パン屋を夫婦で開業したいと思ったら?夢を叶える秘訣と心得をご紹介
パン屋の開業を目指す前に覚えておこう
家計が大きく変わるリスクを抱えてしまう
これらの統計から、家計が大きく変わるリスクもあることがわかります。パン屋を廃業したとしても、その後も借金を返済することがないとは言い切れません。
安定した収入がある会社員の家庭なら、計画的な貯蓄がしやすいです。けれども自営業だと、収入が安定するまで時間がかかり、安定してもその先、必ず同じ収入が得られる保証はありません。
しかし、大変であっても、会社員としてのストレスがなく充実した生活を送っているという声や、強い気持ちで夢に向かってチャレンジしているという夫婦もいます。
子どもの年齢に合わせた開業予定を立てよう
パパがパン屋を始めたくても子どもが小さい場合、ママは生活や子どもの教育費を心配して反対することがあります。自己資金を多く貯めるためにも、子どもの教育費のめどがついた頃に始めるのも一つの方法です。
安全に開業するためには自己資金が約1千万円ほど必要という意見があります。店の規模にもよりますが、この金額くらいあれば生活が困難になるリスクが少ないかもしれません。
今の会社を辞めずに、自宅の一角で休日限定のパン屋さんをして、軌道に乗ってきたら店を大きくするのもよいかもしれませんね。
子どもとの時間を大切にできるメリット
自宅で開業すれば、仕事中も子どもの気配を感じられますし、子どもがパパやママの働いている姿を見ることもできます。たとえ、開業間もない頃に、ほとんど無休でがむしゃらに働いていたとしても、子どもはパパやママが一生懸命な姿を見て、働くことの喜びや大切さを知ることができます。
夫婦が一緒に働けば、お互いに支え合うことで絆が深まり、休みの日は家族が仲よく過ごすことができるかもしれません。子どもとの時間が増えるとは限りませんが、家族が一致団結して店を盛り立てていこうという気持ちを共有できれば、忙しい中でも濃厚な親子の時間が過ごせるでしょう。
まとめ
とはいえ、朝が早く長時間労働のパン屋を続けるには、強いモチベーションが必要といえます。店のことだけでなく、子どものお世話もある子育て世代の開業には、夫婦間の連携も必要です。
資金計画も慎重にすることをおすすめします。子どもがいる場合は特に、自己資金を多く貯めたり、最初は自宅で開店するなどして、安全な経営ができるとよいですね。