体臭に生活臭がつくのはどうして?原因や注意点を知ってニオイ対策
家族や自分の体臭、住人には気付きにくい家の臭いが気になるママも多いのではないでしょうか。今回は臭いの原因となる生活習慣などに加え、その対処法やポイントをご紹介します。「あそこの家、臭いよね」といわれないために、普段からできる臭い対策を知っておくと安心ですよ。
体臭から生活臭がするのはどうして?
家に染みついた生活臭から体臭が変わる
生活臭の原因はさまざまですが、換気扇で吸いきれなかった料理の煙や油、ペットの体臭や排せつ物の臭い、寝具にしみ込んだ人間の汗や皮脂などからも臭いは発生しています。
家に染みついた生活臭は、そのままそこの住人の体臭にも影響します。生活臭の多くは家の中の布製品に付着し、そのまま染みついてしまいます。カーペットやソファ、カーテンはもちろんのこと衣類にも臭いが移るため、その洋服を着ることで結果的に体臭となって臭ってしまうのです。
タバコが家の生活臭と体臭につながる
また、喫煙自体が体臭をきつくしてしまう原因になっています。ニコチンは発汗を促す効果があるため雑菌が繁殖しやすく、体臭の一因になってしまうことも。このほかにも皮脂の酸化や肝機能の低下も体臭が臭う原因となります。
対応策としては、やはりベランダやお庭で吸うのが一番効果的です。どうしても無理なときは換気扇の下で吸う、吸ったあとは数分間換気をするなど、こまめに空気を入れ替えるようにしましょう。
掃除や洗濯、除菌をしっかり行おう
ソファーを丸ごと洗うことは難しいので、できればソファーカバーをかけておくとよいでしょう。カバーを洗濯するだけで、臭いを軽減することができます。また、本体の布部分には除菌スプレーや消臭スプレーを使用し、雑菌の繁殖を防ぐことも大切です。
意外と忘れがちなのが、トイレやお風呂場のマット類です。どちらも臭いの元となるアンモニアや、雑菌の餌になる汗や水分が付着しやすいので注意が必要です。
体臭でママが知っておきたい対策ポイント
家族の汗対策をして雑菌の繁殖を防ごう
ではなぜ臭うのかというと、皮膚の表面に常在する菌が、汗による水分や皮膚から剥がれ落ちた垢などを食べて繁殖することで臭いの成分を作り出すからです。汗をかいてから実際に臭いがするまでには1~2時間かかるため、汗をかいたらすぐに拭き取ることで汗臭さを軽減することができます。
同様に衣類にしみ込んだ汗も、臭う前に洗濯すれば雑菌の繁殖を抑えることが可能です。子どもの汗に関しては、拭き取ったり着替えたりを自分で習慣にするのは難しいので、体臭に効果的なサプリメントを活用するという方法もあります。
足の臭い対策は新しい靴と靴下の買い替えを
後者の場合、一番手っ取り早く効果的なのが買い替えです。靴下も穴が開くまで交換しない、靴底がすり減るまで履くという方も多いと思いますが、使い古した靴下や靴は菌の温床となり、もともと臭くない足でも臭う原因となってしまいます。
靴下や靴を買い替えてもまだ臭う!という方は、お風呂に入るときに使うボディソープを変えてみましょう。菌の抑制をうながす成分や、抗酸化作用配合のものがおすすめです。臭いをごまかそうとして強い香りのものを選びがちですが、逆効果になりがちなので避けたほうが無難でしょう。
食習慣や生活習慣、ストレスに気をつけよう
例えばお肉やチーズなどの動物性たんぱく質を多く摂りすぎると、そこに含まれる脂質や糖質によって体臭がきつくなってしまいます。子どもが好みやすい食材でもあるので、1日の適正量を守り過剰に摂りすぎないように心がけましょう。
また最近、資生堂が「ストレス臭」という体臭を発見したことが話題になっています。アンモニアのようなツンとした臭いで、毎日忙しいパパやママにも起こりうる体臭です。ストレスを緩和させるために息抜きをしたり、アンモニア臭に効くミョウバン配合の消臭剤をチェックしてみるのもよいでしょう。
家の生活臭でママが知っておきたい注意点
下駄箱の中や靴の消臭をしっかりと行おう
玄関が臭うほとんどの原因が靴箱と脱いだ靴からの悪臭です。靴を脱いだらすぐ下駄箱にはしまわずに、湿気を抜いてから収納するようにしましょう。
閉め切っていることが多い下駄箱の中は、湿気がこもりやすくカビが発生しやすい環境です。こまめに換気をして、靴の下に新聞紙を敷いたり重曹の入ったビンを置いたりしておくと除湿・消臭に効果的です。
また玄関で盲点になりがちなのが、来客用のスリッパです。不特定多数の方が使用するため、使用後はすぐに消臭しておくと急な来客時にも慌てずに済むでしょう。