子どものプール用浮き輪の選び方。安全に使うための注意点や種類
暑くなってくるとプールや海に行きたくなりますよね。水遊びをするなら浮き輪を買おう!でも実際お店に行ったら、どれを選んだらよいのか分からなくなってしまった。そんな経験はありませんか。この夏お子さんを水遊びデビューさせたいパパとママのために、安全な浮き輪の選び方を紹介していきます。
浮き輪の選び方や注意点を知っておこう
目的や年齢、サイズの合ったものを選ぼう
ただし忘れてならないのは、浮き輪は安全のために身に着けるものだということです。浮き輪は子ども向けならなんでもよいというわけではありません。子どもの体型に合ったものにしましょう。体型に合わない浮き輪だと、大事故につながる可能性もあります。
ホームセンターなどでは、試着できるような浮き輪が置いてあります。子どもの体に、きちんと浮き輪がフィットするか確認するとよいでしょう。
しかし水の中は滑りますので、それでも抜けることがある、ということを頭に置いておきましょう。
浮き輪の破れはないか要チェック
元々薄い素材でできているものや、劣化してしているものは、すぐに穴が空いてしまう可能性もあります。気がつかないうちに空気が漏れ、子どもが沈んでいたということがないように、使う前にしっかりチェックしたいですね。
もちろん、ご好意で浮き輪を譲って貰った場合も同じです。
浮き輪の中には、空気を入れる箇所が分かれていて、穴が空いても浮力を保てるようなものもあります。
目を離さないよう心がけ、見守ろう
子どもはすぐに楽しさに夢中になってしまい、自分が水の中にいることを忘れてしまいます。はしゃぎすぎて浮き輪から抜けてしまった、ひっくり返ってしまったということが起こりかねません。
10cmの深さの水でも子どもは溺れます。「でも溺れたなら音がするから気づくんじゃない?」というパパとママもいるでしょう。子どもは溺れるとき、声も上げずに沈んでいきます。仮に音がしたとしても、周りの人の声や水の音で騒がしく、なかなか気がつけないものです。
何かほかのことをしているときでも、視界の端にお子さんを入れておくとよいでしょう。
安全に使うために!浮き輪の種類や注意点
ドーナツ型、足入れタイプの浮き輪
「来年も使うから」と大きめのサイズを選んでしまう気持ちも分かりますが、浮き輪はベストサイズのものを選んでくださいね。体に合わないものだと抜け落ちる可能性があります。
その点、足入れタイプの浮き輪は抜け落ちの心配はありません。けれども足入れタイプはひっくり返りやすく、ひっくり返ると起き上がれないというデメリットもあります。海では波の高い日や風の強い日は使用を避けた方がよいでしょう。
また、足入れタイプの浮き輪を禁止しているプールもありますので、事前に確認してみてくださいね。
腕につけるタイプの浮き輪
ドーナツ型の浮き輪のように抜け落ちる心配もありませんし、足入れタイプの浮き輪のようにひっくり返ったりもしません。波打ち際で砂遊びをする時も、邪魔にならずにずっと着けていられます。
けれども、アームヘルパーを着ける位置が肩よりも肘に近くなってしまうと、腕がバンザイの状態のまま、顔だけが沈んでしまいます。それにアームヘルパーを着けたまま水面に顔をつけると、自分で起き上がれない子どももいます。
アームヘルパーを使用する際は、着ける位置を肩に近くし、水に顔をつけたら、子どもが自分で起き上がることができるか確認するとよいでしょう。
安全性の高いライフジャケット
けれども、ライフジャケットが子どもの体型に合っていなければ、せっかくの安全性も充分ではありません。体に合っているかどうか確認してから購入しましょう。
また、股下ベルトや襟首に紐がついているものを選びましょう。股下ベルトがなければライフジャケットが抜けてしまいますし、万が一があったときの救助の際は、襟首の紐を掴んで救助するためです。
ライフジャケットは通販、もしくはホームセンターや釣具屋店で購入可能です。
こんな浮き輪や使い方もおすすめ!
ベストが付いたユニークで安全な浮輪
ベストの留め具は背中側についており、子どもが一人で外したりできないようになっています。U型の浮き輪は後ろが空いているので、おのずから浮き輪の前に体重をかけられ、足を後ろに伸ばせるような体勢に。遊んでいるだけで、泳ぎの基本姿勢が取れてしまう、それがスイムトレーナークラシックです。ベストで固定されているので、抜け落ちる心配もなく、対象月齢は3カ月からとなっています。
ですが、はしゃぎすぎてひっくり返ってしまった、ということがないように、子どもから目を離さないようにしましょう。