兄弟仲が悪くて心配なパパ・ママへ!赤ちゃん返りと兄弟げんかの対処法
兄弟げんかにどう対応する?
どちらの話もしっかり聞いた上で、上の子が下の子を殴ったという事実があったとしても、原因が "下の子が上の子のノートを破ったから"だったというような場合は、「どっちも悪いよね」とお互いに謝らせて仲直りをさせます。
ただ、その原因が"上の子が親の愛情不足で下の子を妬んでいた"という場合、下の子は悪くありませんし、上の子を叱っても同じ事が繰り返されるだけで、何も解決されません。
まずは、しっかり子どもの話を聞き、様子を伺いながら、けんかの原因を見つけましょう。
愛情は言葉やスキンシップで伝える
大切なのは、上の子に『ママは、〇〇くん/〇〇ちゃんのことが大好きだよ』というのを伝えることです。上の子が、自分も愛されているのだと信じられるまで、何度も言葉でも伝え、何度も抱きしめる、キスをするなどのスキンシップを取るようにしましょう。
「今日は、〇〇くん/〇〇ちゃんとママの二人だけでおでかけしようか?」などと、二人で公園に遊びに行ったり、ランチを食べに行くなども良いと思います。ママを独り占めできる、自分一人で甘えられる時間を作るのがオススメです。
しっかりスキンシップをとったり、2人だけの時間を作ったりすることで、愛情不足も解消していき、徐々に上の子も落ち着いてきます。上の子の心が満たされたのを確認できたら、その後に起こる通常の兄弟げんかは、基本通り両方の話を聞いて仲裁するようにしましょう。
まとめ
日本人は愛情表現が苦手な民族と言われています。気恥ずかしく思う方もいるかもしれませんが、子育てに関しては遠慮無用です。思う存分言葉に出し、身体全体で愛情を表現してみてください。
「愛してる」「大好き」と言われて嫌がる子どもはどこにもいません。赤ちゃんにも、幼児にも、大きくなった子どもにも、親からの愛情は何より大切な心の栄養です。
本田千織先生[現役ママの明日から使える子育てコーチング講座]
「子育てがみるみる楽になる赤ちゃんとのおしゃべりBOOK(学研)」「子育ての悩みが一瞬でなくなる本(リベラル社)」などを著し、現在3人の子どもを育てるワーキングママ。よちよち手話やコーチング、心理療法のスキルを活かした子育てコミュニケーションの方法を発信中。