子どものお年玉相場はどれくらい?0~6歳までのお年玉にまつわる話
お正月は子どもにとって嬉しい「お年玉」があります。しかし、ママやパパからすると自分の子だけではなく、親戚や親しい友人のお子さまにも渡すことになるため「お年玉貧乏」になってしまうことも。そもそもお年玉の文化がなぜあるのか、小さな子どもにはいくらぐらい渡すものなのかなど、就学前の子どもを対象にしたお年玉にまつわる話をご紹介します。
お年玉の由来は?いつからあげるものなの?
子どもにお年玉を渡す意味
歳神様は鏡餅に依りつき、魂が宿った鏡餅が「御魂(みたま)」となり、それが「年魂(としだま)」となります。その「年魂」である鏡餅を家の家長が「御年魂(おとしだま)」としてみんなに分け与えられていたことがお年玉の由来です。
時の流れによりお餅がお金に変化し、「御年魂」=「お年玉」と今のような文化が形成されました。どうしても金額の大小の話になりがちですが、お年玉には立派な意味が込められていますね。子どもにも伝え残しておきたいお話です。
お正月を子どもと一緒により楽しむための記事はこちらが参考になります。
子どもと過ごすお正月、一緒に遊びながら楽しく過ごそう! - teniteo[テニテオ]
お正月やひな祭り、こどもの日などの行事は、子どもにとって季節を感じるものとしても大切なものです。今回は、子どもにまつわるお正月の風習と合わせて、子どもと楽しく過ごすための方法を紹介。年に一度しかない「お正月」、子どもと特別な時間を過ごしてみてください。
お年玉を渡す時に気をつけること
【お年玉のマナー】
・お札は新札を入れる
お年玉もご祝儀(結婚祝い・出産祝いなど)と同じように新札を包むことが一般的なマナーです。子どもに渡すとはいえ、管理するのは親なので失礼がないよう心掛けましょう。
・ぽち袋やお年玉袋には宛名を書く
お年玉はぽち袋やお年玉袋に入れて渡します。表側に渡す相手の名前、裏に渡す人の名前を書くのが一般的ですが、袋によっては裏側に両方書くケースもあります。
【渡す相手への注意点】
基本的にお年玉は目上の人が新年のお祝いとして渡すものとされるため、会社の上司のお子さまに渡すのは失礼にあたります。気になさる方もいるかもしれませんので注意しておきましょう。
赤ちゃんにもお年玉は必要?
実は明確に何歳から何歳まであげるというのは決まってなく、家族の風習に依存することになります。代々赤ちゃんにもお年玉をあげる家族もあれば、ものごころがつき始める2~3歳からあげる家族もあり様々です。
特に風習がない場合は一つの指標として、出産祝いを贈った場合は渡さずに、贈っていない場合は出産祝いも込めて渡している方が多いようです。
また、自分の子どもが0歳の時にお年玉をもらった場合は、相手の子どもが産まれた年には渡すようにするのも礼儀です。
0~6歳までの子どものお年玉相場
【0~2歳】500円~1,000円、代わり物でもOK
とはいえ、代わり物を選ぶのは悩みますよね。年齢で考えた場合、まだお菓子を食べられない0~1歳はおもちゃ、2歳はお菓子の方が喜ばれる傾向にあります。
友人ママの話では、おもちゃはぬいぐるみやポシェットなど、お菓子はたまごぽーろやクッキーの詰め合せが気軽で良かったそうです。この年頃は現金よりも実用的な代わり物の方が、わざわざ選んでくれたんだ!と嬉しい気持ちになるそうです。
0~2歳の相場は1,000円が平均的で、多くても3,000円ぐらい。あまり大きな金額は逆に相手の負担になるので控えましょう。
【3~4歳】1,000円~2,000円
また、3歳になりたての子と4歳の後半の子では全くお金に対する認識に差が出てきます。3歳の子は、お金よりも物の方が喜ばしく、絵本やお菓子などの代わり物、もしくはお金とお菓子のセットをあげても良いです。
4歳の子はお金の意味を少しずつ理解してきている時期なので、500円玉、100円玉、10円玉などお金の種類を多く混ぜておくと、嬉しいものをもらった感が増して喜ばれます。
【5~6歳】2,000円~5,000円
もちろん、就学前までは代わり物でも問題ありません。おもちゃも年齢に合わせて価格も上がってくるので、好きなおもちゃを買ってあげるのも良いですね。男の子はゲームやラジコン、女の子はお人形さんやおもちゃカメラなど、自分で動かすことができるおもちゃが人気を集めています。
この頃から金額も増えてくるため、現金を渡す場合はお年玉のマナーも本格的に取り入れる時期になります。子どもに渡すと同時に相手の親にも渡すということを理解しておきましょう。