初心者におすすめの水耕栽培!育てやすい植物や育て方のポイント
家庭菜園をやってみたいけれど、手をかけられる時間もないしハードルが高くて自分にできるか心配、と悩んでいるママも多いでしょう。そんなママには室内で手軽に育てられる「水耕栽培」がおすすめです。ここでは、「水耕栽培ってなに?」と思われた植物栽培初心者のママに向けて、育て方のコツや便利なキットなどをご紹介します。
水耕栽培ってなに?初心者向けに徹底解説
水耕栽培は初心者にとってメリットたくさん
一つ目に、水やりに手をかけなくて済む点です。土で栽培すると土が乾く度に水やりをする必要がありますが、水耕栽培は水と肥料のみで育てるので、水やりの必要がありません。
二つ目に、成長スピードが土で栽培するより速いという点です。早く収穫できた方がモチベーションを維持できますよね。
そして三つ目に、虫による被害を受けにくい点です。土はどうしても虫が住みやすい環境なので、植物を植えると、葉っぱに虫が付いて食べられてしまったり、病気になったりすることもままあります。虫が付きにくい水耕栽培なら、手間がかからず虫が苦手な方にも安心ですね。
水耕栽培を100均グッズやペットボトルで
まず鉢の作り方です。2Lのペットボトルの口から1/3の高さの部分を水平にハサミで切り落とし、逆さにして胴体部分にはめ込みます。そのペットボトルの周りをアルミホイルで覆えば完成です。
次に苗の作り方です。100均で手に入る食器洗いスポンジを2cm角に切り、一つのスポンジに種を3粒ほど撒きます。それをトレイに並べ、スポンジが1/3程度浸る水を入れます。
発芽して、根がスポンジから突き抜けるほど成長したら、水耕栽培用の培養液を入れたペットボトルの鉢に移し替えて成長を見守りましょう。
とても簡単にできそうですね。
すぐにはじめられるキットも
例えば、用意するのは水だけで、ハーブや小松菜などの葉物野菜からミニトマトまで、様々な種類の植物を育てられるキットや、プランタータイプで様々なスプラウトを育てられるキットでも、500円程度で販売されています。
プランタータイプはたくさん種を撒くのが大変ですが、一度にたくさん収穫できるメリットがあります。自分に合ったものを選んでくださいね。
どれにするか悩んだら、育ててみたい植物や家族の食の好みに合わせて選ぶと、育てがいを感じられますよ。
水耕栽培ではじめてみたい植物3選
家庭菜園の定番ミニトマト
発芽は先ほどご紹介したスポンジの方法でOKです。発芽して根がスポンジから出るほど成長したら、ペットボトルの鉢に移し替えます。この時点では液体肥料は加えず、水のみを根の半分から1/3まで入れましょう。根腐れを防ぐためにも、週に一度は水を入れ換えてくださいね。
トマトは光を好む植物なので、最低半日は日の当たる場所に置きましょう。本葉まで出たら、ハイポネックスなどの液体肥料を水に加えます。たくさん枝が出たら、脇芽(枝と枝の間の芽)はこまめに摘み取るようにしましょう。
あとは実をつけるのを待つだけなので、お手軽ですね。
色々な料理に使えるバジル
トマト同様スポンジで発芽させ、本葉が出て、根が8cm以上伸びたらペットボトルに植え替えましょう。水は液体肥料を混ぜたものを入れ、根腐れ防止のために根の半分くらいまで水を入れるようにします。トマトとの大きな違いは、水の量とこの水を毎日換える必要があることです。
また、バジルは10℃以上の室温で、日に当てるほど香りがよくなり、収穫時期も早まります。上手に育てて、ピザやパスタのトッピングやバジルソース作りを楽しみましょう。
観葉植物のアイビーならインテリアに
水耕栽培の方法は、ハイドロカルチャーと水挿しの2種類があります。水挿しはとても簡単で、水の入ったコップなどに茎を入れて育てる方法です。水が濁ったら換えてあげるだけで根が伸び始め、葉がどんどん成長してくれますよ。
ハイドロカルチャーは人工培養土を使って育てる方法です。水挿しとは異なり、無菌状態を保てるため、水を換える必要がなく、手間がかかりません。根が出るまでは水挿しで育てて、その後はハイドロカルチャーで育ててあげるとよいでしょう。