つたい歩きの段階でも散歩はできる?メリットや気をつけたいこととは
つたい歩きが始まって目が離せずに危ない思いをしたママの中には、「こんな状態で散歩や外遊びをしても大丈夫?」と心配に思う方もいるでしょう。実は、危なく感じるつたい歩きの時期でも、散歩や外遊びを楽しむことはできるのです。そこで、今回はつたい歩きが始まってからの散歩のメリットや注意点などをご紹介します。
つたい歩きと散歩のメリットについて知ろう
生後10カ月ごろから始まるつたい歩きとは
ほとんどの赤ちゃんは、ハイハイからいきなりつたい歩きにはなりません。その前に、まずは「つかまり立ち」から入ります。そのことを考えると、つかまり立ちが一つの目安になるでしょう。
つたい歩きが始まる平均月齢は、生後10カ月ごろです。ただし、前述のとおり個人差があり、早い赤ちゃんなら生後7カ月ごろ、遅い赤ちゃんなら1歳を過ぎてからになります。
また、つかまり立ちが即つたい歩きに繋がるというものでもなく、移動手段にハイハイを継続する赤ちゃんもいますし、目線の高いつたい歩きを喜ぶ赤ちゃんもおり、個人差が大きいといえるでしょう。
つたい歩きの時期でも散歩や外遊びは可能
公園ならハイハイをしたり、転んだりしてもクッションになる芝生や砂場があるので安心ですよね。手を繋ぎながら裸足で歩くなど、芝生や砂の感触を感じられるように促してみましょう。その際の芝生や砂の感触は、手や足からの刺激として伝わって脳や筋肉、手足の発達にも効果的です。
つたい歩きが安定したら、遊具やベンチ、ベビーカーにつかまりながら練習してもよいかもしれませんね。
親子での散歩はメリットがたくさん
例えば、空気一つでも室内と外ではまったく違います。晴れた日に外へ出ると心地よい風を感じたり、太陽の光を浴びたりできますし、寒暖を肌で感じることもできるでしょう。また、草や木、花、虫、動物などの自然との出合いやふれ合いを小さいうちから経験することは大切です。
ほかにも、室内にいるより大きな動きをするようになるため、体力がついたり、運動神経や筋肉が発達したり、日中に疲れることで夜はよく眠ってくれたりします。外で様々な人とすれ違うのも社会性を養う上で役立つでしょう。
散歩の前に子どもに合う靴を準備しよう
どんな靴を買えばよいの?
まずは、室内用のファーストシューズで歩く練習をしてから屋外用のものを履くのが好ましいでしょう。室内用は靴全体が柔らかい素材でできているものが多く、靴下と靴が一体化したような軽い感覚で履けるので、赤ちゃんにとって負担も少ないです。
室内用を履く目的は、赤ちゃんの靴に対する抵抗感を少なくするためなので、屋外用の靴を履かせるタイミングは裸足でのつたい歩きが安定してからにしましょう。目安としては、ちゃんとたっちができる状態で、自力で3、4歩しっかりと歩けるようになったら選ぶのがベストです。
赤ちゃんの足にやさしい靴の選び方
前述の通り、ファーストシューズには室内用と屋外用の2種類がありますが、室内用は、靴全体が柔らかい素材でできたものを、屋外用には靴底の素材がある程度しっかりした硬さがあるものを選ぶのがポイントです。
大人の靴と同じように各ブランドによって靴の形状は様々ですので、赤ちゃんの足の形に合ったものを選ぶことが大切ですよ。また、その際に足の甲をきちんとホールドするための調整ベルトがついているタイプを選ぶとよいでしょう。
靴を嫌がったらちょっとずつ慣れる練習を
「なぜ靴下は大丈夫なのに、靴だと嫌がるの」と思うママもいるでしょう。靴は靴下と違い、締め付け感があったり、未知な靴への恐怖感を抱くためかもしれません。
抵抗感を少しでも和らげるには、外出の際に突然靴を履かせるのではなく事前の練習が必要です。履かせるときは上手に履けたことを褒めたり、楽しく歌いながら履かせたりしてみましょう。そして、履けたらまずは室内練習をします。
室内で慣れてからの外出も、いきなり歩かせずに靴を履いた状態で抱っこをするなど、徐々に慣れていくようにしましょう。
つたい歩き期の散歩へ行く前の準備
散歩に持って行くとよいもの
また、帽子やタオル、ハンカチ、ティッシュも必要です。帽子は直射日光を受けないためにかぶせ、タオルやハンカチは汗をかいたときや、手を洗ったときにすぐ拭けるように用意しておきましょう。
月齢によっては、ミルクだけでなく離乳食やちょっとしたおやつを持参してもよいかもしれません。また、忘れがちなのがママの飲み物と絆創膏です。絆創膏は、転んだときの軽いケガの処置に役立ちますよ。