2歳児の子育てはストレスばかり?家族みんなが笑顔で暮らすアイデア
「魔の2歳児」という言葉がありますが、自我が出てきた小さな子を育てるのはなかなか大変なことが多いですよね。かわいい顔に似合わず頑固なので、ママは戸惑ってしまいます。そこで、どうしたら2歳児と上手に向き合えるか、発達段階や接し方、遊び方、ママの怒りのコントロールのしかたなどをご紹介します。
「魔の2歳児」と上手に向き合うには?
なんでもしたいが始まる2歳児
しかも、難しそうなのでママが手伝おうとすると激怒され、やってみてできないと大泣きされたり、かんしゃくをおこされたりするので、心の中で「泣きたいのはこっち」と思うことも。もちろんできることは極力子どもにやってもらいます。
けれど、練習が必要なものはちょっかいを出すふりなどして、ママが子どもにわからないように、うまく手を貸せたらよいですね。どう考えても難しいことは「ママにもできないことがある」と具体例を出して話すと、納得することがありますよ。
イヤイヤ期の見方を変えてみよう
自他の区別がつかない赤ちゃんから、自我をもつ子どもに成長した証といえますね。けれども、2~3歳頃の子は、脳の「前頭前野」という部分がまだ未熟です。
前頭前野は目標達成のために自分の気持ちを抑える働きをします。2歳児にそれができないのは、脳の発達からみても当たり前なのです。
理由も告げずに怒るのではなく、子どもの気持ちを受け止めた上で、いけないことを教えましょう。特に危ないことや迷惑がかかることは、抱きしめたりほかの場所に抱いていったりして、口でいうだけではなく、物理的に速やかに行動を止めましょう。
ストレスを感じることが多いケース
ほかの子と遊んでいると、おもちゃを取ったり、危ないことばかりするので、ママはハラハラして気持ちが休まらないこともあります。そんなときは同じ悩みをもつママと悩みを話して共感し合うと、ほっとします。
必ず終わりがくるので、今はそういう時期と、よい意味で諦めることも必要かもしれません。ママのイライラは子どもに伝わり、よけいに泣いたり反発したりしがちです。怒りが爆発しそうなときは、深呼吸して少し落ち着いてみましょう。
パパにも手伝ってもらってストレス解消
Messy Playで思いっきり遊ぼう!
そこで、たまには部屋や庭などに大きなビニールシートを敷いて、汚れてもよい服で水を飛ばしたり、スライムでベタベタにしたり、絵具やクレヨンを思いきり使ったりして遊んでみましょう。きっと子どものやりたい気持ちが満足します。
小麦粉粘土など、なるべく口に入れても大丈夫な素材のものや、はみ出しても消せるクレヨンを用意すると安心です。とはいえママは汚れを気にしやすいので、このようなダイナミックな遊びは、パパがうってつけかもしれませんね。
子どもと一緒に塗り絵でリラックス
「晩御飯なににしよう」「うちの子、言葉が遅いんじゃないかな」「歯医者の予約いつだっけ」などなど、私たちはいつもいろいろなことを同時に考えていますよね。すると、今のことに集中できずに疲れてしまいます。
けれども塗り絵に集中すると、不安などの雑念が吹き飛び脳がすっきりした状態になるのです。「瞑想」に近い状態になるといわれるほど、心が落ち着きリラックスできるそうですよ。
子どもと一緒に塗り絵をすれば、子どもはママがすぐそばにいて安心しますし、ママは子どもと触れ合いながらストレス解消になりますね。
ママだけの時間を作ろう!
仕事などで大変なこともありますが、できるだけ早寝早起きを心がけると、子どもが寝た後や起きるまでの時間を使えますね。そのために、外遊びや体を使った遊びをし、夕方のお昼寝を避け、寝る前にテレビなどのブルーライトに注意しましょう。
最初は寝かしつけに時間がかかるなど思い通りにはいきませんが、生活リズムを整えるのは子どもにとっても大切なことです。一度整えば後は楽なので、パパにも協力してもらい、家族で少しずつ取り組めるとよいですね。
しかめっ面はサヨウナラ!笑顔で過ごそう
叱るルールを決めれば、イライラも減る?
ママとパパが話し合い、子どもがどんなときに叱るかを決めておきましょう。叱るルールは「危険なことをしたとき」「人に迷惑をかけたとき」「わが家のルールを守らなかったとき」などです。「わが家のルール」は、パパママが一方的に作らず、家族で話し合って決めるとよいですよ。
たとえば「食事中に3回歩いたらおしまい」というルールを守れなかったら、ママは本当に片付けます。感情的にならず決めたことを叱る、実行するのを繰り返せば、最初は泣くかもしれませんが子どもが理解しやすく、ママが叱る回数が減ってくるでしょう。