赤ちゃんの困った寝ぐずり!寝つきがよくなるおくるみの使い方
赤ちゃんが夜なかなか眠ってくれなくて苦労しているというママは少なくないようです。赤ちゃんの寝ぐずりはなぜ起こるのでしょうか。寝ぐずりの原因と解決策とともに、寝つきがよくなるおくるみの使い方についても解説していきます。赤ちゃんとママの快眠を目指していきましょう。
ママ泣かせな赤ちゃんの寝ぐずりの原因とは
暑さや寒さ、痒いなどの体の不快感
〈赤ちゃんの寝ぐずりの原因〉
・部屋が暑いまたは寒い
・部屋が明るい
・周りの音が気になる
・体調が悪い
・おむつが気持ち悪い
・お腹が空いている
・体が痒い、痛い
・寝る体勢が悪い(枕や布団がしっくりこない)
赤ちゃんをよく観察することで、「汗をかいている」「手足が冷たい」「おしりがかぶれている」「発熱している」など不快な原因が判明することもあります。また、赤ちゃんが快適に眠れる環境になっているか寝室を見直してみることも大切です。
ママとパパにもっともっと甘えたい!
「抱っこしてほしい」「遊んでほしい」「近くで顔を見せてほしい」など、もっともっと甘えたいという気持ちを「寝ぐずり」という方法でぶつけてきます。この場合、言葉で気持ちを伝えられるようになると自然と治まるかもしれません。
ママやパパが近くにいても、テレビやスマートフォンを見ながら寝かしつけしていては泣き止まないでしょう。赤ちゃんとしっかり向き合って、愛情たっぷりに話しかけてみると効果があるかもしれませんよ。
眠るということが怖いと感じている
「眠る」ということへの不安感から、寝ぐずりしてしまう赤ちゃんは少なくないようです。赤ちゃんに安心して寝てもらえるようにするには、やはり大好きなママやパパがそばで一緒に眠ることが一番の方法でしょう。
たっぷりの愛情で赤ちゃんを包み込むことで、不安定だった精神を安定させることができます。「早く寝てほしい」と焦る気持ちは赤ちゃんにも伝わるので、ママもリラックスすることが大切です。最初は時間がかかるかもしれませんが、徐々に落ち着きを取り戻し、自然と眠りについてくれることでしょう。
おくるみを使った赤ちゃんの寝ぐずり対策
寝ぐずりにおくるみがおすすめな理由
モロー反射とは赤ちゃんが持って生まれた「原始反射」の一つで、びっくりして両腕を伸ばした後キュッと縮める動きのこと。この動きでせっかく寝ていたのにまた目が覚めてしまうことがあります。
モロー反射自体は半年を過ぎれば治まりますが、それ以降も抱っこで気持ちよかった体が布団の冷たさや硬さにびっくりして起きてしまう赤ちゃんは多いですね。おくるみで包むことで抱っこから気持ちよく布団に移動することができるでしょう。
おくるみの基本的な巻き方
〈おくるみの基本の巻き方〉
1)おくるみを斜めに敷いて、角の一つに赤ちゃんの頭を乗せる
2)向かって左側の角を右側に持っていき、赤ちゃんの体に巻きつけるように包む
3)下の角を上に持っていき、右肩を巻き込んで角を背中の方に入れ込む
4)向かって右側の角を左側に持っていき、赤ちゃんをくるりと包み込むように巻く
このとき赤ちゃんが嫌がらない程度のきつさで包みます。また腕を出した方が好きな赤ちゃんと、腕ごとしっかり巻くのが好きな赤ちゃんがいますので、様子を見ながら調節しましょう。
王道の「おひな巻き」
〈おひな巻きの巻き方〉
1)おくるみをまっすぐ(長方形の場合は横長に)敷き、生地の真ん中に頭を出した状態で寝かせる
2)赤ちゃんの両腕は体の前または横にまっすぐ伸ばした状態にする
3)向かって左側の角を右下に向かって巻きつける
4)向かって右側の角を左下に向かって巻きつける(着物の前合わせの状態になるように)
5)広がっている裾の向かって左下部分を持ち上げて赤ちゃんの左肩に巻き込む
6)向かって右側の残った部分を赤ちゃんの右肩に巻き込んで完成
赤ちゃんの足裏を合わせるようにして包むのがコツです。
赤ちゃんにおすすめなおくるみ三つ
一年中快適な「エイデンアンドアネイ」
薄くて軽く、汗をよく吸い、お洗濯してもすぐに乾くと評判です。薄い生地感なのに、使い込むごとに柔らかく肌になじんでいくところも人気のようです。一年中快適で使い勝手がよいので、色違いや柄違いで持っているというママも多いですよ。
色や柄も優しくオシャレなものが多いので、おくるみとしてだけでなく、ブランケットや授乳ケープとしても使いやすいですね。また、軽くて小さくたためるので、お出かけ先でのおむつ替えシートやお昼寝シーツとしても活用できますよ。