子どもを親戚に預ける際の心がまえ!快く預かってもらう方法と注意点
「友人の結婚式に呼ばれた」「どうしても断れない仕事が入りそう…」こんなときに、助けてくれる祖父母がいるとママも心強いものです。しかし、身内だからといって頼り過ぎてしまうのは少し考えものかもしれません。今回は、祖父母に子どもを預ける際の心がまえや、事前の準備などについてご紹介します。
育児中の味方!祖父母に預ける際の心がまえ
子どもの扱い方がわからない
しかし、いざ孫を預かってみれば、「ずっと泣き続けていた」「自分の子のときと違っている」という風に、祖父母が子どもの対応に困ってしまうケースも中にはあるようです。
育児経験があるといっても、子どもの性格や性別などで扱い方も変わってきます。祖父母の経験が必ずしも役に立つとは限りませんから、まずは子どもの性格や特性を理解してもらうことが大切です。
祖父母が子どもの扱い方に戸惑わずに済むように、子どもの普段の遊び方や、子どもが好きなものなどを教えておくとよいでしょう。
祖父母の場合は体力が昔ほどない
パパやママは、幼い頃から祖父母が現役バリバリで働いている姿を見て育っているため、祖父母が今でも十分衰え知らずであるかのように思えるものですよね。しかし、実際には昔ほどの体力はなくなっているはずですから、預ける頻度や時間の長さにも配慮が必要になりますね。
特に2~3歳位の子は、手をつないでいても突然手を振り払って駆け出すことも多いですから、外出先で祖父母がとっさの判断ができない場合、子どもが車にぶつかる危険性もあります。子どもの年齢や特性によっては、外出を控えて家の中で過ごしてもらう方がよいのかもしれないですね。
今と昔の子育ての違いがたくさん
祖父母が子どもに接しているときに、「それはちょっと…」などとママが口をはさみたくなることもあるかもしれません。ただ、あまりに細かいことまで指示されてしまうと、祖父母もどうすればよいのかわからなくなってしまいます。
もちろん、ママがどうしてもゆずれない育児方針や、子どもに危険の及ぶことなどは、きちんと理由を伝えて祖父母にも協力してもらう必要があります。しかし、それ以外は目をつむって任せてみるというのも一つの考え方です。
あくまでも、こちら側が子どもをお願いする立場であるということを忘れないようにしておきましょうね。
子どもを親戚に快く預かってもらう方法
事前に預けたい日時の予定を確認しよう
「孫と過ごせたら祖父母も喜ぶだろうから」「退職してから暇だっていってたし…」このように自分たちで判断して祖父母の予定を聞かないまま預ける予定を組んでしまうと、相手も断りにくいですし、あまりいい気はしないでしょう。
また赤ちゃんや、イヤイヤ期真っ盛りの子ども、兄弟・姉妹など数人の子どもを同時に預ける場合には、祖父母の負担が大きくなってしまいます。そうなれば、その分注意力も散漫になりがちなので、思わぬ事故につながる恐れもあります。
子どもと安全に楽しく過ごしてもらうためにも、祖父母に無理のない日程で予定を組むように心がけておきましょうね。
泣いて当たり前ということを伝えておこう
かわいい孫にずっと目の前で泣き続けられると、祖父母もきっと辛いでしょうし、頑張ってあやしても泣き止んでくれなければ途方に暮れてしまいますよね。
子どもを預ける前には、「泣くのは当たり前のことだから」「泣き止むまでに時間がかかるかもしれない」ということをきちんと伝えておきましょう。
また赤ちゃんを預ける際には、ぐずりやすくなるタイミングや、普段の過ごし方なども知らせておくと祖父母も対応しやすくなるはずです。
感謝の気持ちを伝えよう
パパやママだけでなく、子ども自身からもお礼を直接伝えてもらったり、お礼の品やちょっとした手土産を渡したりするだけでも祖父母は嬉しく感じるものです。母の日や父の日、敬老の日などの特別な日に自宅に招いて一緒に食事をするというのもよい方法かもしれませんね。
日頃から祖父母に対して敬意を払って、祖父母が敬うべき存在だということを子どもにもしっかりと教えておきましょう。
子どもを親戚に預かってもらう際の注意点
食物アレルギーについてきちんと伝えておく
しかし、食物アレルギーのある子どもに安易に食べ物を与えていれば、命の危険にもつながりかねませんから、祖父母には食物アレルギーについて正しく理解してもらう必要があります。
特に、卵・小麦・牛乳など多くの食品に含まれている食材でアレルギーを起こす子の場合には、気が付かないうちに食べさせてしまう恐れもあるため、アレルギーの有無を伝えておくだけでは不十分だといえるでしょう。
NG食品を書いたリストを渡したり、食品に記載されているアレルギー表示の見方を教えたりして、事故防止には細心の注意を払っておきましょう。