ワーキングマザーのキャリアの壁とは?ママが将来に向けてできること
ワーキングマザーとして仕事と育児の両立を頑張っているママも多いですよね。しかし、仕事でのキャリアを考えると不安になることもあるでしょう。そこで今回は、産後のママのキャリアにおける悩みとキャリアの変化がもたらすよい面、キャリアアップを目指すためにしたいことなどについてお話しします。
出産後にキャリアについて悩むママは多い
時短勤務で肩身が狭くバリバリ働けない
正社員で時短勤務をしていると、フルタイムの正社員と社内での待遇は変わりませんが、同僚よりも勤務時間が短いため、肩身が狭く感じることもあるでしょう。
また、フルタイムのときにはバリバリこなせた仕事でも、時短勤務になると同じようなペースで進めることができないため、以前ほど責任のある仕事を任されなくなったと感じるママもいるかもしれません。
確かに周りから見ると、時短勤務のママは退社時間には帰宅してしまうので、あまり責任のある仕事は任せられないと感じるようです。
配属先が異動になり不安になる
しかし自分の都合で時短勤務を選んだ以上、配属先の異動に我慢しなければならず、悶々とした気持ちを抱えながら毎日出勤しているママも少なくないようです。こんなとき、前の部署にいた部下が出世していく姿を見て、ショックを受けることもあります。
今までのキャリアを活かすことができず、将来的に昇進が見込めないような部署になった場合、このまま仕事を続けるか悩むこともありますよね。中には思い切って転職を考え始めるママもいます。
給料が下がりやる気がなくなることも
たとえば今まで1日8時間勤務のフルタイムだったのを、1日6時間の時短勤務にした場合、1日当たりの就労時間が2時間減っただけにも関わらず、手取りが意外と少ないことにショックを受けるママがいます。
これは、給料は減っても社会保険料がほとんど変わらず、給料から天引きされるお金はフルタイムのときとほぼ変わらないために手取りが少なく感じてしまうのです。
このように給料が下がり、ママの仕事に対するやる気がなくなるというケースもあるようですよ。
キャリアの変化は悪いことばかりではない!
自身の未熟な部分を見つめ直すきっかけに
たとえば、以前はプロジェクトのリーダーをしたことがあるママでも、時短勤務中はリーダーどころかアシスタント的な立場で仕事をすることもあるでしょう。ママとしてはショックかもしれませんが、アシスタントとして仕事をサポートしていると、今までは見えなかったようなことが見えることもあるかもしれません。
同じ仕事でも、ポジションが変わるだけで新たに理解できることもあるので、この経験はきっと後に役立ちますよ。
キャリアダウンした仕事でも自分の糧になる
しかしキャリアダウンした仕事でも自分の糧にすることはできますよ。どんな内容のものであっても与えられた仕事を精一杯こなし、余力があればほかにどんな仕事をすることができるのか、上司に提案してみるのもよいですね。
どんな仕事であっても積極的に取り組む姿勢をアピールすることができれば、任される仕事の内容も変化するかもしれません。また、後にフルタイムに復帰した後も、「時短勤務のときにあれだけできたのだから」というように評価をアップしてくれる可能性もありますよ。
育児を優先できるメリットもある
育児をしている最中のママは「これはいつまで続くのだろう」と思わずため息をつきたくなることもあるでしょう。しかし育児は永遠には続きません。長い人生でみると本当にわずかな期間なのです。
この短い期間、育児を優先できるのは大きなメリットの一つですよ。育休後にフルタイムで勤務しているママの中には、子どもと過ごす時間が少ないことに悩むママもいます。しかし時短勤務であれば、仕事をしながら子どもの成長をしっかりとサポートすることが可能です。
子どもとの時間を大切にしながら過ごしたいですね。
ママが将来キャリアアップを目指すには?
将来に向けてキャリアプランを立てる
将来に向けてキャリアプランを立ててみると、おのずとどういった仕事をどのようなペースでこなしていかなければならないのかといったプランが見えてきますよね。育児と並行で仕事をしていると、なかなか思うように仕事がはかどらず、最初に描いていたキャリアプランのように進むことができないかもしれません。
しかしキャリプランはいつでも描き直すことが可能です。目標は設定したままにして、そこにたどり着くまでの最適な道を考え直すなどして、状況に応じて見直すようにしたいですね。