共働き家庭の最適な働き方とは?育児と両立できる働き方をみつけよう
現在育休中、もしくは専業主婦でもうすぐ仕事を始めようと思っているママの中には、今後の働き方について悩んでいる方もいると思います。もしくは現在共働きであるけれど、働き方を変えたいと思っているママもいることでしょう。そこで今回は、共働き家庭の現状と傾向、働き方の形や選択肢などについてお話しします。
共働き家庭の現状と傾向を知ろう
共働き家庭は増えている!
数字で見ると、1980年には共働き家庭は約600万世帯であったのに対し、2016年には約1,129世帯にまで増えています。なぜでしょうか。
ママが専業主婦になるにはパパの年収が最低700万円は必要とされていますが、さらに子育てをするとなるともっとお金が必要になってきます。しかし、パパが仕事で得られる手取り金額は年々日本全体で減額してきており、パパの給料だけで家族を養うことが難しくなってきています。
さらに年金の減額や消費税の増税など将来のことを考えて、共働きを選ぶママも増えています。
共働きにはパパや同僚の協力が欠かせない
育児と家事に関しては、どのようにパパと分担できるのかを最初にしっかりと夫婦で話し合うことが大切です。専業主婦のときと同じようにはできないということを、パパに理解してもらうようにしましょう。
また職場では、子どもの保育園送迎に間に合うように勤務時間内で仕事をこなすこと、子どもが急病になった場合は早退欠勤する可能性があることなども理解してもらうようにしましょう。
その場合、遅れた分の仕事はママが時間に余裕のあるときに補うのか、同僚にサポートをお願いするのかなど、話し合うようにしたいですね。
共働き家庭を支えるサービスも増えている
近年では共働き家庭を支えるサービスも増えてきているので、積極的に利用したいですね。たとえば、仕事の関係で日によっては子どもの保育園送迎が難しい場合、地域のファミリーサポートサービスを利用するのも一案です。利用するには事前登録が必要なので、ママが仕事を始める前に登録しておきましょう。
平日溜まってしまった分の家事を週末に済ませるという家庭も多いと思いますが、子どもとお出かけしたい、できるだけ体を休ませたいというママやパパもいると思います。そんなときは家事代行サービスを利用するのもおすすめですよ。
共働きでの働き方はどのような形があるの?
時間に融通がききやすい「パート」
しかし2015年4月のパートタイム労働法改正により、一部条件を満たせば、賃金、福利厚生などの面において、正社員と同様の待遇を受けることができるようになりました。
条件にもよりますが、育休や産休の取得も可能なだけでなく、年金や保険などにも加入することができ、会社によってはボーナスもつくので、兼業主婦にとっては働きやすくなったようです。
また、パートは残業をする必要がないので、子育て中のママには働きやすいですね。
「フルタイム」なら安定した収入が得られる
さらに職種によっては昇級も期待でき、給与アップを目指すこともできます。キャリアアップなど、目標を持って仕事に取り組みたいママには励みになりますね。
「フルタイム」なら、雇用身分も安定しており、契約終了で次の仕事を探さなければという不安もなく、精神的な安定感を持つこともできます。家事育児との両立は大変になってしまいますが、パパや周囲のサポートを得ることができるのなら、「フルタイム」が一番高収入を得ることができます。
「時短勤務制度」を活用するのも方法
時短勤務を選ぶと、仕事の負担を減らしてもらえる場合もありますが、そうでない場合は今までフルタイムでこなしていた内容を短い時間で済ませなければならないので、効率よく仕事をこなさなければなりません。
しかし、子どもが大きくなってからフルタイムに戻ることも可能なので、一時的に就労時間を減らしたいというママにはぴったりの制度ともいえます。
子どもとの時間を増やす新たな選択肢も増加
企業が積極的に採用中の「リモートワーク」
職種によっては必ずしも会社に出勤しなくとも、同僚や上司とのメールやビデオ会議などで連絡を取りながら自宅勤務が可能なケースもあります。「リモートワーク」なら、通勤時間を節約することができますし、万が一子どもが急病でママが自宅にいなければいけない場合でも安心です。
子どもの保育園送迎時間ぎりぎりまで自宅で仕事を進めることができるので、時間を有意義に使うことができます。企業にとっても、机やいす、文房具といった社内の備品や社員への交通費の支給といった経費の節約にもつながります。