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子育てでお金の勉強を教えたい。メリットや楽しみながらできる勉強法

子育てでお金の勉強を教えたい。メリットや楽しみながらできる勉強法

一緒に買い物に行ってお金を渡してもらう

お買い物ごっこに慣れてきたら、実際にお店へ出かけてみましょう。お金の教育のためなので、子どものほしがるお菓子ではなく、家族のためのおかずや生活用品の購入がよいかもしれません。子どもに「今日はお買い物のお手伝いお願いね」と声をかけておきましょう。小さいお店や店内が混んでいない時間帯がおすすめです。

子どもには、レジでお金を渡すお手伝いをしてもらいましょう。商品に対するお金を自分で支払うことで、モノの価値がわかるようになってきます。同じ種類でも金額に幅があれば、値段が違う理由「産地の違い、鮮度の違い、量の違い」などを子どもと比べてみるとよいですね。

限りあるお金で、どの商品を購入するのがよいか考えられるようになってほしいですね。

お小遣い帳を書いてお金の出入りを勉強

おままごとや実際の買い物でお金の流れが理解できてきたと感じたら、使ったお金をノートにつけるよう声をかけてみましょう。普通のノートに記録しやすいように線を引いてもいいし、最近は100円ショップで子ども用のかわいいお小遣い帳が売られているので活用しましょう。好みの色や模様を選べば、楽しく続けられそうです。

最初はママのお手伝いで購入したものの値段を記録していても、書くことに慣れてくると、100円や200円ずつお小遣いをあげてみるのもよいですね。お小遣い帳があれば、使える金額が一目瞭然。少し高いものがほしいときにほかのものを我慢することも覚えられます。

お金の流れを記録することで、自分の気持ちもコントロールできるようになるでしょう。

お小遣いでお金の使い方を学ぶときの注意

慣れるまで小銭で渡すようにする

小さいうちはまだお札の価値を理解することが難しいです。お小遣いを渡すときはなるべく小銭から始めるようにしましょう。慣れてきたら少しづつまとまったお金にすると、理解しやすいですよ。

たとえば100円のお小遣いを渡すのであれば、100円玉1枚渡すよりも10円玉10枚から始めます。その方が、お金を使うと減るという現実を子どもが理解しやすいですよ。

10円玉が溜まってきたら100円玉に交換するのもよいですね。10円玉を10枚集めると100円になるという数字の感覚が身につくでしょう。

お金の感覚がきちんと身につくまでは、お札では渡さずに小銭で渡すことを心がけてくださいね。小さいうちにこの感覚をしっかりと身につければ、お金を大切にするようになりますよ。

お小遣いで買うもののルールを決める

お小遣い制を取り入れるのであれば、お小遣いで買うもののルールを決めるようにしましょう。お小遣いで買うものは、純粋に子どもが楽しめるものにし、衣類などの必需品はママが買うというように線引きしておくことも必要です。

ルールを決めたら、子どもがルール違反をしない限り、ママやパパがお金の使い道に口を出し過ぎないことも大切です。

親の目から見たら無駄な物であっても、子どもにとっては価値のある物かもしれません。せっかくお小遣いを貰っても、子どもが自由に買い物を楽しめないのであれば、「お金を貯めてほしいものを買う」というモチベーションも下がってしまいます。

ときには失敗しながら子どもが自力で学ぶのも必要です。

お小遣いの前借りや与え過ぎには気をつける

お小遣い制にするとよくあるのが、子どもが無計画にお金を使ってしまい、必要なときにお金がないというケースです。「どうしてもこれがほしいから、次回分のお小遣いを今ほしい」とねだられることもあるかもしれません。

しかし一度これを許してしまうと、「お小遣いが足りなくなったら前借りをする」という習慣が身についてしまいます。前借りには気をつけたいですね。

また、お小遣いの与え過ぎにも要注意です。ママやパパが気をつけていても、たまに会う祖父母にまとまった金額のお小遣いをもらうことがあるかもしれません。一度に大金を手にすると、子どもが無駄遣いをする可能性もあります。

祖父母からのお小遣いは誕生日のときだけにするなど、家族で話し合うようにしたいですね。

まとめ

子どもを連れて買い物や銀行へ行く機会があっても、「まだ小さいから」や「お金のことばかり気にする子になってほしくない」との思いで、どうやってお金のことを教えていけばよいかわからないと悩んでいるママもいるでしょう。

子どもがお金に興味を持ったら、否定して話をそらさないようにすることが大切。お金の教育ができるよいチャンスと考え、お金の流れを教えてみましょう。

お金の使い方や大切さだけでなく、お金に変えられないものがあることや、我慢する気持ちも伝えていきたいですね。
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