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赤ちゃんが快適な秋の室内温度は?過ごしやすい環境を作る方法

赤ちゃんが快適な秋の室内温度は?過ごしやすい環境を作る方法

体温調節機能が未熟な赤ちゃんにとって、1日の気温差が激しい秋は体調を崩しやすい季節です。赤ちゃんを病気や体調不良から守るためには気温や湿度を調整して快適な環境を作ることが大切ですが具体的にどうすればよいのでしょうか。今回は赤ちゃんが秋を快適に過ごすことができる環境作りのポイントを紹介します。

気温差激しい秋。赤ちゃんが快適な室温は

秋の日中は快適な気温!服装で調節しよう

赤ちゃんが過ごしやすい環境は、東京都福祉保健局の「健康・快適居住環境の指針」によると、室温20~25℃だといわれています。

地域や天候によって違いはありますが、秋は日中の気温が20℃前後です。赤ちゃんにとって快適な気温であることが多く、赤ちゃんの機嫌がよい日も多くなりますよ。

ただし、秋は天候が急に変わりやすく、暖かいと思っていたら急に冷え込んだり、夏のような暑さになったりすることがあります。また、秋といっても9月と11月では大きく気温が異なるため、そのときの状況に合わせた対応が重要です。

肌着と長袖の組み合わせを基本に、気温に合わせて半袖に変えたり、おくるみを合わせたりして調節するとよいでしょう。

寝冷えが心配な秋の夜。布団と服装で温かく

日中は比較的過ごしやすい秋ですが朝晩は日中の気温より5~10℃程度低くなることがあります。日中の気温が高く半袖で過ごせた日でも、夜から朝にかけて冷え込むことがあるので寝冷えに注意が必要です。

秋の夜は肌着に長袖の組み合わせを基本に、タオルケットやガーゼケットなどで重ねる枚数を変えて、温度調節するとよいでしょう。

赤ちゃんの動きが活発でタオルケットやガーゼケットがずれることが心配なときは、スリーパーを着せてもよいですね。スリーパーは衣服の上から着るベストのような寝具で寝返りを打ってもめくれる心配がありません。

ただし、スリーパーを使うときは体に合ったサイズを選ぶようにしてください。サイズが大きいと窒息などの原因になることがあります。

秋以外の季節の快適な室内温度を紹介

秋以外の季節でも室温が20~25℃の範囲になるよう調節するのが理想といえますが、夏は室温を25℃以下にすると外気温との気温差が大きくなってしまいます。

また、外気温の影響を受けやすい赤ちゃんは冷房が強いと体が冷えすぎてしまい、体調を崩してしまいます。冷えすぎや外気温との差で体調を崩すことを防ぐため、夏は室温を26~28℃くらいにするとよいでしょう。

この範囲であれば半袖で快適に過ごすことができ、外気との気温差で体調を崩す心配も少なくなります。

春は秋と同じ方法で温度調節をし、冬は暖房を使って快適な環境を作るようにしましょう。赤ちゃんが過ごす部屋には室温計を用意して、温度をチェックしながら調節するとよいですね。

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赤ちゃんは体温調節が苦手。注意することは

室内温度の調整はママの大事な役目

恒温動物である人間は体温を一定に保つことができるため、冬も活発に動くことができますが、体温を調節するためには汗を出したり、体を動かしたりすることで体温を調節しなくてはなりません。

体温の調節は脳が温度を感じ取り、体温調節をするように体に指令を送ることで行われますが、脳や体の発達が未熟な赤ちゃんは体温調節機能も未熟です。

また、体が小さく外気温の影響を受けやすいため、極端に熱い場所や寒い場所では体温が上がりすぎたり下がりすぎたりして命に関わることもあります。

赤ちゃんを守るためにも、冷暖房機具や衣類で赤ちゃんの体温を調節してください。特に、ハイハイやつかまり立ちをする前の赤ちゃんは筋肉量も少なく体温調節がうまくできないので注意してくださいね。

暑いときに赤ちゃんが発するサイン

人間の体は寒さには強くできていますが暑さには弱く、脱水症状や熱中症などを起こすと命に関わることがあります。また、赤ちゃんの場合、「乳幼児突然死症候群(SIDS)」のリスクも高くなるため、室温の上がりすぎには注意が必要です。

手足の温度は眠いと上昇するなど気温と関係なく変化することもあるので、赤ちゃんが暑がっているかどうかを確かめるときはお腹や背中を触ってください。

汗ばんでいるときは暑がっているサインです。体の汗を拭きとり衣服を1枚減らす、寝具を1枚減らすなどして温度調整するとよいでしょう。

また、顔を赤くして泣いているときも体温が上昇していることがあります。夏はもちろん暖房をかけている冬も、汗をかいていないかチェックしてくださいね。

寒いときに赤ちゃんが発するサイン

赤ちゃんが寒がっているかどうかは、赤ちゃんの顔や唇、手足の色で判断できます。唇が青ざめているときや、肌の血色が悪くなっているときは部屋を暖めるとよいでしょう。

また、背中やお腹を触るとひんやりしているときも室温が低い可能性があります。室温計を確認するなど、部屋が寒くないかチェックしてくださいね。

赤ちゃんの手足が冷たいと不安になるかもしれませんが、血色がよく背中やお腹が冷えていないのであれば心配ありません。靴下や手袋は体温調節の妨げになるので、手足が冷たくても室内では身につけなくてもかまいません。

このほか、体を小さくして泣くのも寒いときのサインです。体が冷えた状態が続くと風邪や肺炎などを招くこともあるので注意してください。

赤ちゃんが発熱!室温や湿度はどうする

体温に注意しつつ、エアコンで室温を下げる

病気などで赤ちゃんが発熱したときは、赤ちゃんの体温に注意しながらエアコンで室温を調節しましょう。

特に注意が必要なのは気温が高い夏です。発熱していないときであれば26~28℃がちょうどよい室温ですが、熱が出ているときは26℃以上あると体の負担が大きくなってしまいますので、通常よりも室温を下げるようにしてくださいね。

熱があるときは体を温めるとよいといいますが、熱があるときに体を温めると汗をかいて体が冷えてしまいます。赤ちゃんは特に汗かきなので、体温をチェックしながら汗をかかない程度の室温にするとよいでしょう。

また、汗で水分を消費することに加え、エアコンを使うと空気が乾燥して脱水を起こしやすいので、水分はこまめにあげてくださいね。
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