。
それは、いろいろな物語を疑似体験したり、興味あることの知識を得ることにより、生きていく知恵がつくからです。そのことで自信や好奇心を生み、もっと多くのことを知り、体験したいという気持ちが強まり、読書するだけでなく、生活でもそれを応用していくようになれるのです。
そして、自分を大切にできる子どもは、他人も尊重できるようになります。
学習の土台となる読解力が高くなる
小さいころに読む楽しみを知れば、語彙も増え理解力が高まります。けれど、単に多く読んだからといって必ずしも読解力が高くなるとは限らないようです。
それには親との関わりがキーポイントになります。例えば「その本のお話をママにも教えて?」と尋ねたり、一緒に読んで「本ではこういっているけれど私はこう思う」と会話したりするには、読解力が必要ですよね。小さい子どもと本を読むときは、親子であれこれお話しすると思いますが、そこが思いのほか大切なのかもしれません。
想像力が豊かになり同時に思考力も育つ
すると子どもは、ときには本の世界にどっぷりと浸かりながら追体験を養分に、自分だけでは思いつかない発想や、想像力を生み出します。また、主人公の気持ちや行動の意味などを考える思考力をつけるには、ストーリーや登場人物について親子で対話するのが効果的です。話をすることで、本の内容を客観的な視点で見て考えることができるからです。
けれど思考力にいいからと、質問し過ぎるのは、子どもをうんざりさせてしまうかもしれません。楽しむことを第一に考えましょう。
【先輩ママに聞きました】幼児期の読書について、どのように子どもに読書を促していきましたか?
「読み聞かせをする」と回答したママの体験談
- 絵本読んでと子どもが言ったときに忙しくても手を止めてなるべく読み聞かせをすること。夜寝る前は好きな絵本を2冊以上選んで読み聞かせをする。図書館で毎週絵本を私が借りてきていろいろなジャンルの絵本に触れさせる。ということをしています。
- うちでは必ず本や絵本を読むときは声に出して読む!!というのを習慣にしています。学校に入れば音読もあるので、今から大きな声で読ませています。字も覚えられるのでよいと思っています。後は、初めは親が読み、その後、子どもに読ませたり、1行ずつ交代で読んだりなどもします。
「親が本に親しむ習慣をつける」と回答したママの体験談
- なかなか率先して本を読んでくれないときもあったので、ママ絵本読もうかな?あ!この絵本面白そう!うさぎさんやぞうさん、ほかにもたくさん動物が出てくるんだって?!と、子どもが興味を持てるように誘いました。
- 私が本棚から絵本を取り出して、オーバーアクションで、面白そうに読む様子を見せていました。興味を持ったら「読んであげようか?」と声をかけていました。読み終わったあとは、クイズタイム!と言って、お話に出てきた登場人物だったり、慣れてきたころにはお話に出てきたお花の色など、クイズを出して、正解したらその日のおやつはちょっとサービスしてあげるなどしました。おやつにつられて、聞いているときの集中力がつきました。
「その他」と回答したママの体験談
- 年中・年長くらいになると、少しずつ文字が読めるようになってきたので、読めるところは子どもが声を出して読むようにしていました。1年生になって、音読の役に立ったかなと思っています。
- 環境としては、表紙が見える本棚で子どもの興味を引くようにし、そこに収まらない普通の本棚の本も合わせて、時々入れ替えて飽きがこないようにしています。おもちゃ遊びに飽きてきた様子が見られたら、本読みに誘い、自分で選ばせます。読み聞かせは常にゆっくりはっきり、オーバーアクションで読みます。本読みに乗り気でないときは無理に誘わず、別の遊びを提案してみます。
■編集部コメント
親が本に親しむ習慣をつけると回答してくれたママの体験談からは、ママが楽しそうに本を読むことで子どもが本に興味を持ち始める様子がうかがえました。お部屋に家族のお気に入りの本コーナーを作るなど、家族みんなで読書を楽しむ生活を目指したいものですね。
次のコーナーでは、読書好きの子どもにするために必要なことやコツについてご紹介します。