海が赤ちゃんにもたらす効果とは?デビューできる時期と持ち物を紹介
夏といえば、海。ということで、この夏は赤ちゃんを海デビューさせたいと思っているママもいることでしょう。そこで今回は、赤ちゃんを海に連れて行くことによって期待できる効果や行く前にチェックしたいこと、おすすめの持ち物などについてお話しします。ぜひ参考にしてみてくださいね。
海は赤ちゃんの成長を促す!期待できる効果
五感が刺激されていろいろな感覚が身につく
砂浜の砂を手で触って、その感触を赤ちゃんと楽しんでみましょう。ママがつかんだ砂をさらさらと赤ちゃんの足や手に落としてみると、面白がってくれますよ。
貝や海藻も触らせてみましょう。貝のざらざらと硬い感触や海藻のぬるっとした感触は砂のそれとは手触りが違うので、赤ちゃんの好奇心をかき立てることでしょう。
さらに波の音はママの胎内にいたときの音に似ているので、赤ちゃんもリラックスできますよ。赤ちゃんに様々な刺激を与えると、心身の発達によい影響を与えてくれます。
冷たい海水が体の抵抗力や免疫力を高める
赤ちゃんを浅瀬で遊ばせながら海水に足を浸けてみたり、ママが抱っこして少し下半身を海水に浸からせてみましょう。最初はびっくりして泣いてしまうかもしれないので、少しずつ慣らすようにしてくださいね。
外気温よりも少し冷たい海水に浸かったり、出たりを繰り返すことによって体内の免疫システムが刺激され、体の抵抗力や病気への免疫力を高めるといわれています。赤ちゃんの様子をみながら試してみてくださいね。
赤ちゃんが風邪気味、もしくは疲れている様子をみせたら、無理せず日陰でゆっくりと休ませましょう。
アトピーの症状軽減が期待できる
海水は人の体液と似た成分でできており、海水に多く含まれるミネラル成分の一つのマグネシウムには肌の保湿効果があります。マグネシウムには、血液の循環をよくさせ、花粉症などにも効果的だといわれているので、ママにも嬉しいですね。
肌の表面には黄色ブドウ球菌があり、これが増殖して毒素を出すと人はかゆみを感じるといわれています。海水には、この黄色ブドウ球菌を殺菌する効果があるので、肌の消毒効果が期待できますよ。
海水浴のときは、赤ちゃんの肌の様子をチェックしながら楽しんでくださいね。
海デビュー時期と行く前のチェックポイント
目安は「おすわり」ができてから
まだ「おすわり」ができないうちに海に行くと、ビーチテントの中で寝そべったりママに抱っこされて顔が常に空を見ている状態になりがちです。そうなると、海辺は太陽の光も強く、赤ちゃんの目には刺激が強すぎるのであまりおすすめできません。
さらに海辺で横たわっていると、砂が目に入ることもあります。座れるようになるまでは、海は控えるようにしたいですね。
座れるようになると、浅瀬に座って打ち寄せる波に触れたり、両手で砂をつかんで遊んだりなど、いろいろなことを楽しめるようになります。
行く前にまずリスクを知っておこう
・たばこの吸い殻
海辺にはたばこの吸い殻が落ちていることがあります。赤ちゃんが間違って口に入れないよう、注意しましょう。
・とがった貝殻
割れた貝などに触れると、切り傷ができてしまうことも。赤ちゃんがなにを触っているのか、常に気をつけておきたいですね。
・砂
赤ちゃんがうっかり口に入れてしまわないようにしましょう。
・危険な海の生き物
クラゲやナマズの一種であるゴンズイなど、海には危険な生き物もたくさんいます。触らないようにしたいですね。
行く前に体調と時間を確認しよう
当日は、太陽が一番高く暑い時間帯の朝11時から14時ぐらいは避けるようにし、できるだけ朝か午後遅い時間に遊びに行くようにしましょう。砂からの照り返し熱も強いので、ベビーカーに乗せたままでいると熱中症になってしまう危険性もあるので注意したいですね。
砂浜の砂も熱くなっているので、赤ちゃんがやけどをしないように気をつけてください。赤ちゃんの様子をこまめにチェックしながら遊ばせるようにしましょう。