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共働きの一人っ子が増えている!一人っ子のメリットや接し方のコツ

共働きの一人っ子が増えている!一人っ子のメリットや接し方のコツ

共働きで仕事が忙しくなかなかきょうだいをつくれなかったり、職場の理解が乏しく子どもが欲しいけど限界を感じていたり…。さまざまな葛藤を抱えながら一人っ子でよいのか悩んでいるママもいるのではないでしょうか。そこで今回は、一人っ子のメリットや接し方のコツをご紹介します。

共働き家庭の一人っ子が増えている

仕事をしないと育てられない!経済的要因

子育て費用は養育費と教育費を合わせた費用のことで、子どもの進路によっても大きくかわってきますが、一般的には子ども一人につき2,000~3,000万円かかるといわれています。

出産費用も含めた大学卒業までの22年間の養育費だけでも、1,640万円程かかるというデータもあるほどです。また、大学進学率も年々上昇傾向にあり、教育費も昔に比べて負担が増えているといえます。

このような時代背景の中、本当はきょうだいをつくりたいけど、経済的要因でママも働いているというご家庭もありますよね。子どもに好きなことを我慢してほしくない、将来の進学費用も十分用意しておきたい、こんな気持ちで日々頑張っているのではないでしょうか。

晩婚化や高齢出産も要因の一つ

近年では、女性の社会進出による活躍も年々増えています。それにともなって、婚期や出産時期が昔より遅くなってきていますよ。現在の女性の婚期は平均で29.4歳、初産の年齢は30.6歳と30~40年前に比べると4~5歳もアップしているようです。

昔は30歳を超えると高齢出産とされていた時代もありましたが、現在の高齢出産の定義は35歳以上の初産婦です。経産婦だと40歳以上とされています。医療も進歩し、出産に臨む環境も昔より整っているといえますね。

とはいえ、年齢が上がるにつれて流産など出産によるリスクが高まってくるのも事実です。そのため、本当は2人目が欲しいけど悩んでいるというママも多いのではないでしょうか。

働きながら育児をすることがまだ厳しい時代

先ほどご紹介したように女性の社会進出が増加傾向にあるとはいえ、実際問題働いている会社によっては上司や同僚の理解が得られず、育児休暇や子どもの急病時の休みなどが取りづらいというところもまだたくさんあるでしょう。

また、待機児童の問題は度々ニュースになっていますよね。地域によっては産まれた子どもの預け先が確保できず、きょうだいで違う園に通わなくてはならないことも…。パパが忙しい家庭では、なかなか協力が得られず悩んでいるママもいるのではないでしょうか。

社会制度が整備されてきてはいるものの、ママが安心して働くことができる環境ができているとはいえず、やはりまだまだ共働きで育児をするのは厳しい時代であるといえそうです。

共働きの一人っ子はメリットがたくさん!

お金に余裕があるとやりたいことができる

きょうだいが増えるごとに、1人にかけることができるお金がどうしても少なくなってしまうので、子どもにやりたいことを我慢してもらう場面も出てくるかもしれません。

ですが、一人っ子だと金銭面での心配が少なくてすむのが大きなメリットです。金銭面で少しゆとりがあれば、子どもが何かに興味をもったり、やってみたいと思ったりしたときには、希望を叶えたり、対応したりすることができますね。ママやパパも応援したい気持ちを我慢せずにすみます。

さまざまな物事にチャレンジした経験は、子どもの将来にとっても大きな財産になるのではないでしょうか。また、いろいろな経験をしていく中でその子の才能を見つけたり、得意なことを伸ばしたりできるかもしれません。

親の愛情をひとりじめできる

きょうだいがいると賑やかな反面、パパやママはどうしても一人一人とじっくり向き合う時間が少なくなってしまいます。また、きょうだいを同じように愛しているつもりでも、年齢が低く手がかかる末っ子がいれば、そちらに目がいきがちになってしまいますよね。

ケンカしたり、何かトラブルがあったりしたときには「お兄ちゃんお姉ちゃんだから」という理由で上の子に我慢してもらう場面も多いのではないでしょうか。

一方、一人っ子だとそのようなことがなく、両親の愛情を一身に受けることができます。また、子ども自身もきょうだいとの比較などを気にしたり、我慢したりすることがないので、生きていく上で土台となる「私は愛されているんだ」という自己肯定感もより育まれるでしょう。

進学や進路の幅を広げてあげやすい

先ほどもご紹介したように、子どもの教育費は昔に比べて増加傾向にあります。小学校から大学まで公立や国立に通ったとしても、1人につき1,000万円程と高額です。きょうだいが増えればそれが倍ずつ増えていきます。

ですが、一人っ子だと子どもの進学や進路の自由度が高くなり、望む環境を用意してあげやすくなりますよ。もしも子どもが私立の高校に通いたい、大学院まで行きたいといったときも、きょうだいがいたら我慢してもらうことになるかもしれません。

奨学金制度などもありますが、子どもの教育費はできるだけ準備しておいてあげたいのが親心です。一人っ子だと進路によって大きく幅のある教育費にも柔軟に対応しやすいといえますね。
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