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育児休業中だけどクレジットカードを作りたい。審査基準や対応策

育児休業中だけどクレジットカードを作りたい。審査基準や対応策

ママの育児休業中に、クレジットカードを作ろうと思うこともありますよね。ですが、収入がない状態でクレジットカードが作れるのか不安に思っているママがいるかもしれません。育児休業中はクレジットカードが作れるのか、作れるのならどのように対応すればよりスムーズに作れるのかをご紹介します。

育児休業中のカード審査は難しい?

育児休業中の現在の収入を判断されるため

クレジットカードを作るときには、現在の収入がどのくらいあるかということが問われます。働くママの場合、ママが安定して収入が得られるとクレジットカード会社が判断をすれば、スムーズにクレジットカードが作れます。ですが、育児休業中となると少し話が変わります。

ママの育児休業中の収入は、ほとんどのケースで0円となります。会社に籍を置いたままでも、クレジットカードの審査を行う時点で会社からの収入がなければ、無職の方と同じとなるのです。

収入がない方がクレジットカードを利用して買い物をしても、支払いができない可能性がありますよね。貯蓄額や過去の収入、育児休業明けに収入が見込まれているとしても、審査では現在の収入が問われるのです。

育児休業給付金は支給のため給料扱いに不可

育児休業中のママの中には、給与収入がなくても育児休業給付金を得ているため収入があると考える方もいますよね。多少減額とはなっても一定の収入を得られている状態ですが、育児休業給付金は企業から支払われる「給料」ではありません。

育児休業給付金の支払いは雇用保険から支給されます。毎月のお給料から雇用保険を支払っていたおかげで、育児休業給付金の支給を受けられるのですね。ちなみに、産前産後休暇時にもらえる出産手当金は、ママが加入している健康保険組合から支給されています。どちらにせよ、会社から支払われる給料ではありません。

クレジットカードの審査では、このように支給される手当は収入となりません。給料扱いにすることはできないのです。

申請書類に決して嘘の情報は書かないで!

育児休業中にクレジットカードの審査が厳しいのであれば、育児休業中であることを隠して、普段得ている収入を記載して申し込みをすればよいのではと思うママがいるかもしれません。ですが、申請書類に「嘘」の情報を記載することになってしまいます。

クレジットカード会社で審査を行う際に、嘘の記載を行ったことが分かってしまうと信用が崩れてしまいます。クレジットカードは信用がない相手に対して発行されることはありませんので、結果的にクレジットカードの審査が通らないことになります。

一度信用を失えば、その後も信用の回復には時間がかかってしまいます。その場だけよければよいのではなく、将来も見越して嘘の情報を書くことは避けることが大切ですね。

育児休業中のママのカード審査が厳しい理由

ママの在籍確認が取れないため

クレジットカード会社では、申し込みがあった人が本当に働いているのかを確認するために「在籍確認」を行います。在籍確認はほとんどのケースでクレジットカード会社の人が、個人名で申込者あてに電話を掛けてくる方法で行われています。

申込者が実際に会社にいれば、電話を掛ければ変わってもらえるため在籍していることが分かりますね。営業などで外出をしていたり、会議などで席を外していたりするときでも「〇〇は席を外しております」と同僚が応えてくれれば、在籍していることが分かります。

ですが育児休暇中のママの場合、電話に出られませんし場合によっては「〇〇は現在こちらにおりません」と答えられてしまうかもしれません。在籍確認が取れない可能性があります。

育休後退職してしまうママも多くいる

育児休業は子どもが1歳になるまで育児に専念するものの、その後会社に復帰して働く意思があるママやパパが取得できる休暇です。ですが様々な事情により、育児休業後に復職せずにそのまま退職してしまうママは多くいます。また残念ながら育児休業取得は、育児休業給付金が目当てというママは少なくはないのです。

クレジットカード会社はリスクを嫌うため、最悪のケースを考えて審査を行います。育児休業後に復職をして収入を得られる可能性よりは、育児休業後に退職をして最終的にママの収入がなくなる可能性を考える傾向があるのです。

結果として育児休業中のママの審査は収入がないものとして扱われることが多く、審査に通りにくくなるのです。

子育てが思いどおりにいかず復帰できない

ママ自身には育児休業明けに復職の意思があっても、子育てはママの思いどおりにすべて順調にいくわけではありません。復職に当たり子育てが思いどおりにいかずに、復職できないママは少なくありません。

・子どもを預ける保育園が見つからない
・保育園などに子どもがなじまない
・子どもに継続的なケアが必要な状態になった

このようなことが原因で、ママが仕事復帰できないケースは考えられます。ママに復職の意思があったとしても、結果的に復職できずに退職を迫られてしまうことがあります。そうなれば、当然無収入の状態になりますよね。

クレジットカード会社ではこのようなケースもあり得ると考えて審査を行っているため、育児休業中のママへの審査は厳しいのです。

クレジットカードを作るための対応策とは?

家族カードを作るということも検討してみる

育児休業中のママの名義でクレジットカードを作ることは難しいといえますが、パパの名義ならどうでしょうか。パパに安定した収入があればクレジットカードの申し込みや審査は通りやすいですよね。パパが作ったクレジットカードの「家族カード」を作れば、ママもクレジットカードを使うことができますよ。

この方法ならママの収入は問われません。すでにパパがクレジットカードを持っているのであれば、パパが持っているクレジットカードの家族カードを申請するとよいですね。この場合、審査が不要の場合も多くあります。

支払いや明細はパパと合算となるため、パパに内緒のお買い物がしにくいなどのデメリットはありますが、ママの名前が入ったクレジットカードが持てますよ。
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