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子どもに伝えたい日本文化の美しさ!親子で体感できる身近な伝統

子どもに伝えたい日本文化の美しさ!親子で体感できる身近な伝統

子どもたちが活躍する社会は、今以上に国際化が進むことは間違いのないことでしょう。だからこそ、我が子には日本文化の美しさを誇りに思うと同時に、世代や人種を越えて交流できる人材に育ってほしいですよね。そこで、日々の生活の中や遊びの中に残されている日本文化の美しさについてご紹介します。

生まれたときから接している美しい日本文化

お宮参りもお食い初めも歴史ある伝統行事

日本には、世界に誇る美しい文化が今も数多く残されています。それらの中でも、お宮参りやお食い初めは、子どもに伝えたい日本文化の一つです。

お宮参りとは、室町時代ごろから行われている行事で、生後1カ月前後の赤ちゃんの健康や長寿を願って神社に参詣します。現代では、産土神(うぶすながみ)と呼ばれる赤ちゃんが生まれた土地を守る神様に限らず、近所の神社や有名な神社でお宮参りをするママやパパが多いようです。

お食い初めは平安時代から伝わる伝統行事で、生後100日前後に赤ちゃんにご飯を食べさせる真似をするお祝いの儀式のことをいいます。歯が生えるまでに成長したことを喜び、我が子が食べ物に一生困らないようにというママやパパの願いが込められています。

美しい着物を着て晴れやかに祝う七五三

七五三は、3歳の男女、5歳の男子、7歳の女子が11月15日にお宮参りをする伝統行事です。室町時代から始まり、江戸時代に庶民にも広まっていったそうです。

昔は子どもの死亡率が高く、7歳までは神様からの預かりものと考えられていました。子どもが3・5・7歳まで無事に育ったことを喜び、神様への感謝の気持ちと厄除けの願いを表します。

子どもは美しい着物に身を包み、千歳飴を手にして家族と一緒に神社にお参りするのが一般的です。千歳飴には、子どもが元気に育つようにという願いが込められていますよ。

現代では11月15日にこだわらず、家庭の都合に合わせてお参りをする人が多いようです。子どもの服装も、着物以外の疲れない服装でお祝いするケースが増えています。

毎年来るお正月の遊びや料理にも意味がある

私たち日本人は、お正月の遊びや料理の中にも日本の伝統を守り育てています。子どもに日本文化の素晴らしさを伝えるためにも、大切にしていきたいですよね。

お正月の遊びといえば、羽根つきが定番でしょう。厄を払い、女の子の成長を願う遊びです。独楽(こま)は、男の子に人気のあるお正月の遊びです。最近では、小さな子どもでも上手に回すことのできる独楽もあるので、親子で楽しんでみてはいかがでしょうか。

お正月に食べるおせち料理にも、それぞれ意味があるのはご存知でしょうか。学問や習い事が成就するようにという願いから「伊達巻」を食べ、昆布巻きや海老には長寿の願いが込められています。お正月料理をいただきながら、それぞれの意味を子どもにも伝えていきたいですね。

日々の生活や遊びの中で日本文化に触れよう

毎日のお散歩で親子で四季を探してみよう

子どもたちには、日々の生活や遊びの中でも日本文化に触れる機会がたくさんあります。中でも、季節ごとに美しく変化する日本の自然の美しさは、子どもたちには触れさせたいですね。

春に散歩をすると、美しい花々が咲き誇っています。満開の桜の中を子どもと歩く親子は多いですよね。暑い夏には海水浴に出かけたり、花火を楽しんだりするのもよいでしょう。

秋には、色鮮やかな紅葉を楽しむことができます。寒い冬が訪れて雪が降れば、親子で雪合戦ができます。

世界には四季のある国々は数多くありますが、「春」「夏」「秋」「冬」の移り変わりをはっきり感じ取れるのは、日本のすばらしさです。毎日のお散歩で、季節の移り変わりや動植物の変化を探してみましょう。

ママもはまる折り紙の奥深さ

日本人なら誰もが一度は手にしたことのある折り紙は、日本独自の文化の一つです。今では、折り紙の文化は世界中に広がっています。

折り紙の歴史は古く、平安時代には貴族が和紙で贈り物を包む風習があったそうです。この「包む」という文化が、折り紙の始まりだと考えられています。

明治時代を過ぎてからは折り紙が学校教育に取り入れられ、永く日本人に親しまれてきています。折り紙の文化は、子どもだけではなく大人の中にも愛好者がいるほどです。

誰もが知っている折り鶴はもちろん、カエルや金魚、風船、手裏剣などで遊んだママやパパも多いのではないでしょうか。たった1枚の紙さえあれば親子で楽しむことができる折り紙は、まさに日本を代表する文化といえるでしょう。

日本の昔話から言葉や教訓を学ぶ

絵本は子どもたちを未知の世界へと誘ってくれます。特に、遠い昔から親しまれてきた日本の昔話は、多くのことを子どもたちに教えてくれます。

「ももたろう」は、桃太郎がきじやさる、犬と一緒に悪い鬼を懲らしめるお話です。子どもたちに勇気を与えてくれることでしょう。「こぶとりじいさん」のお話では、よい行いをすれば報われるという教訓を子どもたちに教えてくれます。

日本の昔話を読めば、昔の日本人がどのような家に住み、どのように生活をしていたのかを学ぶことができます。登場人物の心の動きを一緒に味わうことができたり、楽しみながら美しい日本語に触れたりすることができるのが日本の昔話です。子どもたちにたっぷりと味わわせてあげましょう。

伝統を肌で感じることのできる地域イベント

お年寄りとの交流の場で昔遊びを教わろう

最近、お年寄りの方がそれぞれの地域にある幼稚園や公民館、公園などで昔の遊びを教えてくれるというイベントが開催されています。このようなお年寄りとの交流の場に出かけて、昔遊びを教わってみてはいかがでしょうか。

子どもたちは、おはじきやけん玉、紙飛行機、ベーゴマなどの昔遊びをお年寄りから楽しみながら学ぶことができます。遊びのコツをお年寄りから教えてもらいながら何度も練習する子どもたちは、遊びの楽しさを肌で感じられるはずです。

昔遊びを通してお年寄りと交流することは、古くから伝わる日本文化の素晴らしさを体験できるだけではありません。お年寄りとの遊びの中で、相手を思いやる気持ちや協調することの大切さについて気づくことができるでしょう。
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