仕事と育児を両立するコツ伝授!役立つ制度や注意点について
育児をしながらでは出産前のように働くことが難しいなど、働き方に悩みを持つママも多いですよね。仕事と育児の両立を目指すママに活用してほしい制度がいくつかあります。今回は役立つ制度や仕事と育児を両立する際の心構え、気をつけたいことをご紹介します。
仕事と育児を両立する際の心構えとは?
優先順位を決めてから行動しよう
さらに、食事の用意や洗濯、掃除、買い物と、仕事をしていなくてもママの一日は大忙しです。それに仕事のことや保育園の送り迎え、行事などが入ってくるとママの身体と心は休まる暇がありません。
ママの心に余裕がなくなると、イライラが子どもに向かってしまうこともあります。できればそんなことは避けたいですよね。完璧なママなどいないということを念頭において、優先順位を決めて行動すると、心に余裕がうまれてきますよ。
給料よりも環境を重視しよう
保育園に預けていても、急な発熱が出たり、ケガをしたりするとお迎えをお願いされることがあります。さらに、行事では休みをもらうことになるので、そのたびに嫌味をいわれると申し訳ない気持ちになったり、最悪の場合、退職もやむを得ない状況になったりすることがあります。
「子どものことなら仕方ないね」「代わりにやっておくから大丈夫だよ」といってくれる上司や同僚がいる職場の方が、ママも働いていて気持ちがよいですよね。育児に理解があり、融通がきく職場を選ぶようにしましょう。
職場では仕事仲間に気を配ろう
子どもの体調不良で仕事を休むことは仕方がありません。しかし、それが続いてしまうとよく思わない人も出てくるかもしれません。日ごろの感謝の気持ちを伝えるために、メッセージつきのお菓子を手渡ししたり、時間に余裕のあるときは清掃やほかの人の仕事を率先して手伝ったりしましょう。
職場の人に理解してもらうためには、日々の行動も大切ですよ。困っているときはお互いに助け合う姿勢を忘れなければ、自分から働きやすい環境に変えていくこともできます。無理のない範囲でしっかり働いて、信頼してもらえるようにしましょうね。
仕事と育児の両立に役立つ制度三つ
1歳前の子どもがいると利用できる制度
1歳前の子どもがいる場合には、ママ、パパに関わらず育児休業を取る権利が認められています。期間は満1歳までとなっていますが、保育園が決まらないなど、一定の条件を満たしていれば最大で2年まで延長することができます。
さらに、育児休業では経済的支援も受けることができます。育児休業手当金と呼ばれるもので、育児休業取得期間中に標準報酬の50%を受け取ることができます。
また、労働基準法により、「育児時間」を一日2回、最低でも30分ずつ請求できると定められています。子育ての時間が確保できない場合は、専門機関に相談してみましょう。
3歳未満の子どもがいると利用できる制度
短時間労働制度では、3歳未満の子どもを養育するママやパパには、1日原則として6時間の短時間勤務が義務づけられています。さらに、申し出があった場合には、所定時間外に労働させてはならないと育児・介護休業法で定められています。
これは正社員に限らず、パートの方でも利用することができますよ。各制度によって取得できる条件も異なるため、まずは職場の上司に相談してみましょう。
「三つ子の魂百まで」といわれるように、この時期はまだまだママの子育てが大切です。上手に活用して仕事と子育ての両立に役立てていきましょうね。
就学前の子どもがいると利用できる制度
会社はママ、パパに限らず申請があった場合、1カ月で24時間、1年で150時間を超える労働をさせてはならないと決まっています。また、深夜(22:00~5:00)の労働も制限することができます。
さらに、小学校入学前の子どもがいるママとパパは、有給休暇とは別に子ども1人なら5日、2人以上なら10日までの看護休暇を請求することができます。子どもの病気や怪我だけでなく、予防接種や健康診断でも取得することが認められています。
これらの制度にはパパも育児に参加してほしいという狙いもあります。ママだけでなく、必要に応じてパパにも利用してもらいましょう。
仕事と育児を両立する上で気をつけたいこと
健康管理をしっかりとしよう
そのため、帰って来たら手洗いうがいを徹底する、栄養バランスの整った食事をする、十分な睡眠時間を確保するなど、家族みんなで体調に気を配っていきましょう。予防接種を受けておくと、感染症にかかっても重症化しにくくなりますよ。
また、ママは自分の体調を後回しにしがちですよね。体調がすぐれないときには、パパの協力を求めて、休息を取りましょう。