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コミュニケーションに不安がある4歳児。発達の様子と親ができること

コミュニケーションに不安がある4歳児。発達の様子と親ができること

子どものコミュニケーション力を育てる

子どもの多い場所へ出かけてみる

我が子のコミュニケーション力に不安があるようであれば、子どもの多い場所に出かけてみてはいかがでしょうか。多くの子どもと関わることができる環境を意識的に用意すると、社会性や協調性が自然と育っていきます。

例えば、ママ友とおしゃべりをしながら子ども同士を遊ばせましょう。それぞれの地域で開催されている親子サークルに参加するのもよいかもしれませんね。地域の児童館に行けば、様々な年代の子どもと交流することができます。児童館ではイベントも開催されているので、参加するのも楽しいですよ。

このとき大切なのは、ママやパパはなるべく口を出さないことです。多少のトラブルがあっても、少し離れたところから見守るように心がけてくださいね。

ママが協力できる子どもの遊びの始め方

4歳を過ぎるころになると、子どもはできることがたくさん増えていきます。手先が器用になって、全身運動ができるようになるのもこのころです。だからこそ、ママやパパは子どもの遊び始めをサポートしましょう。

家にある牛乳パックやトイレットペーパーの芯を使っての工作は、子どもが大好きな遊びの一つです。紙飛行機を作って、子どもと遠くまで飛ばす競争もおすすめですよ。

また、公園の遊具で自由に遊べるようにもなるのも4歳児ごろです。ブランコは自分で漕げるようになり、すべり台の上り下りも安定してできるようになります。公園では、順番を守って遊ぶ楽しさを伝えましょう。さらに、ボールを投げたり蹴ったりできるようになるので、キャッチボールやサッカーもよいですよ。

発達状態が気になるときは気軽に相談を

同年代の子どもと比べて、我が子の発達状態が気になっているママやパパもいますよね。もし気になるようであれば、市区町村役場が設置している相談窓口を利用してみるのもよいでしょう。

地域によっては保健センターや子育て支援センターなど、施設の名称は異なりますが発達障害に関する相談を受けつけている窓口があります。専門的な知識や経験のあるスタッフが対応してくれるので、気軽に相談してみてくださいね。

また、大学病院や総合病院などの小児神経科を利用すれば、専門医が発達障害の診断や治療などを行ってくれます。もし大きな病院に足を運ぶことにためらいがあるようであれば、かかりつけの小児科の先生に相談するのもよいでしょう。

パパとママの関係も子どもに影響する

親とのコミュニケーション不足が影響する

パパやママは子育てをしていく中で、「子どもにはたくさんの人と関わって成長して欲しい」「人に優しく接することができる子になって欲しい」など、子どもにはコミュニケーション能力を身につけて楽しく過ごして欲しいと願いますよね。コミュニケーション能力を伸ばすには、家庭での過ごし方も影響しているようです。

現代は核家族化が進み、パパやママ両方が働いている家庭も多いでしょう。昔のように祖父母や親戚、近所つき合いが希薄になってきているので、たくさんの大人とコミュニケーションを取る機会や、パパやママと会話をする時間が減少傾向にあります。

小さなころからパパやママ、周りの大人とコミュニケーションを取ることで、子どもは人との接し方を体験を通して学んでいきますよ。

忙しくても子どもとたくさん話そう

先ほどご紹介したように、最近は共働き家庭が増えてきているため、パパだけでなくママも日中は仕事で子どもと過ごす時間が減っているかもしれませんね。ママも働いていると家にいる時間は溜まった家事をこなさなければならず、子どもと遊んだり会話をしたりする時間を作れていない家庭が多いようです。

子どもはパパやママとたくさん話をする、スキンシップを取ることで情緒が安定し自己肯定感が高まります。自己肯定感が高い子どもは思いやりを持って周りと接していけるので、外に出ても上手にコミュニケーションを取って楽しく過ごしていけるでしょう。

子どもの成長のために、忙しくても子どもの話を聞く、質問をする、「大好き」と言葉で伝えるなど、話す機会を作ってくださいね。

パパとママの会話も子どもの成長につながる

結婚生活が長くなると「パパと最近会話をする時間が減った」「話しかけてもしっかり聞いてくれないから、相談することがなくなった」など、会話をしなくなる夫婦は多いようです。しかし、子どもは親の背中を見て育つといわれているので、パパとママの会話や接し方によって子どもに悪影響が出る可能性もあります。

例えば、いつもお互いの話を楽しそうに聞いている、「ありがとう」と感謝を伝えている夫婦であれば、子どもも周りの人に笑顔で優しく接することができるでしょう。反対に、イライラしながら話していたり、話しかけられても無視したりしていると、子どもも周りに対して冷たい態度を取りやすくなります。

パパとママの会話が子どもの成長にもつながると思って、日々を過ごすことが大切です。

まとめ

4歳ごろになると子どもの体は大きく成長し、自分でできることも増えていきます。コミュニケーション能力もついてきて、お友だちとの遊びの中で社会性や協調性を少しずつ身につけていくでしょう。

人とのコミュニケーションが苦手な子どももいますが、最初から発達障害と決めつけずまずは環境を整えましょう。個人差を理解し、見守ることも大切です。もし発達状態が気になるようであれば、気軽に関係機関に相談してもよいでしょう。

家庭での会話も子どもに影響するので、毎日家族で会話を楽しむ時間を作ってくださいね。
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