児童館は便利だけどトラブルもある?知っておきたいトラブル回避策
赤ちゃんがおもちゃを使って遊べるようになってくると「児童館を利用してみようかな?」と思うママも多いですよね。ただ、子どもがたくさん集まる場所だけに「トラブルなどが心配」という声もたくさんあります。今回は児童館のメリットと、児童館を安心して利用するために「知っておきたいトラブル回避策」をご紹介します。
児童館は親子が手軽に行ける憩いの場
児童館デビューの目安月齢とは
その代表ともいえるのが児童館なのですが、「どのくらいの月齢から楽しめるところなの?」という疑問が浮かぶママも多いでしょう。
児童館は対象年齢というものはありません。ですが、早くても首がすわって物やおもちゃを認識できるようになる生後4カ月以降がおすすめです。
低月齢の赤ちゃんではまだ菌に対する免疫力が弱い状態ですし、遊べるおもちゃが少ない可能性もあります。生後6カ月ほどになって腰がすわれば、児童館のおもちゃでたくさん遊べるようになり、楽しみ方も広がってきますよ。
子どもにとってのメリットがたくさん!
児童館にもよりますが、大抵の児童館ではソフト積み木やぬいぐるみ、パズルや音の出るおもちゃ、室内用の乗り物や滑り台などが用意されています。
お家にはない初めて触れるおもちゃで遊ぶことで、赤ちゃんの視覚と聴覚を楽しませることもできますし、「今この子は、音の出るおもちゃに興味があるんだな」と発見したり、お気に入りの絵本を見つけられたりするメリットもありますね。
また月齢ごとに楽しめるイベントとして、月に1~2回程度で低月齢の赤ちゃん向けにベビーマッサージ、ベビーヨガ、絵本の読み聞かせなどを開催している児童館も多いですよ。
ママにとっても子どもと向き合える場所
お家にいると、どうしても家事の片手間で赤ちゃんや子どもと遊ぶことが多くなってしまうママも、児童館に行けばその間は子どもとじっくり向き合って遊ぶことができますよね。
児童館にある遊具やおもちゃで遊んでいるうちに「うちの子、もうこんなこともできるようになったのね!」など、ママにとっても新発見することがあるでしょう。
また、児童館でママ同士やスタッフの方とお喋りしながら、育児相談もできます。子育て中には「急いで解決する必要はないけれど、どうしたらよいか迷うことや知りたいこと」も色々とありますよね。そうした悩みや疑問が解決しやすくなるのも、大きなメリットといえます。
児童館でのトラブルでありがちなこと
子ども同士のケンカや病気トラブル
デメリットと聞いて、一番に浮かぶのは「子ども同士のケンカ」や「病気の感染の心配」といったトラブルですよね。
児童館にはたくさんの子どもが出入りしますから、0歳児や1~6歳くらいの幼児、小学生なども遊んでいます。子ども同士ですから、ときには同じおもちゃを使いたくて奪い合いになってしまうこともあります。
風邪や強い感染症についても、やはり子どもが大勢集まる場所なので、ほかの子どもが触ったり舐めたりしたおもちゃを自分の子どもが触ったり舐めたりして、菌をもらうことも充分に有り得ますし、その逆も充分に有り得ることですね。
ほかの子どもを注意したいけれど正直迷う
なかには児童館で子ども同士がぶつかってケガをしてしまったとか、ヒヤリとする体験をしたママもいます。そんな経験があるママの意見では「危ないなと思ったとき、ほかの子どもに注意をするべきか正直迷ってしまう」という声も多くあります。
確かに、少々言いづらいこともあるでしょう。遊び方や気になることがある場合には、スタッフの方に詳細を伝えて、見守りなどの対応や注意をしてもらっても大丈夫ですよ。自分で言いづらいときにはスタッフの方に声掛けをしてみましょう。
ママ同士の人間関係にストレス
お家で子どもと二人きりでいるよりは、情報交換をしたり育児に関する話ができたりとママにとって助かることも多いママ友の存在ですが、ときにはママ同士の付き合いが面倒に感じたり人間関係にストレスを感じてしまったりするケースもあるのです。
児童館を利用しているママのなかには、「グループになっているママばかりで、入りづらかった」とか「仲良くなったママが、愚痴ばかりいうようになって疲れてしまった」という声や、「子ども同士のトラブルが発端でママ友と微妙な仲になってしまった」というケースもあります。
ママ同士の人間関係がストレスになってしまうのも、デメリットの一つですね。
トラブル回避のための児童館マナーと秘訣
集団遊びのルールをママが教える
小さな子どもは集団遊びのルールが分からないからこそ、ママがそばについて「かして・ありがとう・ごめんね」などをそのたびに教えてあげましょう。
ときには自分の子どもが、お友だちが使っているおもちゃを横取りしてしまうという事態もあるでしょう。そんなときもママがお友だちに「ごめんね」と声を掛け、おもちゃを返してあげるとよいですね。そして、子どもには「お友だちが使っていたから、返してあげようね」と声を掛け、ほかのおもちゃを提案してあげるとよいですよ。
ママがお手本を示してあげることで、子どもも自然と周囲のお友だちに声掛けができるようになりますよ。