仕事で海外出張するのに生理が心配!海外で生理になったときの対処法
仕事で海外出張をすることになったけれど、生理になりそうで心配というママもいることでしょう。個人旅行なら生理にかからないように日程を組むことも可能ですが、出張だとそうはいきません。そこで今回は、海外に滞在するなら知っておきたい生理事情と国によって異なる生理用品の質、生理痛の薬などについてお話しします。
海外に滞在するなら生理事情を知っておこう
国によって生理についての価値観は色々
しかし、欧米では生理用品を買っても見えないように紙袋に入れてくれるということはほとんどありません。たとえば薬局で購入すれば、ほかに購入した商品とともに、そのまま一緒に袋に入れるだけです。
また、一部の国では生理中の女性は不浄とみなされ、生理中は小屋から出てはいけないとされるところもあります。欧米の多くの国では、生理は恥ずかしいものという意識はなく、生理用品がトイレにそのまま袋ごと置いてあることもあり、日本人は軽いカルチャーショックを受けることもあるようですよ。
生理だと伝えるときに役立つ英語
まず、生理は「menstruation」と訳しますが、これはどちらかというと「月経」というニュアンスで、口語には少し固いイメージです。もっと気楽に言いたいときは「period」と言います。
私は今生理中です、と言いたいときには、「I'm on my period now.」や「I'm having my period.」と言えば、相手にも通じることでしょう。また、病院で医者が月経と言う場合には、「menses」が使われることもあるので覚えておいてくださいね。
海外で生理用品が購入できる場所は?
ヨーロッパのスーパーでは、化粧水や歯ブラシ、メイク用コットンなどが置いてある売り場のそばに並んでいることが多いので探してみてくださいね。ドラッグストアでは、妊娠検査薬などと同じ棚にあることが多いようです。
先ほどもお話ししたように、生理用品を購入しても、それを隠すための袋などは貰えないので気になる場合は自分で用意するようにしましょう。また、レジの人が男性であっても特に気にする必要はありません。必要以上に恥ずかしがらないようにしたいですね。
国によって生理用品の質は異なる!
ナプキンもタンポンも製品の質は様々
韓国や台湾のナプキンには、生理痛や臭いを和らげるための生薬が配合されているものもあります。ヨーロッパの女性はタンポンを使うことが多いせいか、ナプキンはどれを選んでも薄型なので、漏れていないか気になるかもしれません。
ヨーロッパでは資源削減への意識が高いので、ナプキンによっては個装していないものもあるので注意しましょう。ロシアのナプキンは、脱脂綿を紙で包んだだけのシンプルなものがあるようです。
敏感肌だと肌荒れすることも
肌に当たる部分が紙のようにゴワゴワして、心地が悪いこともあるようです。
フランスのナプキンの場合、ビニールのような素材が肌に張りつくので、汗をかく夏には特に不快に感じることもあります。さらに羽根つきを買うと、本体部分の剥離紙以外にも羽根部分の剥離紙も毎回めくらなければならないので、細かいゴミと手間が増えるという意見もありますよ。
このように海外のナプキンは敏感肌のママには少し不安かもしれませんね。
月経カップという選択肢もある
しかしながら、最近は月経カップといった新しい生理用品も登場しているので、試してみるのもよいでしょう。月経カップは主にシリコン素材でできた柔らかいカップを膣内に挿入して、カップ内に経血を溜める仕組みになっています。
紙ごみを減らすことができますし、ナプキンが当たって肌荒れする心配も不要です。月経カップであれば、長時間着用することができますし、洗って繰り返し使うことができるので旅先に持参してもかさばりません。
生理痛の薬についてはどうしたらよいの?
海外でも薬は購入できるが注意は必要
国によっては、生理痛の薬はスーパーで買えることもありますよ。スーパーにない場合はドラッグストアで聞いてみましょう。
海外の生理痛の薬は日本のそれよりも効き目が強いことが多いので、もし「1錠飲むこと」と書いてある場合には、砕いて半錠のみ飲むのも一案です。日本の薬とは違うので、留意してくださいね。
できれば、いつも飲み慣れている生理痛の薬を日本から持参する方がよいですが、万が一忘れても現地で調達することができるので、心配しないようにしましょう。