添い乳で暴れるのには理由があった!暴れる原因や対処の仕方
添い乳で赤ちゃんを寝かしつけているときや普段の授乳のとき、赤ちゃんが暴れるということはありませんか?赤ちゃんが暴れると授乳がしにくいだけではなく、乳首が傷ついてしまうこともあります。今回は授乳中に赤ちゃんが暴れる原因や、暴れるときの対処法を紹介します。
体調や姿勢をチェックしてみよう
ママや赤ちゃんの体調
鼻が詰まって息が苦しい、便秘気味でお腹が痛いなどの理由から、おっぱいを飲みにくくて怒っているときは、鼻水を取ったり、お腹をマッサージしたりしましょう。どうしても飲んでくれないときは病院で相談してくださいね。
「眠い」「ゲップがしたい」といった生理的な理由で暴れるときもあります。こんなときは授乳を一度中断し、縦抱きにしてみるとよいでしょう。
また、ママが生理のときや乳腺炎になっているなど、ママの体調が原因になっていることもあります。生理中は粉ミルクを使う、乳腺炎にならないようケアするなど、ママの体調に合わせて対処してください。
飲むときの赤ちゃんの姿勢
赤ちゃんが小さくて体がしっかりしていないうちは姿勢が崩れやすく、授乳中に体がずれて飲みにくくなっているのかもしれません。授乳クッションを使って赤ちゃんの姿勢が崩れないようサポートするとよいですね。
また、抱っこの仕方が原因で乳首をくわえにくい、おっぱいを飲みにくくて怒っている可能性もあります。横抱き、縦抱き、フットボール抱きなど、いろいろな抱き方を試して赤ちゃんの好みを見つけてください。
さらに、手足に開放感があるのが不安という赤ちゃんもいます。バスタオルやおくるみで包みながら授乳すると、赤ちゃんが安心して飲んでくれるようになりますよ。
遊び飲みになっていることも
目や耳を刺激するテレビやステレオなどが授乳中についていたリ、ベッドメリーが近くにあったりすると、赤ちゃんの興味が移りやすくなります。授乳するときは音や光の刺激が少ない静かな環境を作るとよいでしょう。
また、ママが授乳しながらスマホを見ているなど、ほかのことに集中しているときに遊び飲みする赤ちゃんもいます。「ママ、こっちを見て」というサインですので、授乳中はなるべく赤ちゃんを見てあげてくださいね。
ときどき、わざと乳首をかんでママの反応を見る赤ちゃんもいます。かまれたときは赤ちゃんの鼻をつまんで授乳を中断し、かんではいけないことを伝えるとよいですよ。
赤ちゃんは母乳の量や味の変化に敏感
母乳がちゃんと出ているか確認してみよう
授乳にかかる時間には個人差がありますが、一般的には左右合わせて20分程度が目安です。授乳に30分以上かかる、おっぱいを離してくれないというときは母乳が不足している可能性があります。
また、授乳時間が2時間未満であったり、うんちやおしっこの回数が少なかったりするときは、飲んでいる量が少ないというサインです。水分と栄養を摂り、母乳が出るよう対処してくださいね。
母乳不足が原因で体重が増えないというときはミルクを足すことも検討しましょう。母乳にこだわりすぎず、ママと赤ちゃんが健康に過ごせる方法を選んでくださいね。
母乳が出すぎる母乳分泌過多症
母乳分泌過多症になっているママの場合、授乳中におっぱいを交換すると、先に吸わせていた方がもう片方の刺激に影響されて母乳を作ってしまいます。一回の授乳で片方を吸いきらせ、もう片方は次の授乳に回すとよいでしょう。
胸の張りが強くて痛いときは、乳腺炎を防ぐために搾乳をしてください。ただし、搾乳しすぎると母乳を作る量が増えてしまいますので、搾りきるのではなく圧を抜く程度にしておきましょう。
母乳分泌過多症は授乳や搾乳の方法を変えることで改善できることがほとんどです。しかし、対処しても改善しない場合は産婦人科を受診してくださいね。
母乳の味がいつもと違う
血液を元に作られている母乳は、脂質や糖分、スパイスなどの刺激物が多い食事によって味が変化したり、運動不足による血行不良で母乳の質が変わったりすることがあります。それにより、母乳を飲まなくなる赤ちゃんもいます。
脂質、糖分は乳管の詰まりを引き起こすので、授乳期は油っこい食事や甘い物を避けましょう。母乳の出をよくするといわれる餅は、食べすぎると乳腺炎の原因になるともいわれるので注意してください。
また、生理などによる貧血で母乳の味が薄くなることもあります。授乳期は特に貧血になりやすいため、妊娠前よりも鉄分や水分を多めに摂るよう心がけましょう。