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ゆるキャラはなぜ子どもに人気なの?活動内容や見た目の特徴も知ろう

ゆるキャラはなぜ子どもに人気なの?活動内容や見た目の特徴も知ろう

多くのゆるキャラは子どもに人気があります。人気の理由はほかのキャラクター同様、ゆるキャラが子どもに好かれる要素をたくさん持っているためです。今回は子どもがキャラクターを好きになる理由について、またゆるキャラとほかのキャラクターとの違いについてなどをご紹介します。

子どもはキャラクターが好き!その理由とは

慣れ親しんだキャラクターに安心感を覚える

子どもはキャラクターが大好きですね。ゆるキャラに限らず、なぜ子どもはキャラクターが好きなのでしょうか。理由の一つが、慣れ親しんだキャラクターが子どもの不安を紛らわせ、安心感を与えてくれるためです。

例えば初めての場所へ行くとき、子どもは緊張で不安な気持ちになります。そんなとき慣れ親しんだキャラクターのぬいぐるみを抱きしめることで「守られている」と感じるのだそうです。

小さな子どもがとくに好きなのが、食べ物、動物、乗り物をモチーフにしたキャラクターだそうです。アンパンマンやディズニー、サンリオなどが人気なのはこうしたモチーフを多く使っているからで、こうしたキャラクターに子どもは親近感や安心感を得て、より親密になっていくのだそうです。

3歳ごろからはキャラクターは憧れの存在に

3歳ごろから子どもはごっこ遊びが好きになります。ごっこ遊びはこれまで好きだった親しみのあるキャラクターではなく、活躍するヒーローやヒロインになりきって楽しむ傾向があります。

ヒーローやヒロインを好きになるきっかけはテレビ番組です。番組内で、ヒーローやヒロインは動いたり人と話をしたりして、仲間とコミュニケーションをとります。そうしたシーンを見た子どもはキャラクターに共感し、キャラクターとの絆を深めていくそうです。

子どもの脳が成長とともに発達すると、キャラクターの言動をより深く理解できるようになります。それにより子どもは励まされたり楽しませてもらったりすることが増えて、ヒーローやヒロインは憧れの存在になっていくのです。

小さな子どもにとっても癒し効果が

ヒーローやヒロインに憧れるからといって、それまで慣れ親しんでいたキャラクターとお別れするわけではありません。慣れ親しんでいたキャラクターは「癒し」として、子どもを見守る存在になっていきます。

ヒーローやヒロインのような「憧れ」とは違う「友人」のような存在として、子どもは慣れ親しんだキャラクターのお世話をしたり話しかけたりしてコミュニケーションをとるようになります。子どもがストレスを感じたときはキャラクターに話しかけることで、癒しや安らぎを覚えて落ち着くのだそうです。

こうしたキャラクターの多くは強い感情表現がないものが多く、子どもは自分の考えをぶつけやすいのだといわれています。癒しの友だちとして、子どもを見守ってくれる存在になるようです。

ゆるキャラの定義や活動内容を知ろう

正式名は「ゆるいマスコットキャラクター」

慣れ親しんだキャラクターや、テレビ番組のヒーローやヒロインだけでなく、多くの子どもは「ゆるキャラ」にも興味を持ちます。

この「ゆるキャラ」は、正式には「ゆるいマスコットキャラクター」といいます。命名したのは漫画家の「みうらじゅん」さんです。のんびりとした雰囲気が名前にピッタリですね。

ゆるキャラは子どもたちだけでなく多くの大人たちからも支持されています。「好きなゆるキャラは?」と聞かれて複数答えられるママも多いのではないでしょうか。

一方で「ゆるキャラ」という響きから、ゆるキャラではないのにそう思われがちなキャラクターがいます。例えばサンリオの「ぐでたま」「ポムポムプリン」などがそうですが、いったいどのような違いがあるのでしょうか?

「ゆるキャラ」と判断するための三つの基準

「ゆるキャラ」は、かわいくてのんびりしているだけのキャラクターではありません。「ゆるキャラ」と判断するには、次の三つの基準を満たす必要があります。

1.郷土愛に溢れた強いメッセージ性があること
2.立ち居振舞いが不安定かつユニークであること
3.愛すべきゆるさを持ち合わせていること

この三つの基準を提唱したのも「ゆるキャラ」の名称の生みの親であるみうらじゅんさんです。三つの基準のうち特徴的なのが一つ目で、ゆるキャラには地域の特産物や有名なモチーフを取り込むことが必要になります。

こうした特徴から、多くのゆるキャラは地域に密着したキャラクターとして誕生します。地元の人から愛着を持たれることが多いのも頷けますね。

地域のPR活動や社会貢献活動を行っている

多くのゆるキャラは親しみやすい姿を通して、地域のPR活動や社会貢献活動の普及に努めています。

地域のPR活動には、ゆるキャラの見た目や名前が利用されることが多いです。見た目や名前には地域名やその地域の名産品、また名所などを連想させるものが多く、有名になると地域をアピールする効果が生まれます。

実際にゆるキャラを通して有名になった名産品や場所は少なくありません。ゆるキャラを使った商品の経済効果は1,000億円ともいわれ、地域への貢献度は決して「ゆるくない」ようです。

社会貢献活動では、ゆるキャラの親しみやすさを利用して募金活動や奉仕活動に貢献します。ゆるキャラが行うことで、活動の内容を広く知らせる働きも期待できるようです。

ゆるキャラには子どもが好む要素がたくさん

動物モチーフが多いので子どもの興味をひく

ゆるキャラが子どもに好まれる理由はいくつかあります。その一つが、子どもが好きな「動物をモチーフにしたキャラクター」が多い点です。

2010年から開催されている「ゆるキャラグランプリ」にも、歴代上位に動物モチーフのゆるキャラが多くみられます。「ひこにゃん」「くまモン」「バリィさん」などは有名ですね。それぞれ「ねこ」「くま」「とり」がモチーフ、またはモチーフの一部になっています。

近年のグランプリ3位以内にも動物モチーフのゆるキャラが選ばれています。例えば2016年のしんじょう君(二ホンカワウソ)、2017年のうなりくん(うなぎ)、2018年のジュー坊(ヘビ)などで、子どもからお年寄りまで幅広い年齢層に支持されているようです。
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