初心者におすすめの水耕栽培!育てやすい植物や育て方のポイント
初心者必見!水耕栽培の育て方
水換えのサインを見逃さずに
根からは古い細胞が剥がれ落ちたり、作られた栄養がにじみ出たりしていますが、これが水に溜まると根を腐らせる原因になります。少ない水で育てるときほど汚れやすいので、こまめに水を換えることが大切です。目で見て濁っていたり、ぬめりが出てきていたりしたら、水換えのサインです。
また、日当たりが必要な植物を育てる際にも、雑菌が繁殖しやすいのでこまめに水を換えましょう。
水の量も重要です。根全体を水に浸してしまうと根の呼吸ができなくなり、腐る原因になります。育てている植物に適した量の水を入れるようにしましょう。
置き場所も大事!直射日光を避けて
例えば、水耕栽培ではまず種から発芽させたり、切った茎を水に浸けて根を伸ばしたりしますが、この時期は日に当ててはいけません。
なぜなら種は水を多く必要とするため、直射日光の当たるところに置いてしまうとすぐに水が乾燥して、発芽できなくなってしまい、根が出る前の茎は水を吸う力が弱いため、同じく乾燥しやすく成長ができなくなってしまうからです。
植物が成長したあとも、葉が焼けてしまったり、水温が上昇してしまったりして、根が腐る原因になるので、直射日光には当てないようにしましょう。やわらかく日の当たる室内や蛍光灯の下に置いてくださいね。
液体肥料で栄養を与えよう
「ハイポネックス」は園芸をしている人にはよく知られた肥料です。土壌栽培用と水耕栽培用があるので使い分ける必要があります。
土壌栽培用の肥料は、土の栄養では足りない分を補うために使用するため、水耕栽培で使用してしまうとうまく育たないようです。水耕栽培用には窒素とリン酸とカリウムが6.5:6:19の割合で含まれているものが適しているでしょう。
また、水耕栽培用の肥料で人気の肥料の一つに「ハイポニカ」があります。こちらは農家の方も使用する本格的なものですが、初心者でも簡単に使えて収穫量も増やすことができるようです。ネットショップで簡単に購入できますよ。
水耕栽培は子どもと一緒に楽しんで
植物への興味や責任感が生まれる
先ほどもお伝えしたように、水耕栽培は土での栽培よりもお世話が簡単です。鉢を日当たりのよい場所に移動したり、水を換えたりすることは、幼い子どもでもできるでしょう。積極的に子どもにお手伝いを頼んでくださいね。
ある程度の年齢の子どもであれば、責任感を持てるように、あえてママ用と子ども用、二つの鉢を準備するのもよいでしょう。毎日お世話を続けることで、子どもの忍耐力を養います。水耕栽培は成長が早いため、子どもでもモチベーションを維持しやすいですよ。
自然を身近に感じ「旬」を知ることができる
また旬の食べ物には、その時期に人の体が欲している栄養や効果が含まれているものも多いため、旬の食材を取り入れることは健康管理にも役立ちます。
しかし子どもたちの中には「旬」がどういったものかさえ知らない子も多いでしょう。水耕栽培を行うことは、子どもに「旬」について伝える絶好のチャンスです。
この野菜の種はいつごろ植えるのが適切で、いつごろ収穫できるのか、それを身を持って体験することで「旬」を知り、食べ物への興味を深めることにつながります。四季のある素敵な国に生まれたからこそ出会える「旬」を大切にしたいですね。
命の大切さを学び好き嫌いがなくなる
しかしどんなに頑張ってお世話をしても、いつかは枯れる日がくるものです。また一度実をつけると再収穫が難しい苗は、栽培をやめなければならないときもあります。これは子どもにとってつらい現実ですが、命の尊さを知る貴重な経験になるでしょう。
そして植物を育てることの大変さや命の尊さを知った子は、いただいた命を粗末にしません。好き嫌いせずに残さず食べること、「旬」を知ること、自分で育て食べる楽しみを持つこと、これらはすべて「食育」といえます。水耕栽培は子どもの食育にも役立つのですね。
まとめ
透明な容器で育てれば、種から芽が出て根が伸びて野菜がなるまでの様子をよく観察することができるため、お子さんと一緒に観察するのも楽しいでしょう。野菜嫌いのお子さんも、その過程を観察することで野菜に興味をもち、少しでも食べられるきっかけになるかもしれません。
家にある道具で早速はじめてみませんか?